テレビや映画でよく聴くあの名曲を自分の手で弾けたら素敵だと思いませんか?
新しい生活の始まりにあわせて、あるいは新しい年の初めに思い切って何かの楽器を始めてみてはいかがでしょうか。キーボードは幸いなことに安くて良質な製品が数多く販売されています。今では誰でも気軽に始めることができます。私もキーボードを弾いてみようと思い立ち、キーボードの練習を始めています。
ここでは、2019年の年末にキーボードを入手した初心者が試行錯誤の末に見出したキーボードの楽しみ方をまとめています。このページは「これからちょっとキーボードでも始めてみようかな」という初心者の方にぜひお読みいただきたいと思います。あの名曲をすぐに弾いて楽しむことができます。皆で一緒に楽しみながら練習を進めていきましょう!
なお、すでにキーボードやピアノが弾ける方は、この記事をお読みいただくことで初心者がどこで躓くのかお分かりいただけると思います。われわれ子羊を導く際の手掛かりにしていただければ幸いです。
(更新履歴)練習の進捗状況という項目を追加しました。(2020年4月1日追記)
自分で演奏できることの歓びは計り知れない!
「好きな曲や有名な曲を自分で演奏することができたらどんなに楽しいだろうか――」。楽器をほとんど触ったことがない方であれば一度はそういう風に思ったことがあるはずです。その直後にこうも思うのです。「どうせ自分には無理だ!」と。
果たして本当にそうでしょうか? 確かにプロのように流麗な指捌きで綺麗な音色を奏でることは難しいかもしれません。しかし、趣味や道楽の範囲であれば自分が楽しむことができればそれで良いのではないでしょうか。
ほとんどの方はピアニストやミュージシャンなど目指していません。だからどれだけ下手くそでも良いのです。自分が楽しむことができていれば、中には「もうちょっと上手く弾けたら良いな。よし、ちょっと調べてみよう」と自発的に動く方もでてくることでしょう。ギターでもドラムでも何でも試してみたら良いのです。もしも飽き足り合わなかったりしたら止めたらいいだけです。その楽器が自分には合わなかったという経験を得ることができた訳です。これほど貴重な経験はありません。
キーボードは他の楽器よりも取っ付きやすいと思います。実際にキーボード超初心者の私がちょろっと弾けている(と思えている)のだから間違いありません。日本人は幼稚園や小学校でピアニカ(鍵盤ハーモニカ)にふれていることも多いです。そうでなくても、音楽室のピアノや教室のオルガンにふれたことがあるはずです。
そういうことを考えるとキーボードはとてもおすすめです。そもそもピアノやキーボードなどの鍵盤楽器は誰が鍵盤を押下しても音が鳴るのです。この点が管弦楽器などとは明らかに異なります。ギターはコードを何回弾いても上手く鳴らないというのが普通ですし、しばらく練習していると指がめちゃくちゃ痛くなります。ゆえに最初の最初で躓く人が多いのです。
キーボードの中でもサイズの小さいミニキーボードは価格も手ごろで置き場所にも困りません。誰でもすぐに始められることは大きな利点だと思います。
中高生でも約7,000円(2023年11月現在)約3,500円(2020年1月時点)のミニキーボード(たとえばCASIO 44ミニ鍵盤 電子キーボード SA-76)と約2,000円の本、計9,000円計6,000円程度であればお小遣いでも買えます。
資金に余裕があればヤマハ「PSS-A50」が超おすすめです。詳しくは以下のページをご覧ください。
今の時代、インターネットやYouTubeで学ぶこともできます。しかし、それでも本は買った方が良いと断言できます。というのも、楽譜には著作権があるため有名な曲の楽譜がそのままネット上に掲載されていることがほとんどないからです。実際に検索してみると楽譜販売サイトに登録されたサンプルの楽譜ばかりが結果に表示されます。
楽譜や教本は自分の興味の湧く本を選ぶことが最重要!
