超簡単!アムステルダム国立美術館のチケットを予約する方法!

美しい建築オランダ

 アムステルダム国立美術館は、アムステルダムを訪れるなら絶対に行きたい場所の一つです。展示されている絵画も有名な作品が多く、どれか一つは気に入る作品が見つかると思います。また、美術館の建物がひじょうに美しく、外観を眺めるだけでも魅了される要素があります。

 アムステルダム国立美術館は、アムステルダムを旅行するほとんどの人が訪れるため、時間帯によっては大変混雑します。混雑を避けるために事前にチケットを購入しておくことを強くお勧めします。

 チケット購入画面は英語です。しかし、このページをご覧いただければ英語がまったくわからない方でも簡単にチケットを購入することができます。ぜひご参考になさってください。

ご注意
 レンブラントの『夜警』は、2019年7月8日から修復作業に入っています。通例、美術品の修復はバックヤードや専門機関で行われます。しかし、『夜警』の修復は、汚れの除去や傷の修復を公開で行う画期的な試みを実践しています。したがって、『夜警』は修復ルームのガラス越しに観覧することになっています。(2019年9月現在)
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アムステルダム国立美術館の基本情報

アムステルダム国立美術館

 アムステルダム国立美術館には、17世紀のオランダ絵画を始めとして数多く絵画が展示されています。アムステルダムを旅行する際は、最優先で訪れたい場所です。私もアムステルダム国立美術館は本当に行って良かったと思っています。

基本情報

入館料大人:20.00ユーロ(オンライン19.00ユーロ
18歳以下:無料
ガイドマルチメディアガイド(日本語)5ユーロ
開館時間毎日9:00から17:00
荷物預けクローク:無料
ロッカー:無料(要50セントコイン
バリアフリー車いす可
所在地Museumplein/Museumstraat 1 1071 CJ Amsterdam


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アクセス(2019年9月現在)

街中の地図

 美術館へのアクセスは、アムステルダム中央駅からは2番または12番のトラムを利用して「国立美術館(Rijksmuseum)」駅で下車します。この駅は美術館の西側になります。

 スローテルダイク(Sloterdijk)駅からは19番のトラムを利用して美術館の北側にある「アムステルダムスピーゲルグラフト(スピーゲルフラハト)(Amsterdam, Spiegelgracht)」駅で下車します。スローテルダイク駅のトラムは19番のみで始発駅になっているようです。

 市街地の南端にあるアムステルダム南(Amsterdam Zuid)からは5番のトラムを利用して「国立美術館(Rijksmuseum)」駅で下車します。なお、アムステルダム南駅のトラム乗り場は駅の北側にあります。

 アムステルダム南部の観光の起点となるライツェ広場から国立美術館へは、徒歩で簡単に行くことができます。経路も単純ですから迷うこともありません。

 スキポール空港からは397番のバスを利用して「国立美術館(Rijksmuseum)」駅で下車となります。片道6ユーロ。

 

 余談ですが「plein」は「広場」、「gracht」は「運河」、「gebouw」は「建物」を意味しています。つまり「Amsterdam, Museumplein」で下車するときは美術館らしき建物と大きな公園が見えたらすぐに降りる準備をすれば良いということになります。アナウンスがわからなくても何とかなります。

 アクセス方法は、念のためガイドブック等で最新情報をご確認ください。

*一部の「読み」と「単語」を修正しました(2019年9月17日)

パンフレット

日本語パンフレット

 美術館のエントランスを入ってすぐのフロアにインフォメーションがあります。インフォメーションカウンターに各国語のパンフレットが置いてあります。

パンフレットの中身

 日本人の観光客も多いため日本語のパンフレットが用意されています。マップも載っていてひじょうに便利です。オーディオガイドが必要な方は、マルチメディアガイドの貸し出しカウンターに向かいましょう。

公式アプリ

 スマホをお持ちの方は、美術館のアプリを事前にインストールしておくのがおすすめです。マルチメディアガイドの代わりとなるアプリが無料で使用できます。日本語に対応しています。

iPhone用(232.6MB)

Android用(7.3MB)

ロッカーの使い方

 大きな荷物を持って館内に入ることはできません。荷物をクロークかロッカーに預けなければいけません。どちらも無料です。スーツケースはホテルに置いてくるか、駅周辺の荷物預かり所を利用しましょう。

