2024年9月4日、「Google Pixel 9 Pro」が発売されて話題になりました。評判もレビューも好評のようです。新モデルの発売時に使い込んだ旧モデルを買い替えようと思っていたのですが、さまざまな事情が重なって買い替えることが叶いませんでした。
その後のブラックフライデーセールでは Pixel 9 Pro はセール対象に含まれず、買い替え時期を逃したまま2025年に入ってしまいました。
そんな中、Google ストアの新生活セールが2025年2月28 日から3月31日まで開催されるということを知り、しかも Pixel 9 Pro がセール対象に含まれているということもあって、今さらではありますが新しいモデルに買い替えることにしました。
しばらく使ってみた結果として、Pixel 9 Pro の完成度はひじょうに高く、古いモデルから買い替える価値が十分にあると感じました。

Google Pixel 9 Pro は Pixel シリーズの完成形
Google Pixel 9 Pro が新生活セールで過去最安!?
Google ストアの新生活セールは、2025年の2月28 日から3月31日まで開催されるということで Pixel 9 Pro に関する情報をチェックしていました。
このセールでは Pixel 9 Pro と Pixel 9 Pro XL が通常価格から32,000円引き、20,000円分のストアクレジット付与、対象スマホの下取り額最大68,000円、実質値引き額は最大120,000円という魅力的な内容でした。ただし「実質」という部分は注意が必要です。
本セールは期間内ではありますが既に終了しています。
ご好評により Google Pixel 9 Pro の販売可能数量に達したため、オファーを終了いたしました。
以前から購入を検討していた Pixel 9 Pro が過去最大級にお安くなるということもあって、日付が2月28日に変わってすぐに Google ストアから注文しました。今回は古いモデルの下取りもお願いすることにしました。
古いスマホの下取りの話は以下をご覧ください。Google ストア下取りプログラムの大まかな流れが掴めます。

Pixel 9 Pro の128GB モデルは159,900円から32,000円引きの127,900円、256GB モデルは174,900円から32,000円引きの142,900円でした。そこに20,000円分のストアクレジットと下取り額が加わって実質的な価格が決ります。
ストアクレジットは20,000円分付与されますが、これは Google ストアでしか使えず、次回の購入で利用するポイントであることから、購入価格の算定時は一旦除外しておき、実際に持ち出しになる金額を目安にしたほうが負担が分かりやすいです。
付与されたストアクレジットを今回と次回の両方に計上してしまうと本当の価格が算出できません。このあたりはよく考えておく必要があります。
Pixel 8 Pro と Apple iPhone 13 Pro の下取り額は最大68,000円、Pixel 7 の下取り額は最大40,000円となっていました。以前のブラックフライデーセールでは65,000円が付いていたこともありますが、そのときは残念ながら Pixel 9 Pro はセール対象ではありませんでした。
128GB 159,900円-32,000円-20,000 P-68,000円=39,900円
256GB 174,900円-32,000円-20,000 P-68,000円=54,900円
(ストアクレジットを加味しない場合の実質価格)
128GB 159,900円-32,000円-68,000円=59,900円
256GB 174,900円-32,000円-68,000円=74,900円
128GB 159,900円-32,000円-20,000 P-40,000円=67,900円
256GB 174,900円-32,000円-20,000 P-40,000円=82,900円
(ストアクレジットを加味しない場合の実質価格)
128GB 159,900円-32,000円-40,000円=87,900円
256GB 174,900円-32,000円-40,000円=102,900円
iPhone 13 Pro や Pixel 8 Pro を下取りに出す場合は、Pixel 9 Pro をかなり安く手に入れることができます。しかし、旧端末を購入するときにもそれなりの費用を支払っているので、結局のところキャンペーンの有無とバッテリーがへたる頃合いを見計らって、新モデルへの買い替えを検討するのが最適といえそうです。
なお、Pixel 9 Pro Fold は通常価格から45,000円引き、55,000円分のストアクレジット付与、対象スマホの下取り額最大100,000円の実質値引き額最大200,000円という内容でした。
それもあって、日付が変わって1分程度で売り切れてしまったようでした。その数日後に在庫が復活することがあったようですが、人気のあまりに一瞬で再び売り切れたようです。正直なところ、転売を目論んでいる人たちが多い印象を受けました。
Google ストアの配送と梱包について
Google Pixel 9 Pro は Google ストアの新生活セールが始まった直後のみ配送日が翌日の3月1日と表示されていました。しかし、スペックや価格を再確認して10分以上経ってから注文したところ配送日が3月4日に変わっていました。
注文すると Google ストアから注文や発送のメールが届きます。発送メールではお届け予定日時と配送状況を確認することができて便利です。
この他、下取りを依頼している場合はそれに関するメールも届きます。下取りキットを配送してもらうためには、下取りのために本人確認等の手続きが別に必要です。これは後から送られてくるメールのリンクをクリックして指示に従って進めていくだけです。
Google ストアの梱包はいつも同じ簡素なものです。しかし、簡易梱包でもまったく問題ありません。


