ワークマンプラスに行ったときに激安980円の「ストレッチヤッケ」を試しに購入してみました。
しばらく前から夏場に気軽に羽織れる薄手の上着を探していていました。このアウターは作業時に羽織るようなものであるため生地がペラペラですが、ウォーキング、犬の散歩、コンビニへのお買い物、DIY、自転車通勤/通学などの際に気軽に羽織ることができます。生地が薄いので適当に丸めてカバンに収納可能です。
生地には撥水加工が施されており多少の水滴は問題なく弾いてくれます。突然の雨でも一時的に難を逃れることができます。こういうものがひとつあると重宝しそうです。
ワークマンプラスのパンツのレビューは以下のページをご覧ください。
ワークマンのアウターには安くて使えるものがある!
ワークマン「リペアテック 前開きストレッチヤッケ」
こちらのヤッケはワークマンの「リペアテック 前開きストレッチヤッケ(公式サイトの製品ページ)」という製品です。お値段はなんと驚きの980円です。
カラーは「モクグレー」、サイズは「M」を選択しました。「モク」は「杢(もく)」のことで木目のようなザラザラとした柄が薄らと入っているものになります。
ワークマンの製品は「杢」の入ったデザインのものがたくさんありますが、細かい柄は普通に着用している分にはまったく分かりません。
こちらの製品は980円という低価格ながら「撥水加工(WATER REPELLENT)」「ストレッチ素材(STRETCH)」「防風(WIND PROOF)」「3D形状(3D CUT)」という4機能が備わっています。
製品目に含まれている「REPAIR TECH」はセルフリペアー素材を採用しており、針で刺したような小さな穴が空いても目立たなくするような加工が施されているということのようです。
サイズはMから3Lまでラインナップされています。胸囲と身長を確認してから適切なサイズを選んでください。中に色々着る場合はワンサイズ大きめを選ぶのもアリだと思います。購入した店舗では1点だけ見本が展示されていました。
こちらの製品は撥水加工が施されているものの、防水(レインウェア)ではありませんという但し書きがあります。
ヤッケはジップロックのような袋に綺麗に折りたたまれて入っています。家で試着した後に袋に戻そう思ったら元どおりに入りませんでした。それでも、適当に折りたたんでくるっと丸めることでカバンの隙間に入れることが可能です。
ヤッケ(Jacke)は上着(ジャケット)を意味するドイツ語です。日本ではヤッケと言えば作業時の羽織り物として定着しています。
こちらは「モクグレー」の生地を拡大したものです。こちらはブラックに近いグレーになります。杢が入っているものは濃い色と薄い色が混ざり合うような色味になります。柄は遠くから見るとまったく分かりません。
カラーは「モクグレー」「モクブルー」「モクイエロー」「ブラック」がラインナップされています。「ブラック」だけは杢が入っていません。
カラーは「ブラック」と迷った末に「モクグレー」にしましたが、その理由は「ブラック」にするとゴミ袋を被っているように見えてしまうかもという懸念があったからです。笑 それでも結果として「モクグレー」を選んで正解でした。
「モクグレー」の色味は上の写真を参考にしてください。これが本当の色に近いです。
ヤッケの全体像
フード付きのウィンドブレーカーのようにも見えますが、生地はペラペラで高級感はまったくありません。しかし、シンプルなデザインであるため誰でも気軽に着用できます。
ヤッケはそもそも農業、漁業、建設現場、DIYなどの各種作業の際に羽織るようなもののため、カジュアルなアウターとはまったく用途も質感も異なります。生地は擦れるとカサカサと音が鳴るタイプです。ヤッケはそういうことを理解している人が選ぶ製品になります。
フードが付いています。ヤッケを着用してジッパーを完全に閉めた状態ではフードが被れません。ジッパーを少し開いてから被るかたちになります。
ジッパーの開閉は比較的スムーズですが、生地がペラペラなので噛まないように注意が必要かもしれません。
裏側はライトグレーになっています。
袖口のデザイン
袖は先端が絞られています。調節はできません。
上の写真も実際の色味に近いものになります。
ジッパーと裾の部分
こちらはジッパーの部分です。低価格ですが作りに問題はみられません。
裾の部分 | 裾の内側 |
裾の絞りはありませんが、サイズが合っていれば特に問題ないでしょう。
生地と縫製について
ヤッケを広げて透かした状態です。部屋の灯りが生地越しに見えることからも生地の薄さがお分かりいただけると思います。裏地はありません。これは本当にペラペラの生地です。
しかし、生地はストレッチ素材を採用していることもあって、やや柔軟性があります。生地を引っ張ったらすぐに破れるといったものではありません。
縫製は確認した限りでは特に問題ありませんでした。
前面の左右にあるポケット
ポケットは前面の左右にあります。この二つ以外にポケットはありません。一般的なアウターと同様にポケットに手を突っ込んで歩くことができます。
ジッパーはカバーで隠れています。写真は撮影のためにカバーを捲っています。
ポケットの内側も外とまったく同じ生地です。ジッパーは生地をやや抑えておくとスムーズに開閉できます。
撥水加工の性能
このヤッケには撥水加工が施されています。水を振りかけて見ても染み込む気配はありませんでした。
この状態で数分間放置していても変化は特にありませんでした。ハンカチやティッシュで拭うと綺麗になります。生地に染み込んだ痕跡もありません。
ちょっとした雨に遭遇しても一時的に耐えることはできそうです。とはいえ、これはレインウェアではありませんので、雨天時の使用がメインであれば別にレインウェアを用意したほうが良いことは言うまでもありません。
ワークマンの「ストレッチヤッケ」は980円という低価格にもかかわらず、撥水加工が施されており、多少の風も防ぐことが可能です。ヤッケの下に色々と着る場合はワンサイズ大きめがよいかもしれません。反対に夏場の着用であればぴったりサイズがよいと思います。
こちらのヤッケはワークマン公式サイトのレビューでも評価が高くてかなりの好評を得ていることが分かります。この製品は決して上等なものではありませんが、ウォーキングや犬の散歩、DIYや軽作業では重宝しそうです。車に常備しておくのも良いかもしれません。生地が薄いので夏場でも着用できます。