アムステルダム中央駅周辺に荷物預かり所はあるのか?
アムステルダム中央駅周辺にある駅から近くてすごく便利な荷物預かり所をご紹介いたします。荷物の大きさごとの利用料金、駅からの時間と地図、その他のサービスについて取り上げています。アムステルダムを訪れる方は必見の内容です。

 ロッカールームは、チケット売り場のあるフロアの端にあります。バックパックが1つ入れられる大きさのロッカーが複数台設置されています。ロッカーの利用には50セント硬貨が必要です。コインは利用後に戻ってきます。

ロッカールーム

1)開館直後のロッカールームはガラガラです。しかし、開館から時間が経つとロッカーが次第に混雑し始めます。

ロッカー

2)鍵が付いているロッカーが利用できます。朝一ならすべて空いています。1番を占領しました。笑

ロッカーのサイズ

3)ロッカーは機内持ち込みできるバックパックが1つ入るサイズです。スマホやティッシュなどの必需品と50セント硬貨を予め用意しておきましょう。

50セントコイン投入口

4)荷物を入れたら扉の裏側にコインを入れるところがあります。コインを入れたら蓋を閉めて鍵を回すとロックされます。チケットさえ持っていれば途中で荷物を取りにくることもできます。

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誰でもわかる!オンラインチケットの購入方法!

 アムステルダム国立美術館のチケットは、美術館の中にあるチケット売り場と公式サイト(オンライン)のどちらからでも購入することができます。

 チケットはオンラインで事前に購入することをおすすめします。チケットを持っているとチケットカウンターに並ぶ必要がありません。また、チケットを持っている人と持っていない人では開館時に入り口/並ぶ列が違います。繁忙期には行列ができる可能性があります。

 私はチケットをスマホに入れて持って行きました。オンラインでチケットを購入しておくと、入り口のスタッフにスマホ画面を提示してバーコードを読み取ってもらうだけで済みます。もちろん、紙を印刷して持って行ってもOKです。

チケットの買い方(2019年対応)

 チケットの購入方法がわからないという方も多いと思います。ここでは、オンラインチケットの購入方法を解説いたします。買い方がわかる方は読まずに飛ばしてください。

 チケット購入画面は変更されることがあります。実際に、2019年の購入画面と数年前の購入画面は大きく異なっています。ここでご紹介している方法は、2019年9月14日時点のものです。

 なお、展覧会や特別展の開催期間中は、チケットの購入画面に特別なチケットが加わっていることがあります。展覧会・特別展を見る場合は、料金が加算されることがあります。しかし、チケット購入方法の基本は変わりません。

 2019年2月15日から6月10日にかけてレンブラントの展覧会『レンブラントのすべて(All the Rembrandts)』が開催されていました。なぜレンブラントなのかというと、レンブラント没後350周年だったからです。展覧会の詳細はアムステルダム国立美術館の公式ホームページに記載されています。ものすごく魅力的な内容だったようですね。こうしたイベントにあわせて旅行の日程を決めるのも良いかもしれませんね。

(参考)
All the Rembrandts(アムステルダム国立美術館公式サイト)(英語)

チケットを購入する前に

 チケットを購入する前に、いつも使っているメールアドレスクレジットカードを用意しましょう。

 また、予め購入するチケットの枚数と種別を確認しておきましょう。マルチメディアガイドが必要な場合はレンタル数をチケットの枚数とあわせてメモしておきましょう。

 日付指定が必要なチケットの購入には約25分の制限時間が設けられています。ページを開いたまま一定の時間が経過すると一からやり直しになります。パソコン操作が苦手な方は特にご注意ください。

チケットの購入

 準備ができたら、アムステルダム国立美術館の公式ページを開きます。

 下記のリンクから公式ページに移動してください。パソコンで見ている場合には、新しいタブ(ページ)が開くと思います。スマホの場合はページの見た目が若干違いますが、やることは基本的に同じです。

アムステルダム国立美術館公式サイト(このページのみ日本語)

 オンラインでのチケット購入の手順は以下の四つに分けられます。
1)チケットの種類と枚数を選択する。
2)オプションを必要に応じて追加する。
3)名前やメールアドレスなどの個人情報を入力する。
4)申込内容を確認してクレジットカードで決済する。

