海外に到着したら両替後にSIMカードを購入される方も多いと思います。
タイの場合は空港内のSIMカード販売店だけでなく、街中にある通信会社の店舗や携帯ショップでもSIMカードを購入できるところがあります。そうしたことから、タイは海外旅行に不慣れな方でもSIMカードの入手がひじょうに容易です。
このページでは、スワンナプーム国際空港におけるSIMカードの購入方法をまとめています。一般的なSIMカードの購入方法はあちこちで紹介されているので、ここではタイとあわせて他の国にも行く方に向けて、複数の国で利用できるSIMカードの購入方法を一例として紹介しています。
SIMカードは利用しやすい方法で購入する
SIMカードの購入方法はいくつもある!
今ではSIMカードの購入方法が多様化しています。
SIMカードは日本で買っていくことも、日本で申し込んだものを現地のカウンターで受け取ることも、eSIM をネット上で購入することもできるため、必ずしも現地でSIMカードを購入する必要はありません。
ですので、自分のスタイルに合った購入手段を選択してください。もちろん、海外利用に対応したキャリアを利用するという手もあります。
SIMカードを日本で購入するメリット
SIMカードを予め買っておくと飛行機到着時にSIMカードを差し替えて設定を済ませるだけですぐに利用できます。
一方、現地購入では行列に並ばなければいけないこともありますし、自分の後ろに人が並んでいる場合には時間をかけて選ぶことができません。
したがって、スマホの操作に長けた方は日本でSIMカードを入手しておくとよいかもしれません。安価なSIMカードを Amazon で手に入れることができます。
SIMカードを日本で購入して行くことのメリットは、口コミやレビューを読みながらプランや価格をじっくりと考えて選べる点にあります。詳しい説明も日本語で書かれていますし、低価格のSIMカードを選ぶこともできます。
SIMカードを現地で購入するメリット
それでも、SIMカードを空港で購入する予定の方が数多くいらっしゃるでしょう。実際のところ、SIMカードを現地で購入するメリットもあります。
スマートフォンの操作が苦手な方は現地で購入することでSIMカードの差し替えから設定まで全てやってもらえます。インターネットができる状態でスマホを渡してもらえるので安心です。
英語が苦手な方でもまったく問題ありません。プランが分かりやすく表示されているため、利用可能な日数、利用可能な容量、電話番号の有無(必要な方)、価格の4点を確認して申し込むだけです。
3泊4日の旅程なら「4 days(フォーデイズ)」と言いながら、看板や価格表を指さすだけで購入することができます。その場合には5日間用のものをすすめてくれるはずです。
いずれにしても、お使いのスマホがSIMフリーに対応しているか、eSIM の場合は eSIM に対応しているか等を事前に把握しておかなければなりません。
SIMカードをタイで購入するために必要なもの
空港や携帯ショップでSIMカードを購入するときは、パスポートと現金が必要です。SIMカードのショップはカード決済ができずに現金払いのみとなっているところが多いです。
それと今お使いのスマホがSIMフリーであるかどうかは極めて重要です。SIMフリーに対応していないスマホは海外のSIMカードを入れてもインターネットや通話を利用できません。
ここ数年の間にスマホを買い替えた方は、概ねSIMフリーに対応しているので安心してください。されど、SIMフリー化されていない場合はご利用のキャリアにてSIMロック解除の手続きが必要です。
ちなみに以前、台湾の桃園国際空港にてSIMカードを購入されていたご年配のご夫婦が、SIMフリー非対応のスマホだったようで設定ができずに落胆されていました。当たり前ですがその場合でも支払った代金は戻ってきません。
スマホを買い替えてキャリアを変更する予定のある方へ
10年くらい前のスマホをまだ壊れていないからと長らく使い続けている方もいらっしゃるでしょう。そういう方は旅行を機に思い切って新しいスマホへの買い替えを検討されてはいかがでしょうか。
以下の Google Pixel 7a がコスパ最強スマホです。新しい Google Pixel 8a が発売されたこともあってこれからしばらくは手に入れるチャンスかもしれません。状態の良い中古スマホが特におすすめです。
回線/キャリア(通信会社)も変更するのであればドコモの低価格ブランドである ahamo(アハモ)を選んでください。ahamo は「データローミング」の設定を「オン」にするだけで、いつものスマホを15日間にわたって海外でそのまま利用することができます。
【参考】
海外データ通信(ahamo)
スワンナプーム国際空港におけるSIMカード購入方法
空港内ではどこでもSIMカードが購入できる
スワンナプーム国際空港には、SIMカードを販売しているショップがたくさんあります。制限エリアの出口付近にもいくつかのお店があり、実際に多くの旅行者が列をなしています。混み合っているお店は避けて空いているところで購入しましょう。
タイの有名なキャリア(通信会社)は、true、AIS、dtac です。どれでもよいのでお店の前の看板を見比べて適当なものを選んでください。
空港内でレートが良いとされている両替所の付近にもSIMカード販売のカウンターがあります。ここではそちらのお店を紹介します。
空港のBフロア(地下1階)に移動します。まず両替を済ませて、タイバーツを手に入れた後にSIMカードを買いに行きます。両替については以下のページをご覧ください。
両替所は写真の正面にあり、SIMカードのお店は左奥にあります。
両替所を済ませてから、両替所の向い側にあるSIMカード販売店にやってきました。
先ほどの動く歩道は「空港方面」という白い矢印の向こう側にあります。
True 5G TOURIST SIM のブース
お店の前にプラン等が書かれた看板が並んでいます。また、詳細なプランはカウンターにあります。
SIMカードを購入する際は、カウンターにある日数や容量などが記載された料金表を見て適切なプランを選ぶことになります。
SIMカードを現地で購入するとSIMカードの差し替えから設定まで全てやってもらうことができます。それらの料金も当然に含まれています。
こちらのショップでは、複数の国で利用できるSIMカードも販売されています。
タイを拠点としてラオスやカンボジアなどの隣国に訪れる計画のある方は、複数の国で利用することのできるSIMカードを手に入れてください。
「トラベル SIM アジアン(TRAVEL SIM ASIAN)」はアジア諸国で利用することのできるSIMカードです。
中国、インド、ウズベキスタンなどの国々も含まれており、利用可能な範囲が広く設定されていることがうかがえます。訪問予定の国や地域が含まれているかどうかを確認してみてください。
10日間に渡って6GBのデータ通信を利用できるSIMカードは399バーツ(約1,700円)となっています。今回は後日にカンボジアに向かうこともあって、こちらのSIMカードを選びました。
(追記)日本でもほぼ同じものが買えるようですが、2024年6月時点では2,180円と現地よりもやや割高感があるようです。
こちらの「トラベル SIM ワールド(TRAVEL SIM WORLD)」は利用できる国の数が多くなっています。アジア地域に加えて、アメリカ、イタリア、モナコなどの国々での利用も可能になっています。
15日間に渡って6GBのデータ通信を利用できるこちらのSIMカードは899バーツ(約3,850円)となっています。
これはちょっと高いかもしれませんので、あちこちの国々を周遊するのであれば Amazon 等で適したSIMカードを事前に入手しておくのが経済的かもしれませんね。また、旅行期間が長くなる場合はSIMカードを複数枚入手しておくとよいかもしれません。