スマートフォンのストレージ容量は、ゲームなどのアプリをたくさん入れたり、写真や動画をたくさん撮影したりすることで瞬く間に足りなくなってしまいます。最近ではSNSにアップするための動画をたくさん撮影しているという方も少なくありません。
そんなときにポータブルSSDがあればその場で写真や動画を移動させて空き容量を確保することが可能です。容量の大きなポータブルSSDがひとつあれば、海外旅行や卒業旅行でも写真や動画が撮り放題になってとても便利になります。
ポータブルSSDは小型軽量で持ち運びが容易な上に、パソコンを持っていなくてもスマホだけで利用できるという特徴があります。
スマホの容量不足はポータブルSSDで乗り切ろう!
iPhone や Android スマホの容量が足りない!
ストレージ容量の多いスマホは少ないものに比べて高価です。容量が 512GB や 1TB もある iPhone 16 Pro Max などの高級機種は20万円を軽く越えていて気軽に買うことはできません!!
また、安価な Android スマホでは容量が最低限の 64GB しかないということも一般的です。しかし、その程度の容量では写真や動画を撮影すると容量がすぐに減ってしまいます。
海外旅行や卒業旅行などに行った際には、写真や動画をたくさん撮って容量不足になってしまい、容量の大きなアプリを削除したり、前に撮影したデータを泣く泣く消去したりしなければいけなくなってしまうことさえあります。
そんなときにポータブルSSDを持っているとその場でデータを移して、大事な写真や動画を別に保管することができます。とりあえずまとめて保存しておけば、写真や動画の選別作業は家に帰ってから暇な時にじっくり行うことができます。
大容量のデータはスマホからポータブルSSDに移して保管しましょう。それだけで容量不足の問題は解消できます。
おすすめのポータブルSSDはこれだ!
ポータブルSSDはいろいろなメーカーから発売されています。ポータブルSSDを購入する時のポイントは、スマホに直接挿し込んで利用できる製品を選ぶことと、パソコンのUSB端子にも挿し込めるようになっている製品を選ぶことにあります。
おすすめのポータブルSSDは、Transcend(トランセンド)の「Portable SSD ESD310(TS1TESD310C-E)」です。容量のラインナップがいくつかありますが、動画をよく撮る場合は1TB 以上を選んでおくと安心です。
こちらのポータブルSSDは容量を問わず、従来のUSBメモリとほぼ同じ大きさと形状であり、USB Type-C 端子と USB Type-A 端子の両方を備えています。
そのため、スマホに挿して写真や動画を移した後に、パソコンにデータを再び移して保管したり、パソコンの外部ストレージとしてそのまま写真を編集したりすることができます。これがひとつあるだけでスマホ活用の幅が広がることは間違いありません。
Transcend(トランセンド)というメーカーをご存じない方もいらっしゃると思いますが、記録メディア等を製造している老舗メーカーであり、昔からパソコンを触っている人であれば誰でも知っているような有名メーカーのひとつなので安心です。
このようなポータブルSSDは家電量販店でも手に入りますが、Amazon などのネット通販を利用したほうが圧倒的に安く手に入ります。ただし、価格は日々変動するので時々チェックする必要があります。セールが実施されている期間中はセール対象商品になっていることが多いです。そういうときが買い時です。
ポータブルSSDの同梱物一覧
ポータブルSSD等の記録メディアの同梱物は、大体どこのメーカーでも本体と簡易説明書だけになっています。
なお、こういう製品をネット通販で単品購入すると袋に入って届くことがありますが、中身が潰れないように紙箱とプラケースに封入されているので安心です。
USB Type-A と USB Type-C 両対応の製品が便利!
最近のスマホは端子が USB Type-C になっているので、USB Type-C 端子が付いていることが必須となります。
パソコンにデータを移すことを考えると USB Type-A 端子もあると便利です。デクトップパソコンでは USB Type-C 端子が背面にしかないものもありますし、古いものは USB Type-A 端子しか付いていないこともあります。
とはいえ、最近のノートパソコンであれば、いずれのパソコンにも USB Type-C 端子が搭載されているので USB Type-C さえあれば通常は困らないでしょう。
最近のポータブルSSDは本体サイズが小さい!
ポータブルSSDが出回り始めた頃はサイズもやや大きかったのですが、今では従来のUSBメモリと同程度のサイズの製品が数多く販売されています。
ポケットやペンケースに入れて持ち運ぶことも容易です。そのかわり紛失しないように気をつけなければいけません。
スマホケースを付けたままで使えることが重要!
ポータブルSSDはスマホケースを装着した状態で使えることが重要です。このページで紹介している「Portable SSD ESD310(TS1TESD310C-E)」は、スマホケースを装着した iPhone 15 Pro に挿し込んで利用できることを確認しています。
一般的なTPU(熱可塑性ポリウレタン)のソフトケース数点でそのまま利用できることを確認しました。ダイソーなどの100均でよく見かけるペラペラのソフトケースであればほぼ使えるのではないでしょうか。
以下のようなケースでは問題なく利用できると思います。
一方、分厚くてごつごつしたケースでは、ケースを付けたままでは挿し込めない可能性があります。また、端子の部分が狭くて USB Type-C 端子が挿し込めない場合は、ケースをリーマーやドリルで拡張して利用するといった工夫が必要です。
手帳型ケースやハードケースであっても、縁の部分が薄くて端子部がある程度開いているものであればケースを付けたままポータブルSSDを利用できる可能性が高いです。
ポータブルSSDをうまく活用しよう!
このようなポータブルSSDをひとつ持っているだけでもスマホの運用がすこぶる快適になります。オンラインストレージは高速 Wi-Fi に繋がっていることが必須になりますので、旅行先ではポータブルSSDのほうが利便性が高いといえます。
ポータブルSSDを活用する際には注意点がいくつかあります。重要な点を3つ紹介しておきます。
1)ポータブルSSDをスマホに装着するとデータをやり取りしていなくても発熱して熱くなることがあります。気温の高い東南アジアの屋外等ではデータのやり取りが発熱で止まってしまう恐れがありますので冷房の効いた屋内で利用する必要があります。
2)データ転送中にポータブルSSDを動かしたり衝撃を与えたりするとデータ転送が失敗することがあります。データ転送中はそっとしておかなければなりません。
3)写真や動画などのデータをポータブルSSDに転送する作業には、スマホ本体側の操作も必要になります。データを転送するための手順を予め確認しておく必要があります。
ポータブルSSDの利用は、写真や動画をたくさん撮る方には特にオススメですのでぜひお試しください。ポータブルSSDを持っているだけで容量を気にすることなく自由に撮影することができます!