Google Pixel のムーミン限定コラボグッズ特典
新生活セールでは Google Pixel 9 Pro / XL の購入者特典として数量限定でムーミンのスマホケースとスマホスタンドが付属するキャンペーンが実施されていました。
右の大きなボックスがコラボグッズです。
ムーミンのスマホケースとスマホスタンドが付属していました。
スマホケースはスナフキンやミイ、ニョロニョロなどの個性豊かなキャラクターが描かれています。
スマホスタンドはムーミンパパが仰向けに寝ていて可愛らしいですね。このスタンドは Pixel をケースに入れた状態で立てかけることができます。幅が合えば他のスマホでも利用可能です。
スマホケースは別に購入しました。

Google Pixel 9 Pro の各部詳細
Google Pixel 9 Pro の開封
今回は外側の化粧箱から製品の入った箱を引き出すスタイルです。こういった化粧箱もエコとコスト削減を兼ねて段々と簡素化されているようです。
Google Pixel 9a は以下のページをご覧ください。

箱を開けると Pixel 9 Pro 本体が出てきました。簡易説明書は蓋に付いています。
Google Pixel 9 Pro の付属品
Pixel 9 Pro 本体の下に付属の USB Type-C ケーブルがあります。旧端末からのデータ転送や充電等に利用できます。
ケーブル類はほとんどの方が既に良いケーブルと高速充電器を持っていると思うので付けなくてもよいと思います。
そういったものをお持ちでない方は以下の製品がおすすめです!



Google Pixel 9 Pro のデザイン
本体カラーは「Porcelain(ポーセリン)」「Rose Quartz(ローズクォーツ)」「Hazel(ヘイゼル)」「Obsidian(オブシディアン)」の4色展開です。
今回は「Hazel」と迷いましたが「Porcelain」を選びました。これはホワイトといっても差し支えないような色味です。
以前購入した Google のワイヤレスイヤホンも「Porcelain」でしたが色味はやや違います。スマホのほうはホワイトといってもよく、それに対してイヤホンは薄いベージュです。

Pixel 9 Pro はトリプル背面カメラシステムを採用しています。今モデルはカメラバーが楕円形に突出しているのが特徴です。レンズプロテクターの装着は必須でしょう。

背面カメラは左から、広角レンズ、ウルトラワイドレンズ 、5倍望遠レンズの順に並んでいます。背面マイクの穴が広角レンズとウルトラワイドレンズの間に空いています。上記の写真でも小さい穴が薄らと見えます。
カメラの右側は上から LED フラッシュ、温度センサーが付いています。また、カメラバーの下側に NFC が付いています。
Pixel 9 Pro は発売されて半年以上経つので詳細スペックの紹介は省略します。詳しくは公式ページのスペックシートをご覧ください。
カメラバーを保護するという意味でもケースの着用は必須です。以下のケースが作りも良くておすすめです。

