2023年夏、久しぶりに海外へ行きました。目的地はタイとカンボジアです。
この旅行は2019年の秋以来およそ4年ぶりの海外ということもあり、いきなり知らない場所に行くのは不安でした。そこで過去に行ったことのあるバンコクにて頭と身体を慣らしてからシェムリアップへ向かうことにしました。
今さらではありますが旅の記録を残していきたいと思います。ちなみに、このブログは海外旅行の記録を残すために作ったのですが、ブログを立ち上げてしばらくして感染症の問題が発生して、公私ともに旅行どころではなくなってしまったため、旅行関係の記事を長らく書いていませんでした・・・・・・。これからは暇を見つけて過去の記録も掲載していく予定です。
関空発バンコク行、エアアジアX XJ613 便
久方ぶりの関空からバンコクに向けて出発
2023年8月、バンコク行きの飛行機に乗るため関西国際空港を訪れました。久々の関空は夏休み期間にもかかわらず、人はそれほど多くありませんでした。
朝の7時頃ということもその理由かもしれません。国際線は3時間前に空港に到着するようにしていますが、このときは大方4時間くらい前に駅に着いていたかもしれません。いつも阪和線が遅れたときのことを考えて行動しています。
空港に到着するといよいよ出発かという気持ちになりますよね。感染症の問題が発生した時は正直なところ今後5~10年くらいは海外に行くことはできないのではないか考えていました。しかし、2023年頃から状況が大きく変わりはじめ、5月に感染症の位置づけが変更されたあたりからほぼ日常を取り戻したように感じられます。
もちろん、2021年から2022年にかけて早くも海外旅行に行っていた方々もいたようですが、個人的には感染のリスクや余計な手続き等の諸事情を考慮すると海外に出て行く気にはなれませんでした。
この頃には関空の飛行機発着数は、フライトボードを見る限りでは以前と同じような内容になっていました。
たくさんの便が出ていることが分かります。ほとんどのフライトが無くなっていた時期と比べると雲泥の差ですね。
関空のフライト情報は関西国際空港の公式サイトで確認することができます。空港へ向かう電車の中でも遅延等が発生していないか調べておくと安心です。これからの時期は台風も来るのでこまめな確認は必須です。
チェックイン、保安検査、出国審査を早々と終えて搭乗ゲートにやってきました。なお、チェックイン時に9時10分のボーディングタイムが9時00分に修正されました。
搭乗口にはいつも早めに来るようにしていますが、こんな感じでほとんど誰もいません。ここでのんびりと飛行機を眺めたりガイドブックに目を通したりしています。
なお、タイの情報はタイ国政府観光庁の公式サイトが充実しています。日本向けの案内が驚くほどに充実しています。写真も豊富でガイドブックのようになっています。それに加えて、観光地ガイド、地図、ホテルリスト、当年の祝日・行事スケジュール等がPDFファイルで公開されています。以下のページは必見です!
【参考】
タイ観光案内サイト(タイ国政府観光庁)
ガイドブック(タイ国政府観光庁)
タイ・エアアジアXのXJ613便搭乗
この旅行では行き先が東南アジアということもあって、LCCのタイ・エアアジアXを利用してタイのバンコクへと向かいます。航空券の代金は関空 – バンコク往復のオプションなしで合計32,805円でした。この時期としては安いものを探せたと思います。
XJ613便は関空(大阪)ースワンナプーム国際空港(バンコク)間でほぼ毎日運行されています。このときは関空発9:10 ー バンコク着13:50という予定でした。搭乗時間は6時間です。
帰りはXJ610便、バンコク発14:00 – 関空着21:55です。搭乗時間は5時間55分です。
なお、2023年8月時点では9時50分出発ですが、2024年時点9時55分になっています。
関空からバンコク行きの飛行機はこの便が有力な候補になるかもしれません。LCCだけあって価格も安く、それでいて出発時間もちょうど良い時間に設定されています。それもあって搭乗率は高いです。
この旅で搭乗した飛行機です。エアアジアの飛行機は赤いデザインで目立っていて遠くからでもすぐに分かりますね。機体はエアバス社の A330-300 だったと思います。
パーソナルモニター、USBポート、コンセント等はありません。スマホで映画を観る場合はモバイルバッテリーを用意しておくとよさそうです。