キーボード初心者でも有名な曲をいきなり弾くことは可能です。子供から大人まで誰でも演奏を楽しむことができます。ただし、私が思うに最初がとても肝心です。
趣味で好きな曲を弾いて楽しむことを前提とした場合、小難しいことばかり覚えさせようとする教則本はおすすめできません。個人で楽器を始める場合、ほとんどの方は身近に教えてくれる相手が存在しません。そのため、キーボード本体とともに教則本を購入されると思います。
個人的にはこの教則本がくせ者だと思います。特に教則本を買って練習しようと意気込む人は基本的に真面目な人が多いと思います。そうすると、本に書かれてあることを順番通りに覚えたり練習したりしようとしてしまいます。
基礎が重要であることは明らかですが、基礎を修得するのに数ヶ月から半年以上も掛ってしまえば、趣味として始めた人はそのほとんどが途中で止めてしまいます。ギターよりも取っ付きやすいキーボードでさえもそういったことが起こりえます! だから、自分の好きな曲かつ弾きやすい曲が載っている本を選ぶべきです。
ただし、本に記載されている「初心者におすすめ」「超初心者のための」「誰でも弾ける」などの文言に騙されてはいけません。もしもあなたが真の初心者であれば途中で挫折することは間違いありません。なぜなら、これらの多くの入門書は両手で弾くこと(両手奏)を前提に書かれているからです。もう一つの理由は、プロの言う「初心者向け」は真の初心者向けでないことがあまりに多いという点です。
先にも述べたように真面目な人は「両手で弾いてください」と書いてあれば当たり前のように両手で弾こうとします。しかし、私たちのような真の初心者にとって両手奏は至難の業です。右手と左手でまったく違う動きをさせることは思った以上に大変です。行き詰まってどうしてもできなくなると途端につまらなくなって止めてしまうことは火を見るよりも明らかです。これは間違いありません。
最初にやるべきことは次の四つです。
1)自分の好きな曲を列挙する
まず、自分自身が好きな曲をたくさんリストアップしてみてください。単によく聴く曲ではなく、自分が本当に好きな曲を挙げてください。
たとえば、「テレビドラマ『〇〇』のテーマ曲」「映画『〇〇』の主題歌」「アニメ『〇〇』の挿入歌」というように思いつく限りたくさんの曲を挙げてみてください。そうすると好きな曲の傾向が見えてくると思います。
2)片手でやさしく弾ける本を選ぶ!
片手で簡単に弾けることがうたわれている本の中から好きな曲が複数掲載されている本を選びます。これが最も重要な点です。
私が調べただけでも片手で弾けるやさしい曲が掲載されている本が5冊程度出版されています。この手の本から始めるとその日のうちに白鍵しか使わない簡単な曲をそれらしく弾くことができます。
「あの名曲をいま自分が(めちゃくちゃ下手くそだけど)弾いている!」というのは本当に感慨深いものがあります。もちろん、弾けるといってもテンポは遅くリズムも悪いです。さすがに一日では人に聞かせられるレベルにはなりません。音楽をやっている方が聴いたらとてもひどいものに聞こえることでしょう。これが音楽のテストであれば0点になるかもしれません。でもそれで構いません。
ここで重要なことは自分で弾けたという達成感を得られるという点に尽きます。言い換えれば「(下手だけど)自分で弾けた!」「練習すればもうちょっと上手く弾けるかも!?」と思える経験を得たということです。成功体験によって自信が形成され、かつモチベーションが維持されるのです。
最初は指の動かし方に迷いが生じると思いますが、練習しているうちに「この鍵盤を押すときは人差し指を使う方が次の動きにつなげやすい」といった気づきが生じます。何度も弾いているうちに少しずつ途切れることなく演奏できるようになっていきます。
そうして、ある程度演奏できるようになったら、次のステップとして両手奏の超初心者用の本などを買って練習すれば良いと思います。
3)タッチレスポンスをオフにする
タッチレスポンス機能は、鍵盤を押下するときの強さによって音の大きさが変わるという機能です。慣れないうちは鍵盤を押す力のバランスが悪くて、音の大きさが均一にならない傾向があります。
そのため、最初のうちはタッチレスポンス機能をオフにした方が良いかもしれません。ただし、安価なキーボードにはタッチレスポンス機能が元から搭載されていません。
4)揚げ足取りから距離をとる!