ボタンは右側に集約されています。これ以外のボタンはありません。上が電源ボタン、その下がボリュームの上下です。
横から見るとカメラバーが突出していることがよく分かります。これに対して、2025年4月に発売される廉価版の Pixel 9a はカメラが本体に収まっています。
本体上部は左から、mmWave アンテナカバー、(見えませんが)上部スピーカー、上部マイクが付いています。
本体下部は左から取り出しツール用の穴がある SIM カードトレイ、下部マイク、USB-C ポート、下部スピーカーが付いています。
物理 SIM カードトレイは裏面から見て左端にあります。SIM ピンを挿す位置を上部マイクや下部マイクの穴と間違えないでください。
画面は6.3インチです。
ディスプレイの特徴は、61 mm Super Actua ディスプレイ(LTPO)、アスペクト比 20:9、1280 x 2856 LTPO OLED、スムーズ ディスプレイ(1~120 Hz)です。
保護ガラスフィルムは多少のズレが許容できるのであれば100均の製品で代用できます。詳しくは以下のページをご覧ください。

Google Pixel 9 Pro と Pixel 7 のサイズ比較
左の Pixel 7 のサイズは、高さ 155.6 mm、幅 73.2 mm、厚さ 8.7 mm、重さは 197 g です。
Pixel 9 Pro のサイズは、高さ 152.8 mm、幅 72 mm、厚さ 8.5 mm、重さは 199 g です。
Pixel 9 Pro のほうが 2 g 重いものの、全体的にコンパクトになっています。総合的なデザイン性は Pixel 9 Pro の圧勝です。
セットアップやデータ転送等
セットアップは画面の指示に従って進めていくだけで、ひじょうにスムーズに進みました。
両端末を USB Type-C ケーブルで接続しておくとデータの転送を含めてすぐに済みます。
こうやって両方の端末を眺めて見ると Pixel 7 / 7a などの旧モデルは画面がかなり角張っていることが分かります。デザインは好みにもよるかもしれませんが、個人的には新しい Pixel 9 Pro / 9 Pro XL / 9 のほうが断然良く感じます。正直にいって iPhone よりも好みです。
Google Pixel 9 Pro の使用感
Google Pixel 9 Pro のカメラ性能
Google Pixel 9 Pro はカメラ性能がひじょうに高いところが高評価に結びついています。実際に写真や動画を撮影していてもカメラ性能の高さを実感することができます。
大阪は中之島の堂島川とビル群を撮影した写真を参考として以下に掲載します。ズームは標準の4段階です。フラッシュなし等の基本設定以外は何もさわらずに撮影しています。縮小とロゴ挿入以外の加工は特にしていません。
画像をクリックすると原寸大の画像を開くことができます。「ギガが減る」ので自宅の Wi-Fi で閲覧してください。
.5 x 撮影。
1 x 撮影。
2 x 撮影。
5x 撮影。
画質は Pixel 7 や Pixel 7a などの旧スマホと比べてもひじょうに鮮明かつ綺麗になっています。Pixel 7 以前のスマホからの買い替えであれば進化を感じられるでしょう。
動画は容量の関係で掲載しませんが、見た瞬間に旧スマホとの違いが分かるほど綺麗に撮影できています。
Google Pixel 9 Pro を使用した感想
現在のところ動作も快適で不満は特にありません。サイズ感や重さもバランスがとれています。ポケットに入れても邪魔になりにくいサイズです。ただし、Pixel 9 Pro(199g)は iPhone 15 Pro(187g)と比べてもずっしりと重く感じます。
カメラ性能は特別に優れており超美麗な写真や映像を撮影可能です。また、AI アシスタントの「Gemini」が組み込まれており、AI全盛時代を象徴するスマホに仕上がっているといえます。
不満点を強いて挙げるなら社外品のケースがあまり選べないといったことくらいでしょうか。そのあたりでどうしても iPhone シリーズと比べてしまいます。
スマホは最新ゲームをしないのであれば Google Pixel 9 Pro / 9 Pro XL / 9 / 9a の中から選べば間違いないと思います。Pixel 9 シリーズは Pixel シリーズの中では総合点でようやく(当時の)Pixel 3 を越えたという印象です。Google Pixel ファンとして感慨深いものがあります。
