富士通の激安タブレット「ARROWS Tab Q508/SE」レビュー

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 2023年のゴールデンウィークに、Windows タブレットがイオシスにて激安で販売されていました。それが富士通の「ARROWS Tab Q508/SE」というタブレットです。

 タブレットの性能は CPU が Atom x7-Z8700 1.6GHz、メモリが4GB、ストレージが eMMC 128GB、OS が Windows 10 Home という仕様です。性能は正直かなり低いといえます。それでも、スペックを理解して購入する方には適切に運用できるはずです。

 このタブレットはもともと文教モデルとして開発販売されていたモデルで、学校で使用されていたと思われるタブレットがおそらくリプレイスの関係で中古市場に超大量に出回ってきたものと思われます。新品は一般には販売されていないモデルのようですが、これと同じ中古タブレットは過去にも何度か大量に販売されています。

 今回はタブレットがひとつ欲しかったということと、Windows タブレットを自分で保有したことがなかったということもあり、性能は大したことがないということを理解した上で試しに購入してみることにしました。代金は本体6,980円+送料640円の7,620円でした。

 結論から言って、このタブレットは使用目的が明確でなく単に安いから購入してみようという方にはまったくもって不要です。一方、スペックを理解していて用途がはっきりしているという方は「買い」です! それなりに遊べます。

 販売は既に終了しています。→販売店の情報を追記しました。

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富士通の激安 Windows 10 タブレット「ARROWS Tab Q508/SE」

「ARROWS Tab Q508/SE」セール

 2023年6月30日現在、富士通の「ARROWS Tab Q508/SE」はイオシス各店にて税込み6,980円で販売されています

 なお、イオシス公式サイトの通販でも購入できますが送料が別に掛かります。こちらのページから店舗ごとの在庫も確認できます

 この中古タブレットは注文が殺到して販売が一時的に停止されていましたが、2023年6月末に残りの在庫1,500台分が販売再開されています

 在庫は6月30日17時30分頃の時点で残り約1,300台、19時30分頃の時点で残り約1,250台、7月1日12時30分頃の時点で残り約1050台、7月2日20時頃の時点で残り約700台、そして7月5日19時頃の時点で残り約500台、7月9日13時頃の時点で残り約270台、7月13日23時頃の時点で残り約200台というようにじわじわと減っています。欲しい方は急ぎましょう!!

【2023年8月4日追記】

 同じもの(仕様は要確認)がPCコンフルで5,800円で販売されています。以下のツイートの写真左上です。

 なお、性能の低いモデルならもっと安いものも出回っているようです。「ARROWS Tab Q555」が3,500円から販売されています。詳細は以下のツイートを参照してください。

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イオシスの配送と梱包

 イオシスは中古のスマホやパソコンを販売している有名なお店です。店舗は秋葉原や日本橋にあります。

 こちらの「ARROWS Tab Q508/SE」という中古のタブレットがイオシス各店に大量入荷していました。タブレットの使用目的はそこまで明確ではなかったのですが、気軽に使えるタブレットを探していたということもあって、試しに購入してみることにしました。

 ネットショップでの購入は注文後に自動返信メールが来て、その後に在庫確認のメールが来るというものです。こちらのタブレットは注文が殺到していたということもあって、注文後から2週間以上経って発送メールが届いた後に配送されました。

 注文時は配送日が選べたので数日後を指定したのですが、「入荷次第順次の発送」という但し書きがメール本文に記載されていたこともあってか、タブレットは指定日に届きませんでした。それはそれで仕方がないのですが、それなら最初から配送日を指定できないように設定しておけばいいのにという思いもあります。また、2週間以上何も連絡がなかったのでそろそろ問い合わせようかと思っていたところに発送の連絡が来たという経緯があります。

イオシスの配送

 製品は袋に伝票が貼付された状態で届きました。配送はクロネコヤマトでした。

 外の梱包を見てやや不安でしたが、中身はしっかりと梱包されていたのでまったく問題ありませんでした。

 同じ時期に購入した方のレビューを見ると、段ボール箱に梱包材もたくさん入った状態で届いたようですが、こちらの場合はそこまで厳重ではありませんでした。

電子機器の梱包

 本体と付属品は気泡緩衝材で丁寧に梱包されています。外側の緩衝材を外すと本体も付属品も個別の袋に入っていました。本体はさらに緩衝材で包まれていました。

 イオシスは中古スマホや中古PCの店頭販売と通販を生業にしているだけあって、製品がきちんと梱包されているようです。スマホやタブレットは安心して購入することができるという印象を受けました。

本体と付属品

 「ARROWS Tab Q508/SE」の同梱物は、タブレット本体、本体充電用のACアダプター&メガネケーブル、拡張クレードル(スタンド)、クレードル用のACアダプター&メガネケーブルです。

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「ARROWS Tab Q508/SE」のデザイン

ARROWS Tab Q508/SE

 富士通の「ARROWS Tab Q508/SE」は文教用ということもあって、机の上で使いやすいようなサイズと形状にデザインされています。本体のサイズは 263.4mm × 169.1mm × 11.3mm、重量は約580g です。

