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VOX amPlug はギターの練習に最適なヘッドホンアンプ

VOXのロゴ 音楽・楽器
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 ギターやベースに直接挿して使える VOX 社の amPlug(アンプラグ)シリーズは多くの使用者がいるようです。私もギター用の amPlug を長らく愛用しています。

 amPlug シリーズはギターやベースにプラグインしてすぐに練習や演奏を行えるという特徴があります。場所を選ばないことと音量を気にしなくても良いことで練習する時間も自然と増えたように思います。

 amPlug シリーズは初期型から amPlug 2 になった時点でアナログ回路が大幅に改良されたようです。それとあわせて、各タイプそれぞれ3つのモードが設定され、三種類の異なるサウンドバリュエーションを楽しめるようになりました。

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amPlug シリーズは種類が豊富

amplug2のベース用

 amPlug シリーズはギター用に関しては、かなりの種類が発売されています。どれかは自分の好みの音色のものがあるはずです。ベース用に関しては一つの製品しかありませんが、リズム機能も付加されており十分に使えます。

amPlug 2 の仕様

 外形寸法は幅が約86mm x 奥行きが約38mm x 高さが約31 mmとなっています。電池を含まない本体重量は約40gです。また、単四アルカリ乾電池2本が動作確認用として付属しています。製品は日本製です。

 amPlug 2 の連続駆動時間は電池の種類やFX機能(またはRHYTHM機能)のオン/オフによって異なりますが、最大時には17時間使用できます。電池代が気になるという方は、充電池を使用されると良いと思います。

 注意点:本体から音は出ません。ヘッドホンやイヤホンなどが別に必要です。

(参考)
amPlug 2の製品ページ(VOX公式サイト)(日本語)

amPlug 3(2024年1月22日追記)

 VOX amPlug 3 が発表されたようです。7種類のラインナップです。2024年1月28日(日)から発売されています。

 新型 amPlug 3 は、ギター用が「AC30」「UK Drive」「US Silver」「Boutique」「High Gain」の5種類、ベース用が「Bass」と「Modern Bass」の2種類のラインナップとなっています。リンクをクリックすると VOX Amps の公式 YouTube に移動して音を確認することができます。

 各モデルにはリズム機能が搭載されています。価格は6,500円前後です。いずれもアパートやマンションでの練習、夜間の練習、出先での練習などに最適です。なによりも場所をとらないという点が優れています。

(参考)
amPlug 3の製品ページ(VOX公式サイト)(日本語)

保証期間

amplug2の取扱説明書

 説明書の裏面が「保証書」になっています。保証規定を読むと「保証書の有効期間はお買い上げ日より1か年」とあります。購入時のレシートとあわせて大切に保管する必要があります。

 ギター用の初期モデルの分解と修理の過程を以下にまとめています。

VOX「amPlug(初期型)」の分解と修理
VOX amPlug AC30 が通電しても音が出ないという症状が出ていたので分解して中身を確認した上で、簡易的に修理してみました。
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amPlug シリーズの魅力

小型軽量でどこにでも持って行ける

amPlug2bass本体

 amPlug 2 はギターやベースに差し込んでヘッドホンを接続するだけですぐに練習を始めることができます。アンプを置くスペースがなくても問題ありません。別の部屋に持って行って練習することも容易です。

 ほかにも旅行にギターと一緒に持って行ったり、車の中で人を待っているときに練習したりといった使い方もできます。

amPlug 2 はプラグが回転可能

型番はAP2-BS

 amPlug の旧モデルはプラグが固定式でした。そのため収納するときにプラグの突起が邪魔になることがありました。

 しかし、amPlug 2 はプラグが180度回転するようになっています。プラグの角度を変えることでギターの形状に合わせて取り付けられます。5段階でカチッと止まるようになっています。

 ギグバッグのポケットに入れる際にはプラグを本体裏側に回すとまったく邪魔になりません。

可動式プラグ

 プラグを右にカチッとロックされるまで動かした状態です。

最大可動範囲

 プラグを右に最大まで動かした状態です。もちろん反対方向にも同様に可動します。

音楽に合せて練習できる

ボリュームとトーン

 amPlug シリーズにはAUXイン端子が搭載されています。スマートフォン、MP3プレイヤー、パソコンなどの端末から音楽を流して練習することができます。初心者の場合は教本に付属しているDVDの映像を見ながら練習することもできます。

 スマホやパソコンと接続する際には1.8m以上のケーブルがあると便利です。短すぎると身動きが取れません。

単四電池2本で長時間駆動

電池ボックス

 単四電池2本で動きます。動作確認用の電池が付属しています。

 amPlug 2 はエフェクトをオフにした状態の場合に約17時間も使用できます。外出先で数時間練習しても電池切れになることはありません。

 電池がなくなりかけのときには変な音になったり、音が時々出なくなったりします。そうなったらすぐに電池を入れ替えましょう。

電源を自動でオフにする機能搭載

電源スイッチ

 電池を使った製品は電源を消し忘れることも多いと思います。けれども、amPlug 2 では30分間信号入力がなかったり操作をしなかったりすると自動で電源がオフになります。もちろん使用中に勝手に電源がオフになることはありません。