 ご準備はよろしいでしょうか。それではチケットの購入を進めていきましょう。

日本語の公式サイト

 画面の上部中央にある「Buy a ticket(チケットを購入する)」と書かれた赤いボタンを押します。別のページに移動します。ここからは英語のページになります。

チケットの選択

チケット種別の選択

 チケットを選択します。説明文には次のように書かれています。

(訳)
時間とお金を節約:アムステルダム国立美術館のチケットをオンラインで購入
・チケットカウンターで並ばずにすみます。
・窓口では20ユーロですがオンラインなら19ユーロです。
・マルチメディアツアーを事前に予約できます。
・オンラインチケットで修復中の『夜警』に直行できます。

 「Entrance adult(大人チケット)」と「Entrance ages 18 and under(18歳以下の子どものチケット)」の枚数を選択します。

 画面右側の灰色の部分にある「」を押すと枚数を増やせます。反対に「」を押すと枚数を減らせます。

 チケットの枚数と値段を指定すると、画面右上の「Continue(次へ)」ボタンが灰色から赤色に変わってボタンが押せるようになります。チケットの枚数と種別に誤りがなければ「Continue(次へ)」ボタンを押します。

枚数の選択

(例)
 ここでは、一例として「小さなお子さんのいる夫婦」という設定で申し込む場合を考えてみましょう。「大人チケット」が2枚、「子どもチケット」が1枚設定されています。子どもは無料ですので、合計は「38ユーロ」となります。問題がなければ「Continue(次へ)」ボタンを押します。次のページに移動します。

オプションの選択

チケットの種別

 美術館のチケットのみを購入する以外に、オプションを付けることができます。オプションは、時期や展覧会・特別展の内容によって異なる可能性があります。

オプションの選択

 画面の上部と下部に「Total €38.00」とあります。この価格が現在のところ必要な合計金額となります。

 2019年9月現在、チケットには三つの種類があります。標準では左端にチェックが入っています。美術館の入場券のみが必要であればこのままで構いません。

 右側の二つがオプション付きのチケットになります。特別なガイドや展覧会も見られるチケットが必要な場合は、右側か中央かのどちらかにチェックを入れます。オプション付きを選んだ場合は日時を選択する必要が生じます。

 旅行の日程に余裕がある場合は『レンブラントとベラスケス』展も見られることをおすすめします。

 

 各項目の内容は次のとおりです。

1)左端 美術館チケットのみ(特別展は見られません)

 美術館に入るためのチケットのみを購入する場合は左端にチェックを入れて手続きを進めていきます。特別展等を見る予定がない場合は、時間枠を予約する必要はありません。このまま予約を完了することができます。

 

2)中央 美術館チケット + 日時指定のガイド付きツアー(一時間、16歳以上一人につき5ユーロ)

 ガイドツアーでは、美術館の見所をスタッフに案内してもらうことができます。ツアーは一時間です。ガイド付きツアーは美術館のインフォメーションデスクからスタートします。

 このガイドツアーを申し込む場合は、カレンダーから日付と時刻を予約する必要があります。日付や時刻が薄字になっているところは選択できません。ガイドツアーをお考えの方は、早めに予約しないとツアーの枠が埋まる可能性があります。ご注意ください。

 

3)右端 美術館チケット + 『レンブラントとベラスケス』展(2019年10月11日から2020年1月19日まで開催)の入場券

 『レンブラントとベラスケス』展は、2019年10月11日から2020年1月19日まで開催されます。この特別展は追加料金が発生しないようです。日程に余裕があり、日時指定も問題ないという方はこちらを申し込んでみるのも良いかもしれません。

 特別展を見る場合は、カレンダーから日付と時刻を予約する必要があります。いかなる入場券を所持していても、すべての見学者は時間枠を予約する必要があります。こちらも日付や時刻が薄字になっているところは選択できません。

メディアガイドの選択

 マルチメディアガイドが必要な場合は、ページ下部で必要個数を選択します。マルチメディアガイドとは、美術館や展覧会で貸し出される絵画について音声で説明してくれる機械のことです。日本語に対応しています。

 2019年現在、マルチメディアガイドには二つの種類があります。一つ目が一般的な「レンタル機器によるマルチメディアツアー」で、二つ目が家族(二人から四人)で謎解きをしながら楽しむ「ファミリークエスト」です。普通は上を選択します。