エアアジアの飛行機は何度か乗ったことがありますが、悪い印象は特にありません。ただし、LCCは機内食等のサービスが有料になるので、出発前にお水を用意しておくと快適です。
機内持ち込み荷物は7kgまでとなっています。預け入れ荷物がある場合はその分だけ航空券の料金が高くなります。
飛行機はLCCですがそれほど窮屈な感じはしません。東南アジアへのフライトであれば個人的には許容範囲です。
身長が180cm以上の方は狭く感じるかもしれません。足の長い方は膝がつっかえそうです。
【参考】
エアアジア(エアアジア公式サイト)
バンコク到着、入国審査、空港内移動
タイのバンコクに到着です。こちらがスワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi Airport / BKK)です。
バンコクには、大手航空会社の離発着が多いスワンナプーム国際空港と、格安航空会社の離発着が多いドンムアン国際空港という二つの玄関口があります。これらの空港を間違えないようにしないといけません。
この旅では、大阪とバンコクの往復はスワンナプームを利用し、バンコクとシェムリアップの往復はドンムアンを利用しました。
スワンナプーム国際空港はひじょうに大きな空港ではありますが、案内表示を見て進むだけで入国審査のところまで難なく行けます。そこまで行けば後はバゲージクレームと税関です。
お手洗いは入国審査や荷物受け取りの前までに済ませておくと安心かつ楽です。入国の流れは以下のページが詳しいです。
【参考】
タイへの入国(タイ国政府観光庁)
初めて行かれる方もそれほど神経質になる必要はありません。ただし、時期・時間帯にもよると思いますが、帰国時は出国審査が大混雑していて1時間近く並びました。旅行のハイシーズンであれば帰りは早めに空港に向かうのがよさそうです。
空港内にも行き先表示が大きく出ています。上記写真の案内は、タイ語、英語、中国語の三カ国語で表示されています。
ピクトグラムも分かりやすいので「電車のマーク」等を見つけて矢印の方向に進んで行くだけです。写真左下の青と赤のマークが電車の駅を示しています。その上が公共交通機関であるバスとタクシーのマークです。
空港内にはターミナルガイドがいくつか設置されていますので、どこに何があるかもすぐに把握できます。
空港から街やホテルに向かう前に、空港内で両替とSIMカードの購入を済ませます。電車(エアポートレールリンク)の駅改札の近くにある両替所とSIMカード販売所がおすすめです。
空港内の両替所は以下のページをご覧ください。
SIMカードの購入は以下のページをご覧ください。
スワンナプーム国際空港からバンコク市内へ
スワンナプーム国際空港からバンコク市内への移動手段
街やホテルへのアクセス手段は、バス、タクシー、電車(エアポートレールリンク)などいくつかあります。以下の案内がとても参考になります。
【参考】
バンコク市内の交通(タイ国政府観光庁)
スワンナプーム国際空港からバンコク市内のアクセス方法(タイ国政府観光庁)
バンコクの鉄道路線図は以下のWebサイトの「路線図PDF」から閲覧できます。
この路線図のPDFファイルをスマホにダウンロードしておくか、カラー印刷してポケットに入れておくと便利です。
【参考】
【旅行でご活用ください】バンコク路線図(タイ国政府観光庁)
エアポートレールリンクを利用してバンコク市内へ移動する
エアポートレールリンク(ARL/Airport Rail Link)は気軽に乗れて安いので個人的におすすめです。この路線は朝6時前から24時頃まで運行しています。運行時間は変更される可能性がありますので行く直前に再度お調べください。
今回はARLスワンナプーム駅からARLマッカサン(Makkasan)駅まで乗車します。マッカサン駅は空港から街の中心部に行くときの乗換駅です。スーツケースを転がしている乗客の多くがこの駅で降りていきます。
空港駅から2度乗り換えて予約しているホテルの最寄り駅まで行きました。
ARLマッカサン駅からMRTペッチャブリー駅への乗り換え
ARLマッカサン駅で下車してMRT(Mass Rapid Transit Authority of Thailand)への乗り換え案内に従って移動しています。エアポートレイルリンクからMRTのブルーラインに乗り換えます。
ARLマッカサン駅の改札を出てL字型の連絡橋を渡って、写真右奥にある透明の階段を下りるとMRTペッチャブリー(Phetchaburi)駅の入り口があります。徒歩7分程度です。
