2022年、第二種電気工事士の試験を受験しました(試験は合格しました)。この試験は筆記試験と技能試験の二回の試験に分かれています。技能試験は筆記試験の合格者のみが受験できるようになっています。
そこでは、候補問題となっている回路を時間内に作成することになりますが、その際に数種類の工具を使用します。それらの工具を収納するために、フジ矢の布製工具ケースを用意しました。技能試験ではその工具ケースが想像以上に役に立ってくれました。これは本当におすすめです。
フジ矢の「ヒッポケース(Mサイズ)」は電気工事士試験の工具の収納に最適です
フジ矢「ヒッポケース(Mサイズ・アイスグレー)」
フジ矢のヒッポケースは、第二種電気工事士の技能試験で使用する指定工具を余裕をもって収納することができます。質感も良くてお値段もお手頃です。購入時の価格は1,645円でした。
このシリーズは大型ホームセンターの工具売り場に陳列されていることもあります。関西ならホームセンターコーナンに置いてありました。
布製工具ケースは金属製工具ケースと違って、壁にぶつけても傷付きにくいことから家庭内で安心して使うことができます。
工具を収納するほかに、ゲーム機や趣味の品を収納するといった使い方もあるようです。工夫次第で使い方が広がりそうです。
サイズは、Mサイズ(280×100×100)、Lサイズ(340×130×130)、2Lサイズ(420×160×160)の三種類があります。Mサイズは第一種・第二種電気工事士試験の技能試験で使用する指定工具を収めるのに最適です。
カラーは、アイスグレー、ライトグリーン、べージュとありますが、実際にはアイスグレーしか選ぶことができませんでした。
フジ矢「ヒッポケース」のデザイン
このケースは長方形の形状をしたシンプルデザインです。アイスグレーというカラーは白に比較的近い灰色で暗さは特に感じません。
持ち運びのためのハンドルがケース上部に付いています。ハンドルは指がかかりやすいように工夫されています。
また、ハンドルはしっかりと縫い付けられているため、工具をたくさん入れた状態でも問題なく持ち運ぶことができます。
こちらはケースの正面です。生地はしっかりしており、質感も値段の分だけはあります。
生地は耐久性がありそうです。工具を入れるのに適した素材といえます。
正面右上に「FUJIYA」のロゴマークがあります。ロゴはそれほど目立たないので、気になることはありません。
ファスナーはYKK製が採用されており、金具にひもが付いているということもあって、開閉操作はひじょうにスムーズに行えます。
ケースの側面は斜めにファスナーを下ろすことになります。角の部分はファスナーの金具をゆっくりと進める必要があるものの、気になることもなく自然に開閉できます。
ファスナーの金具を左右に引き下ろした状態です。
ヒッポ(Hippo=カバ)ケースというだけあって、開口部がカバの口のように大きく開く構造になっています。
そのため、工具が出し入れしやすいです。また、何がどこに入っているのかをすぐに把握することができます。
ケースの内側にはインナーハンドルが2本付いています。ケースの口を開けた状態でインナーハンドルを持って持ち運ぶという使い方ができます。これは思いのほか便利です。
上の写真は奥側(=ケースの天井となる部分)についているインナーハンドルです。こちらの天井側にのみインナーポケットが二つ付いています。
両側面は口を全開にした状態でも工具が落ちないように脱落防止用の生地が付いています。だから、この状態でも安心して持ち運べます。
フジ矢「ヒッポケース」の収納力と使用感
ホーザンのVVFストリッパー(P-958)を入れた状態です。底の生地もしっかりしています。
そこにエビのミニ圧着工具(AK17MA2)を追加してみました。工具はまだまだ入ります。
こちらが指定工具とニッパーを収納した状態です。
あとからフタを閉めることを考えると、工具は手前に収納することになります。しかし、作業中は上の写真のように工具を全面に並べておくと、必要な工具をすぐ手に取ることができて作業がとても捗ります。
指定工具を入れた状態でフタを閉めてみました。
リングスリーブの「中」と「小」がケースごと入りました。
これらの代わりに通称「ガッチャン(=VA線ストリッパー)」を入れることも可能です。
こちらのポケットには現在のところ、合格マルチツール、合格クリップ、電工ナイフ、バンドエイドを左右に分散して収納しています。この薄いポケットは侮れません!
フジ矢「ヒッポケース」の最大の利点
このケースを使用する最大の利点は、技能試験で配付された各種ケーブルを放り込んでおくことができるという点にあります。技能試験時の作業スペースは限られています。
大学や専門学校の机は奥行きがありません。昔からある折りたたみ式の会議テーブルをイメージしてみてください。それに加えて3~5人掛け机の端に着席する場合は、自分の右側または左側に物を置くスペースがないことになります。
そういうときでも、このケースの場合は切り出したケーブルを上の写真のように置いておくことができます。作業スペースを確保できることは、まさに口が大きく開くヒッポケースの利点といえます。ホーザンの工具セットに付いているペラペラの工具ケースでは同じことができません。このヒッポケースであれば長いケーブルも先端をインナーハンドルに引っ掛けておくことで落下を防げます。
このケースの利点は技能試験の時に最大の効果を発揮してくれます。なお、技能試験は最速で完了した上に、誰よりも美しい完璧な作品を仕上げることができました。