練習をしていると「テンポが遅い」「リズム感がない」「下手くそ!」「レベルが低い」などと言ってくる人が雨後の筍のように次から次へと出てくるかもしれません。そういった人物との関わりは、たとえ家族であっても百害あって一利なしです。ただの害悪に過ぎませんので、距離をとるようにしてください。モチベーションを損なう原因になりますので、わざわざ関わる必要はありません。
誰もが最初は初心者です。パソコンやスマホだって初めて触ったときには何が何やら分からなかったはずです。機能を理解して使いこなせるまでには個人差はあれ一定の時間がかかるものです。スポーツや仕事でも同様のことがいえます。
ただし、有益なアドバイスをくれる方は貴重です。「この音を出すときには薬指を使った方が次の音を押さえやすいよ」というように具体的に問題の指摘や改善方法の提案をしてくれる方の意見には真摯に耳を傾ける必要があります。そういう人物が身近にいる時点であなたはとても恵まれています。
片手でやさしく弾ける本
こういう本を探すべし!
2019年末、ヤマハのミニキーボード「PSS-A50」を購入してからほぼ毎日のように練習しています。練習というよりは「楽しんでいる」とか「遊んでいる」といった表現の方が適切かもしれません。
今回、キーボードの練習を始めるにあたり、教則本や入門書をかなり真剣に探しました。難しい内容の本はすぐに挫折したり飽きたりしてしまうと思ったので、楽しめそうな本を選ぶことにしました。
1)好きな曲が掲載されていること。
2)片手で弾けるやさしい曲であること。
3)ある程度の曲数が掲載されていること。
この三つの条件を満たしている本は数冊ありました。これらの本は弾きやすいように変更されている部分もあります。
曲目を確認できる利点があることから、一応下記にアマゾンのリンクを貼っています。それと同時に、各書籍の概要と特徴を簡潔にまとめていますので参考にしてください。
近隣に大型書店や大きな楽器屋さんがある場合は店頭で確認してから購入されることをおすすめします。リンクはあくまでも曲目や表紙を確認するための参考として貼っています。
2023年11月現在、どれも2,000円前後で購入できます。いずれの本も共通して評価は高く、刊行年も2016年以降と比較的新しいものばかりです。また本のサイズはA4サイズでとても見やすいです。
1)童謡、アニメ、J-POPなどお馴染みの曲、全120曲
『白鍵だけ!片手で弾ける!ベストメロディ120~ドレミふりがな&歌詞付き~』出版社(刊行年):ヤマハミュージックメディア(2016)
「メリーさんのひつじ」「ぶんぶんぶん」「めだかの学校」など誰もが知る童謡から「明日があるさ(坂本 九)」「 男はつらいよ(渥美 清)」「知床旅情(森繁 久弥)」などの往年の名曲、それから「ハナミズキ(一青 窈)」「栄光の架橋(ゆず)」「恋するフォーチュンクッキー(AKB48)」など誰でも知っている J-POP の名曲全120曲から構成されています(敬称略)。
童謡や古めの曲などが多く収録されているところが特徴です。世代を超えて楽しむことができそうです。ただし、最近の曲目は限られています。アマゾンではもっとも多くのレビューが付いています。
2)こどものうた、クラシック、ヒットソングなど全125曲
『初心者でも弾ける!白鍵&右手だけで弾ける!ベストソングス125 指番号+音名ふりがな+歌詞付き!』出版社(刊行年):ケイ・エム・ピー(2017)
「どんぐりころころ」「春の小川」「おぼろ月夜」などのたくさんの童謡から「きらきら星」「歓喜の歌 交響曲第9番(抜粋)」「主よ、人の望みの喜びよ」「アメイジング・グレイス」などのクラシック・海外の曲、それから「ルージュの伝言(魔女の宅急便)」「ひまわりの約束(STAND BY ME ドラえもん)」「ゴジラのテーマ(抜粋)(「ゴジラ」シリーズ)」などの映画曲、ならびに「あの素晴しい愛をもう一度(加藤和彦・北山修)」「時の流れに身をまかせ(テレサ・テン)」「果てない空(嵐)」「チェリー(スピッツ)」「千本桜(黒うさP)」などのヒットソングが全125曲も収録されています(敬称略)。
この本はさまざまなジャンルの曲がまんべんなく収録されているという特徴があります。クラシックと外国の曲に強く惹かれるものがあります。
