私はフェンダーのモノグラムストラップを愛用しています。フェンダーのモノグラムストラップは、これまで茶色(ブラック/イエロー/ブラウン)と灰色(ブラック/ライトグレー/ダークグレー)の二つを使っていました。
どちらもマイナーチェンジが行われる前の旧モデルですが、とても素敵なデザインでものすごく気に入っています。
昨年末に、フェンダーモノグラムストラップの現行モデルの赤色(ブラック/イエロー/レッド)を追加しました。この記事ではフェンダーのストラップを旧モデルとの比較も交えてレビューしています。
大人気かつ定番のフェンダーモノグラムストラップ
フェンダーのモノグラムストラップは、多くの有名ギタリストやベーシストたちが愛用しています。フェンダーのストラップはまさに一番人気のロングセラーモデルです。
モノグラムストラップはカラーとデザインがともに優れています。このストラップは特にフェンダー製のギターに取り付けると映えること間違いなしです。
フェンダーのロゴとヘッドストックのマークの刺繍されたデザイン性の高さが目を惹きます。刺繍もすごく綺麗です。ストラップの幅は約5cmです。
この手の製品としては縫製もとても良いと思います。側面や裏面は旧製品よりも良くなっているように思います。
見えない裏側もポリエステル生地でしっかりと作られています。
ストラップピンの取り付け部はレザーで補強されています。この部分はとても頑丈に作られています。片側にはフェンダーの型押しロゴが添えられています。
今のところピンが外れそうになったことはありません。シャーラーのロックピンなどに取り付ける際には穴の加工が必要となることがあるようです。
裏側のギターに接触する箇所は片側がスウェード調になっています。ギターに傷が付きにくくなっていると思われます。
長さ調整はバックルで簡単にできます。バックルの操作性も悪くありません。フェンダーの公式サイトには、ストラップの長さが44~52.5インチ(cmに変換すると約111cm~約133cm)の範囲で調整可能とあります。
既に1ヶ月以上使っていますが、勝手に長さが変わることはありませんでした。また、バックルはプラスチック製のためギターに当たっても傷が付きにくくなっています。
ノーブランド品の安物ストラップとの比較
ストラップには初心者セットに付属しているものや楽器店の店頭で安売りされているものがあります。これらのストラップは総じてペラペラで安っぽいです。メーカー製のストラップと質感がまったく違います。
フェンダーに限らず2,000円前後出せば質感の良い製品が手に入ります。昨今ではデザイン性の高いストラップが各社から発売されています。可愛いものから渋いものまで色々選べます。店頭で色々なデザインのストラップを手にとって見るのも楽しいかもしれませんね。
安すぎるものは避けたほうが無難です。ストラップの厚みが違います。安物は本当にペラペラです。作りを比較してもまったく違うことが分かります。
安物はストラップピンの取り付け部がひじょうに頼りない作りになっています。穴の部分があっという間によれよれになり、ちょっとしたことで外れてしまいそうです。
一方、フェンダーのほうは長く使っている旧モデルでも外れそうになったことは今のところありません。
旧モデルとの比較と他の色との比較
数本揃うと圧巻の光景ですね。フェンダーのストラップはいつ見ても素敵です。愛用者が多いことも頷けます。
私の所有する灰色(ブラック/ライトグレー/ダークグレー)と茶色(ブラック/イエロー/ブラウン)は旧モデルであるのに対して、新たに購入した赤色(ブラック/イエロー/レッド)は現行モデルです。
フェンダーのストラップはこれまでにもマイナーチェンジが繰り返されて細部が変更されています。ここからは新旧の製品を簡単に比較してみます。
左が旧モデルで右が現行モデルです。旧モデルと現行モデルの大きな違いはストラップ裏面の生地にあります。旧モデルはビニール素材でテカテカした見た目が安っぽいのに対して、現行モデルはポリエステル素材でしっかりとした生地に変更されています。見た目や手触りは現行モデルのほうが圧倒的に良くなっています。
もう一つの違いはストラップの長さです。旧モデルはストラップが異様に長いという特徴がありました。極限まで短くしないと使えないような製品で、ストラップが二重になった状態で使用するかたちになります。それに対して現行モデルではストラップの長さが短くなって適切な長さに調整することができるようになりました。
それと旧モデルと現行モデルではストラップの厚みが違います。旧モデルのほうが分厚い構造です。旧モデルは基本的に二重にして使用するためクッション性がひじょうに高く、肩への負担は現行モデルよりも少ないという利点があります。
旧モデルと現行モデルではストラップピンの取り付け部も異なります。現行モデルのほうがしっかりと補強されて頑丈になっていることが分かります。
それは裏面を見ても明らかです。
また、現行モデルにはストラップピンの取り付け部に型押しロゴが付いて高級感が増しています。
なお、ひもは新旧どちらにも付いています(現行モデルのひもは単に外しているだけです)。
こちらが裏側です。作りの丁寧さが明らかに違います。
フェンダーモノグラムストップは最高にクール!
個人的には現行モデルになってから縫製が良くなり全体的に品質が向上したように感じられます。本当に良い製品といえます。ギターとともに毎日気に入って使っています。
茶色(ブラック/イエロー/ブラウン)は定番中の定番でたくさんの愛用者がいるようです。杢目が見えるサンバースト系のギターにばっちり合います。なんといっても渋い。クール。
灰色(ブラック/ライトグレー/ダークグレー)はフェンダーモノグラムストラップのラインアップでは大人しめの色合いです。このカラーはどんな色のギターとも相性抜群です。華美な装飾を嫌う方でも使用できるのではないでしょうか。
赤色(ブラック/イエロー/レッド)は黒や赤のギターに最も合う色かもしれません。情熱の赤。格好良い。
ほかにも白色(ホワイト/ブラウン/イエロー)、黒×青(ブラック/ライトグレー/ブルー)、赤色(レッド/ホワイト/ブルー)のラインナップがあります。ビビッとくるものがきっとあるはずです。
フェンダーのモノグラムストラップは、ギターを買ったけれどストラップに迷っているという方におすすめできる一品です。最初の1本は安心感と満足感を得られるフェンダーのモノグラムストラップです。世界標準といっても過言ではありません。ストラップのカラーはギター本体に合うものを選ぶと良いと思います。