廉価版 Google Pixel 9a は4月16日に発売(更新・追記)
Google Pixel 9 Pro は特に Pixel シリーズの完成形・最終形といっても過言ではない出来映えではないでしょうか。購入を迷っているなら買いです! お値段が気になる方は廉価版の Pixel 9a の発売を待ってから決断しても遅くありません。
価格は499ドル(約75,000円)です。日本円での価格はまだ発表されていません。
発売は4月10日(木)から順次拡大されることが米 Google Pixel チームから発表されました。ただし、日本だけ発売日が「近日中(Coming soon)」と表記されています。発売時期は以下のとおりです。日付は米国時間と思われます。
4月10日 | 北米と英国 アメリカ、カナダ、イギリス |
4月14日 | EU諸国 ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、ノルウェー、 デンマーク、スウェーデン、オランダ、ベルギー、 オーストリア、ポルトガル、スイス、ポーランド、チェコ、 ルーマニア、ハンガリー、スロベニア、スロヴァキア、 リトアニア、エストニア、ラトヴィア、フィンランド |
4月16日 | アジア太平洋 オーストラリア、インド、シンガポール、台湾、マレーシア |
4月16日 発売日決定 |
日本 |
(2025年4月9日追記)4月9日、Pixel 9a の発売日が4月16日と発表されました。日本の Googleストアにも Pixel 9a の情報が表示されるとともに予約が開始されています。Googleストアの価格は79,900円です。次回以降に利用できるストアクレジットが15,000ポイント付与されます。
過去シリーズの最大下取り額は、Pixel 6a が 25,100円、Pixel 7a が28,000円、Pixel 8a が30,000円です。また、無印シリーズは、Pixel 6 は20,000円、Pixel 7 が30,000円、Pixel 8 が32,000円です。さらに、Pro シリーズは、Pixel 6 Pro が22,000円、Pixel 7 Pro が32,000円、Pixel 8 Pro が35,000円となっています。
下取り額は、廉価モデルと上位モデルの下取り額に大きな差がないことが特徴です。そのため廉価版の a シリーズの最大下取り額が魅力的といえます。たとえば、7シリーズは2,000円の差しかありません。また、Pixel 7a と Pixel 8a も2,000円の差しかありません。これは古い機種を下取りに出して新しい製品を手に入れる良い機会です。
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Google 検索結果のスポンサー枠広告において Pixel 9a の発売日が「4月9日(水)」と表示されていたため、日本国内の発売日は「4月9日(水)」とする憶測が流れています。Google も発売日が近いことを示唆する投稿をしています。
しかし、4月4日時点で Pixel 9a の詳細が公式サイトに表示されていないことを加味すると、発売日がずれ込むことも考慮しておいたほうがよさそうです。リスティング広告に表示された内容が修正前の古い記述であった可能性も捨てきれません。
実際のところ、米国では Pixel 9a の情報がしばらく前から公式サイトにて閲覧できます。そうしたことから、日本でも製品の詳細(価格や発売日)を発表してから数日後に予約・販売という流れになるのではないでしょうか。
おはようございます。Google Pixel 9a は、日本でまもなくご購入いただけます。近日中に https://t.co/z3sCNyylkO で価格と取り扱いの詳細をご案内いたします。最新情報については、こちらのページでご確認ください。
— Made by Google (@madebygoogle) March 31, 2025
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Google のスマホは Google 公式の Google ストアにてセール期間中に購入するのがおすすめです! アマゾン等のリンクは貼りませんので、各自で Google ストア公式サイトに行ってください。