3)ジブリの曲、21作品から全75曲
『片手で弾ける!スタジオジブリ・メロディーズ・ベスト』出版社(刊行年):ヤマハミュージックメディア(2018)
みんな大好きスタジオジブリの曲が主題歌はもちろん挿入歌まで数多く掲載されています。たとえば、『天空の城ラピュタ』は「天空の城ラピュタ」を始めとして6曲、『となりのトトロ』に至っては「風のとおり道」「さんぽ」「小さなオバケ」など最多の10曲、『火垂るの墓』は2曲、『魔女の宅急便』は「やさしさに包まれたなら」「ルージュの伝言」「海の見える街」などトトロに次ぐ8曲、『おもひでぽろぽろ』は「愛は花、君はその種子(THE ROSE)」など3曲、『紅の豚』は5曲、『平成狸合戦ぽんぽこ』は4曲、『耳をすませば』は3曲、『もののけ姫』は4曲などが収録されています。
このほかにも『となりの山田くん』『千と千尋の神隠し』『猫の恩返し』『ハウルの動く城』『ゲド戦記』『崖の上のポニョ』『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『思い出のマーニー』などの主要曲が全75曲も収録されています。
ただし、新しい映画の曲は少なめになっています。また、残念ながら『海がきこえる』の曲は収録されていません。結構好きな作品なんですけどね・・・・・・。スタジオジブリの作品を愛している方であれば、ぜひこの本を選んで欲しいと思います。
4)ディズニーの名曲、全80曲
『片手で弾ける!ディズニー・メロディーズ・ベスト』出版社(刊行年):ヤマハミュージックメディア(2017)
『ピノキオ』の「星に願いを (When You Wish Upon A Star)」、『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド (Part Of Your World)」、『美女と野獣』の「美女と野獣 (Beauty And The Beast)」、『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド (A Whole New World)」、『ライオン・キング』の「サークル・オブ・ライフ (Circle Of Life)」、『塔の上のラプンツェル』の「輝く未来 (I See The Light)」、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー ~ありのままで~ (Let It Go)」、このほかにも「ミッキーマウス・マーチ (Mickey Mouse March)」、「小さな世界 (It’s A Small World)」など全80曲のディズニー関連曲が収録されています。
ディズニーがお好きな方は相当数いらっしゃると思います。ディズニー好きの方はこの本一択です。どれも名曲すぎてどれから弾いたらいいのか迷ってしまいますね。
もしもあなたがディズニーの名曲を弾くことができたらどうでしょうか。聴くディズニーから奏でて楽しむディズニーへ♪
5)こどものうた、全104曲
『初心者でも弾ける!白鍵&右手だけで弾ける♪こどものうた 指番号+音名ふりがな+歌詞付き!』出版社(刊行年):ケイ・エム・ピー(2018)
「赤とんぼ」「幸せなら手をたたこう」「うれしいひな祭り」「夕やけ小やけ」「オバケなんてないさ」「あわてんぼうのサンタクロース」「大きな古時計」など幼稚園や小学校で歌った懐かしの名曲が数多く掲載されています。
後半には「ひこうき雲(風立ちぬ)」「ドラえもん(ドラえもん のび太の宝島)」「前前前世(君の名は。)」「なんでもないや(君の名は。)」「負けないで(ZARD)」「アイネクライネ(米津玄師)」など映画の主題歌やヒットソングが掲載されています(敬称略)。
この本には子どものうたを中心として全104曲収録されています。大ヒット映画『君の名は。』の主題歌である「前前前世」や米津玄師さんの「アイネクライネ」などは弾いてみたいという方がかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
どの本を選ぶべきか?