1)レンタル機器によるマルチメディアツアー(一人につき5ユーロ)
2)国立美術館ファミリークエスト(一人につき2.5ユーロ)

 

 スマホを使いこなせる方は、無料の公式アプリを入れるとガイド代わりに使用することができて便利です。その場合、ガイドは不要です。

 チケットの種別とマルチメディアガイドの有無が選択できたら「Continue(次へ)」を押して次のページに移動します。

個人情報の入力

 予約枠を申し込んだ場合は、個人情報の入力ページと次のお支払いページにおいて25分10秒以内に入力作業とカード決済を済ませる必要があります。

情報の入力*注:上の画像では日本語で説明を入力しています。

1)一行目:あなたの氏名(決済を行う者の名前)を入力してください。入力欄が三箇所ありますが、左端の「First name(名)」欄に名前を入力して、右端の「Last name(姓)」欄に名字を入力してください。

 中央の「Prefix(敬称)」欄には「Mr., Ms., Miss, Dr.」などの敬称を入力します(入力しなくても大丈夫だと思います)。

 例)[ Hanako ][     ][ Osaka ](大阪花子さんの場合)

2)二行目:あなたのメールアドレスを入力してください。いつも使っているメールアドレスを入力してください。入力したメールアドレスにチケット等の重要な書類が届きます。絶対に間違えないようにご注意ください。

3)三行目:国を選択します。「Netherlands(オランダ)」と記載されている右横の「▼」を押して「Japan(日本)」を選択してください。

4)間違いがなければ「I agree to the terms and conditions(利用規約に同意する)」の左側の「□」にチェックを入れます。

(入力例)

入力例

 全部できたら「Continue(次へ)」を押して次のページに進みます。

内容の確認と代金の支払い

決済画面

 ページの上部に予約の概略が示されています。予約者の氏名とメールアドレス、予約したチケット内容が正しいかどうかを確認します

 ページの下部に「Payment method(お支払い方法)」があります。一番上のクレジットカードにチェックが入っていると思います。予約者本人のクレジットカードを用意してください。

 Card Number欄に「カード番号」、Expiry Date欄に「月/年(有効期限)」、そして CVC / CVV欄にカード裏面に記載されている「三桁のセキュリティコード」を入力して画面下の「Pay(支払い)」を押します。これで決済が完了します。あとは登録したメールを確認するだけです。

日付指定した場合の決済画面

 この画面は、オプション付きのチケットを選んで訪問日時を選択した場合です。個人情報の入力から決済完了までに制限時間が設けられます。制限時間はページ上部の黄色い箇所に示されています。

(参考)
アムステルダム国立美術館公式サイト(日本語)
*チケット購入画面は公式サイトから引用しています。
アムステルダム国立美術館の開館時間と料金の詳細(公式サイト)(英語)
アムステルダム国立美術館(オランダ政府観光局)(日本語)

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アムステルダム国立美術館の主な収蔵作品と見所

 ここでは、フェルメール、レンブラント、ゴッホを簡単に取り上げています。ほかにも有名作品が無数に展示されています。所蔵品リストから自分がもっとも見たいものをピックアップしておかないと見るものが多すぎて困ってしまいます。あらかじめ「何を見るのか」と「どう回るのか」を決めておく必要があります。

フェルメール(Johannes Vermeer)

フェルメールの展示場

 「名誉の間」には、フェルメールの『小路』『恋文』『牛乳を注ぐ女』『手紙を読む青衣の女』が展示されています。

(参考)
ヨハネス・フェルメール(Wikipedia)

レンブラント(Rembrandt Harmenszoon van Rijn)

 ほかにもレンブラントの『夜警』『自画像』『ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)』『布地商組合の見本調査官たち』などが展示されています。アムステルダムには「レンブラントの家」もあります。レンブラントがお好きなら全部見ておきたいですね。

(参考)
レンブラント・ファン・レイン(Wikipedia)

ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)

 ゴッホの『自画像』も展示されています。ゴッホ美術館とあわせてゴッホの作品を楽しみたいですね。

(参考)
フィンセント・ファン・ゴッホ(Wikipedia)

デルフト焼き(Delfts blauw)