 四隅にはゴム脚のような滑りにくい素材が付いています。また、タブレットは机の上から落としても壊れないように頑丈な作りになっています。MIL-STD-810G規格の試験をクリアしています。本体は防塵防水で、防水性能はIPX4相当です。

 タブレットの背面には型番等の情報が記載されています。このタブレットの詳細は富士通の公式サイトの製品ページから確認することができます。

 古い製品のページを残しておいてくれてるメーカーはとても良心的です。メーカーによっては製品ページが5年程度で消えてしまうところもあります。そういうのは本当にやめて欲しいですね。

Atom(1.6GHz)/4GB/128GB eMMC/Win10Home

 画面は10.1型かつWUXGA(1920×1200)が採用されています。液晶は IPS Alpha 液晶であり非光沢(アンチグレア)です。

 フルHD(1920×1080)という最悪な解像度ではないというところが素晴らしいといえます。ディスプレイの見やすさや作業性を理解した人物が設計しているといえます。

 内蔵カメラはフロントが有効画素数約200万画素、リアが約800万画素でモバイルライト付きとなっています。センサーは加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー、ジャイロセンサーが搭載されています。

富士通のタブレット本体の傷
保護フィルムフィルム上の傷

 こちらのタブレットは「中古Cランク」という位置づけのため目立つ傷や付属品の欠品などがあるものになります。ネット上では傷一つない綺麗なものが届いたという報告もあるようですが、そうでない場合も当然あると思ってください。

 到着後にタブレットの外観をくまなくチェックしましたが、使用に困るような損壊はありませんでした。内容を理解した上で購入しているので不満はまったくありませんが、小傷等が至るところにあります。また、背面カバーはややペコペコしているため、本体を何度か落下させたことがあると思われます。全体的に使用感がかなりあると感じました。

 内側のカメラを見る限り、ディスプレイの表面にはおそらく保護フィルムが貼り付けられているものと思われます(そう見えるだけかもしれません)。細かな傷はフィルムを剥がせばマシになるとは思いますが、実際のところはやっていないのでどうなるかは分かりません。

スタイラスペン収納部

 本体の右側面には「スライタスペン(タッチペン)」を収納するスロットと、ショルダーストラップ(またはペンひも)を付けるための穴があります。

 ただし、スタイラスペンは欠品です。それはイオシスの販売ページにも明記されています。ペンがどうしても必要な場合はダイソーやセリアでも手に入りますが、市販のものは直径が太くて本体内部に収納することができません。通常の画面操作は指でも十分です。

外部接続端子

 本体の左側面には拡張端子が配置されています。上(写真左側)からストラップの穴、φ3.5mmステレオ・ミニジャック(イヤホン/ヘッドホン兼用端子)、micro SD カードスロット・nano SIM カードスロット、USB3.0、USB3.1 Type-C (USB-C)、充電LED、DC-INがあります。

 拡張端子類はひじょうに豊富でネットの閲覧や YouTube の視聴などの一般的な使用場面であれば困ることはまずありません。

電源・ボリューム端子

 タブレットの上部には右から電源ボタン、ボリュームボタン、ショートカットボタンがあります。

 電源ボタンは色が違う上に少し奥まったところにあるので誤って操作することはないと思います。

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「ARROWS Tab Q508/SE」の拡張クレードル

クレードル

 拡張端子の付いたクレードルが付属しています。専用設計のクレードルは両脇のツメで本体とがっちりと連結され固定されます。

タブレット装着格納時

 タブレットを取り外す時は左のボタンを押し下げます。取り付け時はタブレット本体をそのまま押し込むだけです。

タブレットの角度

 タブレットはやや傾斜がつくようになっていますが、この角度を変えることはできません。

USB端子

 クレードルの右側面にはUSB端子が2ポートあります。

ACアダプター用の端子

 クレードルの左側面にはACアダプターの差し込み口があります。

外部接続端子

 クレードルの背面には右奥(写真左側)から USB、VGA、HDMI、LAN、セキュリティロックが備わっています。

 この機種はタブレットにもかかわらず、拡張クレードルがあることによって VGA や 有線LAN にも接続できます。これらの端子はほとんどの方にとっては不要ですが、もしかするとニッチな需要があるのかもしれません。学校だと機材が古くて VGA にしか対応していなかったり、ネットも Wi-Fi を導入せずに有線LANのみだったりといったことが十分に考えられます。

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充電用のACアダプター

ACアダプターACアダプターの型番

 こちらはタブレット本体に接続するためのACアダプターです。

ACアダプターACアダプターの型番

 そして、こちらは拡張クレードルに接続するためのACアダプターです。

ACアダプターのサイズ比較

 拡張クレードル用のACアダプターはかなり大きいです。本体用のACアダプターも毎回持ち運ぶのはかなり面倒かもしれません。

 ACアダプターはひとつにまとめたらよいのにとも思いましたが、拡張クレードルをデスクに常設して、本体をアダプターとともに携行するといった使い方も想定されます。

 本体の充電時間は約4.0時間です。新品時のバッテリー駆動時間は約12.0時間のようですが、中古品の連続駆動時間は個体ごとにまちまちです。

 入手した個体はバッテリーの状態も良好で、充電せず長時間使えるものでした。駆動時間が長いものはアタリといえます。バッテリー残量は右下の表示またはバッテリーレポートで確認できます。後者のほうが正確です。