連絡橋から下の道路を見下ろすと大渋滞になっています。バスやタクシーは中心部に入ったところで渋滞に巻き込まれる可能性もありますので、街への移動はできることなら電車の利用がよいと思います。
この写真の左方向に進むとMRTペッチャブリー駅です。
車が交差点内に溜まっています。空いている道路も多いですが、一部の道路はこのように混雑していることがあります。
階段を降りて進んでいくと突き当たりにコインロッカーがあります。日本語に対応しています。なお、海外のコインロッカーはエラーや整備不良で開かなくなってしまうことが稀にあるのでご注意ください。
ここの右手にMRTペッチャブリー駅へと続く階段があります。
先ほどの透明の階段を下りてくるりと回ったあたりにMRTペッチャブリー駅へと続く階段があります。
左手は1枚上の写真にある大通りです。この場所はガイドブックでも時々見かけますね。入り口が緑色なので分かりやすいです。
ちなみに、終電になったら入り口のシャッターが閉まってここから先に入れなくなります。
こちらはMRTペッチャブリー駅のホーム扉上の行き先案内図です。進む方向に矢印が書いてあり、駅名が濃い色で表示されています。
電車は薄い灰色の方向には行きません。
案内を少しだけ拡大してみます。スマホの方はスワイプでさらに大きくして見てみてください。
文字はタイ語と英語の二カ国語表記になっています。路線は日本と同じように色分けされています。別の路線への乗り換えは駅名の上下にある色を見ることで、どの路線に繋がっているのかをすぐに判別することが可能です。
タイを訪れるのが初めての方でもひじょうに分かりやすくなっています。
MRTスクンビット駅からBTSアソーク駅へ乗り換え
今回はMRTペッチャブリー駅から一駅先のMRTスクンビット(Sukhumvit)駅まで行って、その近くにあるBTSアソーク(Asoke)駅からBTS(Bangkok Mass Transit System Public Company Limited.)のライトグリーンライン(スクンビット線)に乗り換えてホテル最寄り駅に移動しました。
この路線はバンコクを訪れた誰もが何度も乗ることになります。BTSアソーク駅までは同じ行程を辿る方も多いと思います。そのあたりから各自のホテルのある方面へそれぞれ移動していきます。
BTSアソーク駅からBTSプラカノン駅へ
写真の左側がBTSプラカノン(Phra Khanong)駅です。
感染症の前と比べるとどこのホテルも宿泊料が上がっています。そのため今回は中心部よりやや離れたプラカノン駅周辺にあるホテルを予約しました。
BTSアソーク駅からBTSプラカノン駅の間にはプロンポン(Phrom Phong)駅、トンロー(Thong Lo)駅、エカマイ(Ekkamai)駅があります。
このあたりには、2023年に開業したばかりのエムスフィアをはじめ、エムクオーティエ、マルシェトンロー、ビック C エカマイ、ゲートウェイエカマイなどのショッピングモールがあります。また、少し足を伸ばせばプラカノン市場のように地元民が訪れる市場もあります。
BTSのライトグリーンライン1本で色々なところにアクセスできるので、上記の駅周辺はどこに泊まっても良さそうです。ご飯も買い物も困ることはありません。
また、プロンポン周辺は日本人駐在員が数多く住んでいるエリアであり、日本人街もあります。さらに、エカマイ駅の南側にはバンコク東バスターミナルがあり、近郊の都市に向かう長距離バスが何本も出ています。パタヤ行きのバスも出ています。
プラカンノン駅の周辺も色々なお店があります。また、日本語の看板を掲げた飲食店もいくつかありました。上の写真の赤い建物は郵便局です。
このあたりは中心部からやや離れていますが十分過ごしやすいといえます。しかし、アソーク駅までは割とすぐですが、サイアム駅まではやや遠く感じます。
ホテルの最寄り駅までにかかった費用は次のとおりです(2023年8月時)。
・MRTペッチャブリー駅 → MRTスクンビット駅 17バーツ(約73円)
・BTSアソーク駅 → BTSプラカノン駅 32バーツ(約137円)
予約したホテルはプラカノン駅から徒歩7分程度で、大通りから入り組んだ小路を入ったところにありました。Googleマップを使わないと迷っていたと思います。ですが、シングルルームに安く泊まることができました。
この旅ではバンコクで数日過ごしてからカンボジアのシェムリアップへと向かいました。