これまで使用していたモバイルバッテリーが劣化を感じるようになったため、Amazon Prime Day(プライムデー)を機に新しいモバイルバッテリーに買い替えることにしました。
容量10000mAh 以上、小型かつ薄型、急速充電可、USB Type-C 搭載という条件に適合する製品の中から CIO 社の「SMARTCOBY Pro SLIM(10000mAh)」を選びました。
このモバイルバッテリーを海外でも使用してみましたが、予想していたとおり活躍してくれました。ポイント等を追記しました。
ポータブル・モバイルバッテリーの決定版
CIO「SMARTCOBY Pro SLIM」
CIO 社の SMARTCOBY シリーズ の中でも、「SMARTCOBY Pro SLIM」は小型薄型が特徴的な容量 10000mAh のモバイルバッテリーです。
こちらのモバイルバッテリーは、2024年7月に開催されたプライムデーの先行セール/本セールで少しお安くなっていました。購入時の価格は3,780円でした(価格は日々変動します)。
この製品を単品で注文しましたが、中身がモバイルバッテリーということもあってか、A4程度の薄い段ボールに入って届きました。こういう製品をアマゾンで購入しても問題なさそうです。
「SMARTCOBY Pro SLIM」の入出力ポートは USB Type-C ×2、USB Type-A ×1の三つです。3ポート同時充電にも対応しています。合計出力は 30W、USB Type-C の単ポートの最大出力は 35W です。
なお、CIO 社は大阪府守口市にある日本の企業です。こちらの会社はスマホ関連機器の企画や開発を行っています。
(参考)
SMARTCOBY Pro SLIM(CIO公式サイトの製品ページ)
製品の仕様
こちらの製品は手のひらに収まるサイズ感です。本体の薄さは 16 mm であることを踏まえると、10000mAh のモバイルバッテリーとしてはそれなりの薄さであることが分かります。
入出力ポートは USB Type-C ×2、USB Type-A ×1の三つです。USB Type-C の単ポートの最大出力は 35W です。
この製品はパススルー充電に対応しているため、充電器と USBケーブルが一組しかなくとも、デバイスとバッテリーの充電を効率的に行うことができます。
iPhone、Pixel、Galaxy、Xperia などのスマートフォンの充電はもちろん、タブレットや一部のノートパソコンの充電も可能です。スマホは機種やバッテリー残量によって異なりますが、1回~1.5回程度の充電が可能です。
製品は中国製です。保証期間は1年となっています。
同梱物一覧
こちらのモバイルバッテリーは本体の他に USB Type-C ケーブルと簡易説明書(日本語・英語)が付属しています。ただし、携帯用のポーチは付いていません。
その後、モバイルバッテリーをぴったり収めることのできるケースを見つけたので以下のページにまとめておきました。このケースはまるで純正品であるかのようにこのモバイルバッテリーを収納することができます。
小型で薄型の本体デザイン
カラーはブラックとホワイトの2色が用意されています。今回はブラックを選びました。
全体を眺めて見ても100均のモバイルバッテリーのように安っぽい感じはありません。スクラッチ耐性があるため、充電用の USB ケーブルとあわせてカバンにサッと放り込めます。
また、世界最薄級をうたっているだけのことはあり、上着やズボンのポケットにも軽々と収まるサイズです。
CIO のモバイルバッテリーは大型家電量販店でも展示されていることがあるため、サイズやデザインを店頭で確認してから購入することもできます。
空港でも安心の容量表記
裏面下部に容量と出入力に関する詳細が記載されています。ただし、文字はかなり小さくて見辛いです。PSEマークも確認できます。
モバイルバッテリーの容量は、飛行機の手荷物検査の際にチェックされることが稀にあるので意外と重要です。10000mAh は問題なく機内持ち込みできます。
それと万が一、容量の表示が確認できない場合は、本体を没収される可能性があります。容量の表示が消えないように取り扱う必要があります。
傷付きにくい外装
正面の左上にはCIOのロゴが入っています。外装にはシボ加工が施されており、擦り傷や線傷が付きにくい(目立ちにくい)工夫が凝らされています。
見やすい残量表示
右側面にはモバイルバッテリーの残量を確認するためのボタンがあります。ボタンの類いはこれだけです。
デバイスの充電中は残量のパーセンテージが表示されています。ドット表記ですが、LEDの視認性は高いです。右側面にあるボタンを押すことでも確認できます。
モバイルバッテリーへの蓄電中は電池マークが点滅し、電池マーク内の縦線(1本~4本)が増えていってやがて満タンになります。
なお、開封時の残量は75%でした。残量には個体差があるとは思いますが、到着後すぐに使うこともできそうです。
USB ポートは三つ
入出力ポートは USB Type-C ×2、USB Type-A ×1の三つです。今は USB Type-C ポートが必須です。
既に何度か使用していますが、デバイスの充電やモバイルバッテリー本体の蓄電を問題なく行うことができています。
なお、Anker の USB ケーブル1mを用いても iPhone 15 Pro を問題なく充電できました。
充電器は Anker の「735 Charger(GaNPrime 65W)」を使用しています。この充電器はイチオシです!
「SMARTCOBY Pro SLIM」の使用感
こちらは付属の USB Type-C ケーブルを差し込んだ状態です。コネクタの抜き挿しにも違和感はありません。
とりあえず、付属のケーブルが1本あれば USB Type-C 充電に対応したデバイスの充電とモバイルバッテリー本体の蓄電を行うことができます。しかし、USB Type-A をご利用の際は別途 USB ケーブルを用意する必要があります。
iPhone 15 Pro のバッテリーが50%の時点で充電を開始したところ、約80分後に充電が完了して100%になりました。モバイルバッテリー本体の残量は75%から37%に変化しました。
モバイルバッテリー本体を100%の状態にしておけば、iPhone 15 Pro のバッテリーを余裕をもってフルにできそうです。
一方、モバイルバッテリー本体の蓄電は、残量が37%の時点で蓄電を開始したところ、約25分後に100%になりました(←時間はまた別の機会に再計測する予定)。製品の販売ページには約90分で満充電とあります。
この製品を何度か使用してみた感想としては、USB Type-C が二つ付いている点、高速充電に対応している点、本体が薄くて小さい点、傷が付きにくい点などが特に優れていると感じました。一方、携行するためのポーチが付属していたら良かったという点が不満です。
この製品は総合的にみて今販売されているモバイルバッテリーの中でもおすすめ度が高いといえるでしょう。内容と価格のバランスもとれています。
近い内に、この製品を海外にも持って行って使い勝手を確認してみようと考えています。もうしばらく使用してからレビューを追記する予定です。
(2024年12月9日追記)9月から12月まで満充電のまま未使用で放置しておいたところ、12月初旬の残量確認では残量100%という表示でした。新品であればしばらく放置していても残量が大きく減ることはないようです。
製品のレビューや口コミも忘れずに確認してみてください。