ACアダプターの接続充電中のランプ

 拡張クレードルにACアダプターを差し込んで本体を充電してみました。本体の充電時は拡張クレードルの青色LEDが光るほか、タブレット左側面のLEDもオレンジ色に光ります。

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「ARROWS Tab Q508/SE」の使用感

タブレットの電源オン

 電源を入れると「FUJITSU」のロゴが表示されます。

 性能が性能ですから起動にやや時間が掛かるように感じます。それでも同性能のHDD搭載PCより(当たり前ですが)高速に起動します。

 ストレージは SanDisk の「DF4128」という 128GB の eMMC です。OS 上では 115GB 中 22.9GB が使用中で 92.8GB が空きと表示されています。これは Webブラウザ(Firefox)を導入して OS を最新の状態にしたものです。

Windows10起動時の画面

 ユーザー名は「user」に設定されているようです。これは後から変更できます。

 OS は Windows 10 Home がインストールされています。この「ARROWS Tab Q508/SE」は Windows 11 に対応していません。Windows 11 を無理矢理入れることもできますがおすすめはしません。

 購入後は Windows アップデートを実行して OS を最新の状態にしてください。アップデートはそれなりに時間を要します。本体はできることなら Wi-Fi ルーターの近くに置いておきます。

 アップデートが終了したら、回復ドライブを作成します。こちらは早い段階で作成しておくことを推奨いたします。この機種に関しては16GB以上のUSBメモリが必要です。

 回復ドライブの作成には相当な時間がかかりますので余裕のあるときに実行してください。7時間以上は軽くかかると思ってください。プログレスバーがなかなか進みません! アップデートと合せると一日を費やすことになります。なお、回復ドライブの作成手順は下記のページをご覧ください。

回復ドライブの作成(Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11)
新しいパソコンを購入したら新品でも中古でもUSBフラッシュドライブに回復ドライブを作成しておくと安心です。ここでは回復ドライブの作成手順を簡潔にまとめています。

Windows10

 お馴染みの Windows 10 のデスクトップ画面が表示されました。Windows タブレットは一般的な Windows ノートパソコンと同じように扱うことができます。

 本体を回転させると画面も回転します。そのため、向きを気にせず使用できます。ただし、向きを変えた後に元に戻すと、ウィンドウの配置とサイズが変更された状態になります。

スタートメニュー

 タッチパネルの画面は指やスタイラスペンで操作できます。スタイラスペンは品質にもよるとは思いますが、指のほうが100均のペンよりうまく反応しました。

 文字入力は、外部キーボードを接続する、スマホのように入力する、スクリーンキーボードを使って入力するという三つの方法があります。パソコン初心者は設定に戸惑うかもしれません。キーボードの詳細設定は以下のページをご覧ください。

Windows タブレットにキーボードを追加する方法
Windows タブレットの「ARROWS Tab Q508/SE」を例にソフトウェアキーボードと物理キーボードの追加設定を紹介しています。

 USBポートにキーボードやマウスを接続して使用することもできます。これらのデバイスは有線でも無線でも使用できます。USB端子を差し込むだけです。他にBluetooth機器を接続して使用することも可能です。今まで使用してた機器がほとんどの場合にそのまま使えます。これが Windows タブレットの良さともいえます。

エレコムの「無線キーボード(TK-FDM105TXBK)」
フルサイズのキーボードを、テンキーレスのコンパクトなキーボードに置き換えました。エレコムの無線キーボードは驚くほど安い価格設定にもかかわらず、必要な機能が揃っているという魅力があります。

 Windows のタブレットは日頃から Windows PC を使用している方にとっては操作が簡単で新しいことを覚える必要もありません。そういった意味ではタブレット初心者にもおすすめできます。

タブレットの詳細情報

 ゲームは性能的に難しいですが、キッチンで動画や音楽を流したり、部屋で映画やドラマを観たり、ガレージで車やバイクをメンテしながら調べものをしたり、店頭で宣伝やプロモーションビデオを流したり、いくらでも使いどころを見出せると思います。富士通の Arrows Tab が 6,980円という価格はお買い得といえます。これは OS の値段よりも遥かに安いです。

 しかも、画面は IPS 液晶ということもあってそれなりに綺麗です。解像度はWUXGA(1920×1200)が採用されており視認性と作業性に優れています。富士通の Windows タブレット「ARROWS Tab Q508/SE」は防水防塵である上に頑丈で少々乱雑に扱っても壊れにくいという点に魅力を感じます。そういう点からも、このタブレットはお子さんの家庭学習用としても最適です。

 難点はずっと手に持って操作するのは重すぎて無理というところでしょうか。机に置いて使用することが前提になります。

 最新ゲームや動画編集が主目的という方は高価なタブレットを選んでください。安価な Windows タブレットを探しているという方には本当におすすめできます。

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