これらの本は「片手で弾ける」ということが大きな特徴です。初心者用ということもあり、音符の上にドレミが併記されているとともに、最初に指をおく位置が指番号として記載されています。途中の部分には指番号の記載はありませんが、繰り返し弾いているとどの指を使えばよいのかが感覚的に分かります。
(著作権的に問題があるので)私が独自に作成した一小節分の楽譜のイメージを上に掲載しています。このように楽譜は初心者にも分かりやすいように作られています。
最終的に、私が選んだ本は「3」の『片手で弾ける! スタジオジブリ・メロディーズ・ベスト』です。決め手は、ジブリの映画と曲がとても好きなことと、好きな曲が多く収録されているということでした。自分がよく知っていて口ずさめる曲であることはとても重要です。何となくしか知らない曲やうろ覚えの曲は弾くのが難しいと思ってください。
実際のところ「1」~「3」でかなり迷いました。これらの本は書店で実際に手にとって内容を端から端まで眺めて吟味を重ねました。いずれも私のような初心者にとって良書であると思いました。有名なJ-POPの曲が弾きたい場合は「1」か「2」が良いと思います。
「4」と「5」は大型書店にも置いていなかったため中身は確認できませんでした。ただし、どちらもアマゾンのページで楽譜のサンプルを見ることができます。楽譜の表記方法は「1」~「3」の本とほぼ同じで、ドレミや指番号が併記されています。
とにかく、好きな曲、どうしても弾きたい曲が多く載っている本を選ぶことが重要です。
私が使っている本について
「3」の『片手で弾ける! スタジオジブリ・メロディーズ・ベスト』には、誰でも聴いたことのある「となりのトトロ(となりのトトロ)」「やさしさに包まれたなら(魔女の宅急便)」「カントリー・ロード(耳をすませば)」「いつも何度でも(千と千尋の神隠し)」などの名曲が収録されています。
目次の方は白鍵だけで弾ける曲に印が付けられています。簡単な曲から始めてみるのが良いと思います。また、最初のページには「鍵盤の音」「楽譜の見方」「音符や休符の種類とその意味」「拍子」などについて簡単な解説があります。
一点、不満をいえば、楽譜の途中に「♮(ナチュラル)」記号が稀に出てくることがあります。これは変化させた音を元に戻すという意味の記号です。最初のページでまったく説明のない記号が突如として出てくると初心者は戸惑います。そもそも初心者向けの本なのだからこういう点に気をつけるべきだと感じました。「♯(シャープ)」記号や「♭(フラット)」記号の説明と合せて最初のページにおいて文章で詳しく説明すべきです。それと、視力が悪い人だと「♯(シャープ)」記号と見分けがつきません。
あとは片手で弾けるようにしている分だけ、曲が単調な感じになってしまいがちですが、これはやむを得ない点だと思います。
総合的に見て、本当の初心者が飽きずに楽しむことができる本ではないでしょうか。ここで紹介している本を用いれば、子どもからご高齢の方まで、さらには音楽の授業が苦手だった方も挫折せずに曲を弾くことができると思います。
年度の変わり目や気が向いたときに、皆さんも新しい試みを初めてみてはいかがでしょうか。チャレンジしないままに諦めることは音楽の楽しみを知らずに過ごすのと同じだと思います。
練習の進捗状況(2020年4月1日追記)
練習の進捗状況を記しておこうと思います。ヤマハのミニキーボード「PSS-A50」を手に入れてから3ヶ月ほど経ちました。ジブリの本で練習を始めてからは2ヶ月ちょっと経過しています。
現在、私がとても好きだった数曲は暗譜(楽譜なし)で弾くことができるようになりました。また、本に掲載されていない曲も練習して少しだけ弾けるようになりました。もちろん、弾けると言ってもまだまだ全然ですよ。でも、練習するにつれ指が円滑に動くようになっていくことを実感しています。最初の頃と比べるとまったく違います。
とはいえ、まだまだリズム感がなくテンポも悪いというのが現状です。しばらく練習を続けていこうと思っています。
私の場合は毎日少しだけでもキーボードに触れるようにしています。それと、練習というより遊び感覚でやるようにしています。理由は単純で真面目にやり過ぎると辛くなって止めてしまいそうだからです。これから始める方は毎日5分でも10分でも良いと思うのでとにかく継続してみてください。好きなフレーズを何回か弾くというだけでも良いと思います。