デルフト陶器

 デン・ハーグの隣にある小さな街、デルフト。フェルメールが過ごした街として世界中に知られています。そんなデルフトにはフェルメールの絵画以外にも名産品があります。デルフト焼(デルフト陶器)です。白色の釉薬に鮮やかな青で彩られた陶器は美麗にして珠玉。

(参考)
デルフト陶器(Wikipedia)

館内の構造

館内マップ

 美術館は0階から2階までの3階構造になっています。レンブラントやフェルメールは一番上の2階部分に展示されています。最初に2階に向かうことを強くおすすめします。

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オランダ絵画の宝庫

 上述したとおりアムステルダム国立美術館では、フェルメールやレンブラントなどの有名作品を存分に味わうことができます。

 私はフェルメールの作品が好きで、日本で開催されたフェルメールの展覧会やニューヨークにあるフリックコレクションでフェルメール作品を見ています。

 日本でフェルメールの展覧会が開催されると、フェルメールの知名度と人気もあいまって多数のお客さんで会場が賑わいます。土日祝日には身動きができないほどの混雑ぶりです。

 私は個人的に絵画作品を静かに楽しみたいという思いがあります。今回、オランダに赴いた大きな理由がフェルメールを見るということです。

 

 ――美術館2階の「名誉の間」。その一角にフェルメールの作品と同時代のオランダ絵画が展示されている空間があります。

フェルメール『小路(The Little Street)』

小路

 フェルメールは二点の風景画を描いています。その一つが『小路』です。もう一つの風景画である『デルフトの眺望』はハーグにあるマウリッツハイス美術館に収蔵されています。『小路』は長い間、描かれている場所がどこなのか研究者たちにもわからなかったようです。しかし、数年前におそらくここではないかという場所が判明したというニュースがありました。覚えている人もいるかもしれません。

 ところで、フェルメールはオランダのデルフトという町で暮していました。アムステルダムと同じようにデルフトにも町中にたくさんの水路が流れています。町の中心部は観光地化されていますが、中心部から少し逸れると人もまばらでこぢんまりとしています。そんなデルフトは散策することがとても楽しい街です。日程に余裕があるなら必ず組み込んで欲しいと思います。デルフトはハーグの近くにあります。

フェルメール『恋文(The Love Letter)』

恋文

 女中から手紙を受け取って困惑の表情を浮かべている女性が描かれています。鑑賞者はこの絵画を部屋の外から一連のやり取りを眺めているような気持ちで見るようになっています。『恋文』は、展覧会の最中に盗難に遭ったことがあるようです。そうしたエピソードを想像しながら鑑賞すると面白いかもしれませんね。

 この『恋文』は、日本の展覧会で何度か展示されたことがあります。直近では2019年2月16日から5月12日に開催の「フェルメール展」大阪展で展示されていました。

(参考)
フェルメール展公式サイト(大阪会場)

フェルメール『牛乳を注ぐ女(The Milkmaid)』

牛乳をそそぐ女

 部屋の窓際で女性がミルクポットから牛乳を注いでいるシーンが描かれています。フェルメール作品のなかでもよく知られる一枚だと思います。

 この作品も日本の展覧会で展示されたことがあります。直近では2018年10月5日 から2019年2月3日に開催された「フェルメール展」東京展で展示されました。

フェルメール『窓辺で手紙を読む青衣の女(Woman in Blue Reading a Letter)』

 なんとびっくり、私が訪れたとき、作品はドイツの展覧会に貸し出されていました。こういうことは海外の美術館に行くと時々起こります。展覧会で外国の絵画を見て喜んでいる人がいるとき、所蔵の美術館では「せっかく来たのにお目当ての絵画がない!」と悲しんでいる人がいるわけですね。笑

 この作品には青い服に身を包んだ女性が、室内で手紙を読む光景が描かれています。『窓辺で手紙を読む青衣の女』は、2011年に京都市立美術館などで開催された展覧会で展示されたことがあります。私は日本の展覧会で見たことがあります。

レンブラント『夜警(Night Watch)』

夜警

 国立美術館にはレンブラントの最高傑作といれわれる『夜警』も展示されています。美術館の階段を上がって「名誉の間」への扉を開けると、最奥に掲げられている『夜警』が目に飛び込んできます。このような演出は本当に素晴らしいですね。

