2025年4月16日水曜日、Google Pixel シリーズの廉価版スマートフォン「Google Pixel 9a」が発売されました。4月9日の発表と同時に予約がスタートしたので予約注文していました。
これまで2年前のモデルである Google Pixel 7a をサブのスマホとして運用していました。Pixel 7a は一般的な用途であれば不便を感じることなく快適に利用できます。

Pixel 7a をもう1年使うかどうか迷ったのですが、Pixel 9 Pro 購入時に付与されたストアクレジットを早い段階で利用したかったのと、ヘビーユースによるバッテリー性能低下の懸念があったことから思い切って最新モデルに買い替えることにしました。
Pixel 9a は下取りやストアクレジットの利用がないと割高に感じてしまうという点は否めないものの、カメラ周りがすっきりして質感もひじょうに高いことから、デザイン性に優れたスマホをお探しの方におすすめできます。

Google Pixel 9a はデザイン性の高い AIスマホ
Google ストアの配送と梱包について
Pixel 9a は Googleストアにて発表日に予約注文していましたが、発売日の4月16日午後に無事到着しました。前日の晩に東京から発送されたようでしたが遅延することなく届けられました。
梱包はいつもどおりで紙のエアー入り緩衝材の下にスマホの箱が入っています。簡易な梱包ではありますが、これで問題が生じたことは一度もありません。
Pixel 7a の下取りも申し込んでいますが、下取りキットはスマホの発売に合せて届けられるようです。そのあたりは良く管理されていると感じました。

なお、機種変更時の注意点は以下のページが参考になります。


Google Pixel 9a の開封
今回は Google Pixel 9a Obsidian の 128GB モデルを選びました。本体は Pixel 9 Pro と同じデザインの簡素な化粧箱に入っています。
スペックや仕様の詳細は公式ページをご覧ください。
封を剥がして内箱を横から引き出します。
箱を開けると紙に包まれたスマホが入っています。
Google Pixel 9a の付属品
付属品は 簡易説明書、USB Type-C ケーブル、SIMピンです。
USB Type-C ケーブルは市販のものを手に入れるのがよいと思います。

Google Pixel 9a Obsidian
Google Pixel 9a は128GBモデルと256GBモデルが用意されています。128GBモデルが79,900円、256GBモデルが94,900円です。
カラーバリエーションは、オブシディアン(Obsidian)、ポーセリン(Porcelain)、アイリス(Iris)、ピオニー(Peony)の4色です。今回の注目カラーはアイリスとピオニーですが、これらは人を選ぶカラーでもあるので現物を確認したほうが良いと思います。
カラーで迷った場合はオブシディアンかポーセリンのどちらかにされることをおすすめします。全カラーの現物を確認しましたが、オブシディアンとポーセリンはとても良い色味でした。
ケースはマット仕上げのクリアケースがおすすめです。こちらのケースは本体カラーを上手く引き立ててくれますよ!

昨今、カメラレンズの高性能化と大型化が進んでいたこともあって、カメラバーが突出しているモデルが各社から出ている状況でした。
そうした中で、Pixel 9a の最大の特徴はカメラレンズ部がすっきりとしていることです。実物を見てみるとカメラ部分がわずかに出ているものの、大部分は本体に収まっています。一般的なサイズのケースを装着すると、カメラ部はケース背面よりも内側に綺麗に収まることになります。
背面カメラは二つ付いていますが、左側が広角レンズ、右側がウルトラワイド レンズです。カメラの隣にある白い〇は LED フラッシュです。
ディスプレイ側から見て右側に電源ボタンとボリュームボタンが配置されています。押し心地も問題ありません。
背面はサラサラとした手触りです。全体的にデザインも品質も良いという印象を受けました。カラーもオブシディアンにして良かったです。
背面と側面のデザインを見ていると Pixel シリーズというより iPhone シリーズの正統進化系なのではないかという考えすらよぎります。
こちらがスマホの上部です。アンテナ部と上部マイクがあります。また、画面側に上部スピーカーがあります。
こちらはスマホの下部です。左から下部スピーカー、USB Type-C 端子、下部マイク、取り出しツール用の穴がある SIM カードトレイがあります。



画面は 6.3インチです。
ディスプレイの特徴は、160 mm の Actua フルスクリーン ディスプレイ、アスペクト比 20:9、1080 x 2424 pOLED、スムーズ ディスプレイ(60~120 Hz)です。
ディスプレイは、Pixel 9 Pro と比べると性能が劣りますし、縁の部分が太くなっています。
ガラスフィルムはぴったりサイズでなくても許容できるのであればダイソーやセリアなどの100均で販売されている以下の製品が代替品として利用できることを確認しています。

Google Pixel 7a との比較
新しい Pixel 9a Obsidian を古い Pixel 7a Sea と比べてみました。
Pixel 7a は角張ったデザインですが、Pixel 8 シリーズ以降は iPhone シリーズのように丸みを帯びたデザインに変更されています。
素材も大きく異なっており、Pixel 9a がマットな質感であるのに対して、Pixel 7a は光沢感のある仕上げになっています。
デザインは好みがあるとは思いますが、Pixel 9a のほうが明らかに高級感があります。
ディスプレイの方から見てもデザインがまったく違うことが分かります。
Pixel 7a も悪くはないですが、Pixel 9a の丸みを帯びたデザインの方が個人的に好みです。
ディスプレイの表示領域は、丸みを帯びているか否かで随分と印象が異なります。
縁の部分はどちらも同じようなものです。

Google Pixel 9 Pro との比較
廉価版の Pixel 9a Obsidian を 上位モデルの Google Pixel 9 Pro Porcelain と比べてみました。
カメラバーの形状から Pixel 9 Pro のほうが上位モデルであり高価であることはすぐ分かります。ですが、本体の質感はカメラ部を除けば Pixel 9a も負けていません。
ディスプレイはどちらも同じように丸みを帯びています。ディスプレイが点灯していない状態ではパッと見ただけではどちらがどちらか分かりません。
どちらも点灯させると Pixel 9a は縁の部分が太いことが見てとれます。
セットアップやデータ転送等
セットアップは Pixel 9 Pro の時と同じようにスムーズに進めることができました。
USB Type-C ケーブルを新旧のスマホに繋ぐと自動的に電源が入ってセットアップする流れになります。最近のスマホはどれも良くできているので指示に従って進めていくだけで移行が完了します。
アプリやデータは移行の手続きが別途必用になるものがありますので、そのあたりはよく調べてから移行する必要があります。
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Pixel シリーズは長い間愛用しているので、Pixel 9a は Pixel 7a よりは快適に動作するでしょうし、カメラ性能は上位モデルの Pixel 9 Pro には敵わないでしょう。購入日の感想としてデザインと質感に関しては満足感が得られています。