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amPlug シリーズ最大の問題点

AUX端子もある

 amPlug シリーズは手軽に使える利便性の高さが特徴です。その一方でいくつかの大きな問題があります。

 私は初代 amPlug を始めとして複数の amPlug を使用してきました。いずれもボリュームにガリが発生したり、特定のボリュームで音が消えたりといった問題が起こっています。どれも丁寧に扱っており、床に落としたことさえありません。経年劣化もありますが、そもそも壊れやすい構造になっていると思われます。

 そうしたことから amPlug の耐久性はかなり低いといえます。amPlug シリーズは買って長く使える製品とはいいがたいところがあります。個人的には弦やピックのような消耗品と考えておいたほうが良いと思っています。二、三年持てば御の字でしょう。

 それでも amPlug シリーズの利便性を考えると買い直す価値はあるといえます。私は実際に何台も買って使用しています。

 amPlug 2 BASSは2019年末に購入したばかりでまだ不調になったことはありません。保証期間内であれば保証が受けられるかどうかを問い合わせると良いと思います。

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amPlug と amPlug 2 の比較

旧モデルとの比較

 ギター用の amPlug(旧モデル)AC30とベース用の amPlug 2(現行モデル)Bassとの比較です。写真に映っている旧モデルのAC30は amPlug Bass(旧モデル)と外観等はほぼ同じです。参考程度に見ておいて下さい。

 現行モデルと旧モデルの大きな変化としてプラグが可動するようになった点が上げられます。この変更によってさまざまなギターに差し込みやすくなり使いやすくなりました。

新旧製品で細部が異なる

 裏側を見るとプラグ根元の形状が異なります。それとロゴや型番等が記載されている部分が現行モデルではシールになっています。

ヘッドホン差し込み口

 ヘッドホンプラグの差し込み口が旧モデルは金属であったのに対して、現行モデルでは本体と同じプラ素材になっています(旧モデルでもプラ素材のものがあるようです)。

 また、ストラップの取り付け穴の位置が反対側になっています。

電源スイッチの比較

 電源ボタンが左右に移動させるタイプから押すタイプに変更されています。これとあわせてLEDの配置も変更されています。

 個人的には旧モデルのスイッチが使いやすいと思います。モードが追加されたために変更したと思われます。

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amPlug 2 Bassの特徴

パッケージ台紙

 昨年末、私が購入した製品が amPlug 2 Bass です。ベースの練習に使おうと思って購入しました。ベース用の amPlug 2 はギター用と違って一種類しか発売されていません。

 ベース用は独自のリズムパターンを鳴らしながら練習できます。ギター用と同じくAUX端子があるため外部機器を接続して曲に合わせて練習することも可能です。

3つのモードを切替えられる

 「STANBY/ON/MODE(電源)」ボタンを押すごとに「ハイ・ゲイン(モード1)(緑色LED)」「ノーマル・ゲイン(モード2)(橙色LED)」「ロー・ゲイン(モード3)(赤色LED)」「電源オフ」と切り替わっていきます。アクティブ・ベースにも対応できるようです。

9種類のリズムパターンが選べる

amplug2bassの操作方法

 操作方法は付属の説明書に詳しく記載されています。

 本体の「RHYTHM」ボタンを押すことで、リズムパターンを再生することができます。リズムパターンはボタンを押すごとに「ロック/ポップス」「ファンク/R&B」「その他」「リズムパターンオフ」と切り替わります。特定のリズムパターンを選択した後で「RHYTHM」ボタンを押しながら「STANBY/ON/MODE(電源)」ボタンを押すとリズムパターンのバリエーションが切替えられます。つまり、9種類のリズムパターンが選択できるということです。

音質がそれなりに良く利便性も高い

アンプラグ2ベース本体

 音質は好みが強く反映される要素ではありますが、価格を考えるととても良い音のように思えます。とはいえ、この手の製品の売りはなんといっても利便性の高さにあります。大きなアンプのほうが迫力のある音で練習できると思いますが、可搬性の低さや住宅事情等の絡みもあるため個人の環境に応じて適切なほうを選択することが肝要です。

 操作性に関してはボリュームやトーンが手元で簡単に調節できる点が便利です。シールド(ケーブル)が不要というのも大きな利点です。

 ヘッドホンのケーブルは1.8m程度あれば引っ掛かることもなく快適に使用できます。操作性に関する問題は、電源ボタンが若干押しにくいという点くらいでしょうか。

 そうしたことを踏まえるとamPlug 2 Bassは練習する分には十分な内容といえます。

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amPlug 2 Bassはベース練習に最適

プラグを折りたたんだ状態

 amPlug シリーズは、これからギターやベースを始める方におすすめできます。夜でも音を気にせず練習に励めます

 amPlug 2 Bassは、ベース用のアンプ、マルチエフェクター、オーディオインターフェースなどを持っていない方には重宝します。ただし、安価なイヤホンを用いると音がまともに聞こえないこともあるため、3~5千円程度のヘッドホンの使用は必須と考えて下さい。モニター用ヘッドホンと一緒に使用することで重低音が心地よく響きます。

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 amPlug シリーズは、ちょっとした練習にはとても使い勝手の良い製品です。これからギターやベースを始める方は、とりあえず amPlug シリーズで練習してみて、物足りなくなってからアンプの購入を検討するというかたちをお勧めします。ギターであればたくさんのラインナップの中から選べます。

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