スマホやパソコンの充電環境を見直して、古い充電器等をリプレイスすることにしました。端末や周辺機器を USB Type-C 対応にしていきます。
2023年9月22日(金)に発売されたばかりの iPhone 15 シリーズも USB-C による充電が可能になりました。これをきっかけに iPhone 15 / 15 Plus、iPhone 15 Pro / Pro Max に機種変更した方もいるはずです。
もう複数のケーブルを持ち歩く必要はありません! USB-C ケーブル1本あれば iPhone も Android もノートパソコンもすべて充電&データ転送が可能です!!
しかし、未だに古い充電器を使い回している方もいます。そういう方は、USB-C ケーブルと一緒に高性能な充電器を購入するだけで、毎日の充電生活が驚くほど快適になります。せっかく新しい iPhone 15 シリーズを手にしても、充電器が古いままでは宝の持ち腐れになってしまいます。
iPhone 15 シリーズに急速充電を行うためには、USB PD & 20W以上に対応した充電器と USB-C ケーブルを用意する必要があります。
このページでは、Anker「Nano II 65W」という小型の急速充電器を紹介しています。これは携帯性に優れていることもあって、通勤通学時はもちろん、買い物や旅行などのお出かけの際にも重宝しそうです。この充電器は iPhone 15 シリーズの充電にも最適です。
また、この充電器は最大 65W の充電に対応しているため、PD(パワーデリバリー)に対応した一部のノートパソコンへの給電も可能です。これはスマホの充電器と共用できるのです。もうノートPC 用の大きな AC アダプターを持ち出さなくてもよくなります。
カバンに入れておきたい! 小型かつ高性能の急速充電器!
Anker「Nano II 65W」
Anker「Nano II 65W」は USB Type-C ポートをひとつだけ搭載した小型の急速充電器です。この充電器は Anker 独自技術の Anker GaN II を採用しており、従来のモデルから約60%の小型化が図られています。
USB-C が1ポートという割り切った構成ですが、65W 給電に対応しているため、PD に対応したノートPC にも使用することができます。また、これは MacBook にも Windows PC にも対応しています。この充電器と USB-C ケーブルをカバンに入れておけばスマホもタブレットもノートパソコンも必要に応じて充電できます。
パッケージには本体と簡易説明書が入っています。
「Nano II 65W」の デザイン
正面はガンメタルのようなカラーで、「Anker」のロゴと USB-C ポートがあります。ポートはひとつしかありませんが、ノートPC の充電も可能です。
この充電器は小さいながらも、ずっしりとした重みを感じます。
側面のカラーは真っ黒というよりは濃い灰色です。ブラック以外にホワイトがラインナップされています。
側面の一方には「Nano II 65W」という文言があります。反対側は無地です。
本体はマットな質感のため、カバンに無造作に放り込むと傷だらけになりそうです。
折りたたみ式のプラグ
プラグは折りたたみ式になっていて、携帯時も邪魔になりません。
プラグはしっかりした作りで、やや力を入れて引き起こす必要があります。
開閉と抜き挿しを何度も繰り返した感触として、壊れそうな気配はまったくありません。
本体は小型で1ポートしかないため、壁コンセントにもしっかり差し込め、USB-C ケーブルを差し込んでも当然のことながら垂れてくることは一切ありません。
「Nano II 65W」のサイズ感
本体は一般的なボールペン/三色ボールペンと比較しても小さいことがうかがえます。
これまで使用していた 同社の「PowerPort Speed 4(43.5W)」という急速充電器と比べてみました。こちらは USB Type-A が4ポート搭載されているモデルです。
充電器を職場や学校へ持ち出すことを考えた場合、高性能の1ポート搭載モデルでも十分と思われます。充電器は小型のほうが外出時に重宝します。
一方、長期的な出張、旅行、合宿などの際は、持ち出すデバイスの数と種類に応じてポート数の多い製品と使い分けることで利便性がより高まりそうです。
同じく Anker の「735 Charger(GaNPrime 65W)」と比較してみました。これらの急速充電器を両方持っていると自宅用と外出用として使い分けられて重宝します。
ケーブルの差し込みと電源タップへの差し込み
こちらが USB Type-C ケーブルを差し込んだ状態です。
側面から見るとそのコンパクトさがよく分かります。コンセントに差し込んでも邪魔になりません。2口コンセントであれば隣接するコンセントも(普通のプラグであれば)難なく使用できます。
ただし、3口コンセントは隣接する差し込み口が使用できなくなります。つまり、この充電器を3口コンセントの真ん中に差してしまうと上下の差し込み口が使用不可になります。
「Nano II 65W」を電源タップに差し込んでみました。隣接するプラグがコンパクトなものであれば問題なく差し込むことができるようです。そういうところも考えて作られているのでしょう。
充電していると暖かくはなりますが、熱々になるということは今のところないようです。
ノートPC の持ち出しは「Nano II 65W」と適当な長さの USB Type-C ケーブルだけ済みそうです。ノートPC を卓上のみで使用・充電する場合は USB Type-C ケーブルも 90cm でOKですが、足元のコンセントから余裕をもたせて延長する場合は 180cm を携行する必要があります。
それでも、AC アダプターを持ち出す必要がなくなったということは大きなメリットといえそうです。なお、45W の PD に対応した ThinkPad X280 は問題なく使用・充電できることを確認いたしました。これは素晴らしいです!!
Anker「Nano II 65W」があれば日々の外出における充電で困ることはなさそうです。