 想像していたよりも大きくて迫力があります。絵画の目の前に立ち尽くして見入ってしまうほどです。なにより絵に臨場感があります。絵画の傍によって細部までじっくりと眺めたくなりますね。残念なことに現在は修復中のため目の前まで近づいて見ることはできないと思われます。

レンブラント『自画像(Self-Portrait)』

レンブラントの自画像

 若きレンブラントの自画像です。あらかじめ場所をチェックしておかないと見逃してしまいそうです。

 レンブラントは生涯にわたりたくさんの自画像を描いています。色々な自画像を見比べてみるのも面白いかもしれません。

ゴッホ『自画像(Self-Portrait)』

ゴッホの自画像

 ゴッホの代表作といえば『ひまわり』を挙げる方も多いと思います。それと同時にさまざまな自画像を連想した方もいらっしゃるでしょう。ゴッホは数十枚もの自画像を描き残しています。その中の一枚がアムステルダム国立美術館に所蔵されています。フェルメールほどの賑わいはありませんので、じっくりと鑑賞することができます。

 すぐ近くのゴッホ美術館にはもっと多くの自画像が展示されています。ゴッホ美術館も必見です。ただし、予約は必須です。

国立美術館内にある図書館は必見!

カイパース図書室

 「カイパース図書室」といわれる図書館は、世界一美しい図書館の一つです。オランダの美術史に関する書籍が所蔵されているようです。手前から眺めるだけで奥に入ることはできません。本を手にとって触れることはできませんが、歴史を感じさせる荘厳な空間に触れることはできます。一見の価値あり。

 人も少なく静かなため美術館のほかの部屋とは空気が違うように感じられます。図書室の中にいると、この場所だけ時の進みが遅くなっているような気さえしてきます。

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美術館のお土産

ミュージアムショップ

 ミュージアムショップは、入り口を入ってすぐのフロアの地下にあります。カフェの真下です。ポストカード、文房具、衣料品、陶磁器などさまざまなアイテムが陳列されています。

 日本人には、どういうわけか美術館のエコバッグやトートバッグが大人気のようです。有名な絵画をモチーフにしたエコバッグや美術館の名称が入ったエコバッグ(トートバッグ)がたくさん売られていました。ミュージアムショップを見て回るだけでも楽しい時間が過ごせます。

お土産

 花の絵画を用いたお土産。花が美しい。

デルフト焼

 デルフト焼のお土産。青がキレイ。

マグカップとコースター

 有名絵画のマグカップとコースター。色とりどり。

書籍

 書籍や文具なども。

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カフェ・レストラン

 アムステルダム国立美術館にはカフェ・レストランが併設されています。カフェはミュージアムショップの真上にあります。かなり混雑している印象を受けました。

カフェ

 カフェはチケット売り場のあるフロアにあるため入場券なしでも入れたと思います。18時まで。

 広場に出ると屋外カフェがいくつもあります。芝生や空を眺めながらコーヒーを飲んで休憩するのも大いにありです。

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オランダ絵画を楽しむために

 ここまで長々とお読みいただきありがとうございます。アムステルダム国立美術館を楽しむコツを一つだけお伝えします。

エントランス

 絵画作品を思う存分楽しみたい場合は朝一番に美術館に行きましょう。美術館のエントランスは建物の中央にあります。開館前30分前はご覧のとおり人がいません。

並ぶ場所

 回転扉の前に並びます。15分ほど前になると少しずつ人が集まってきます。開館時間になって入館したらロッカーに荷物を置きます。当たり前ですが、一番乗りだとすべてのロッカーが空いています。

 荷物を置いたら、すぐにお目当ての絵画のあるフロアに早足で向かいましょう。そうすると誰もいない空間で名画を堪能できるかもしれません。向かうは「名誉の間」です。

 私は誰もいない静寂の中でフェルメールの作品を独占して至福の時を過ごさせてもらいました。私だけの空間――(違うけど)。私だけのフェルメール作品――(違うけど)。今でも忘れられない思い出になっています。

 開館から一時間もしないうちに、フェルメールやレンブラントの前は人でごった返します。じっくり見ることはかなり難しいでしょう。団体客も次々にやって来ます。

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新しい発見が最高のお土産

 美術館に行くと自分が知らなかった絵画に出会うこともできます。今回、私が特に気に入った絵画が二つあります。

 一つ目は、ヤーコプ・ファン・ロイスダール(Jacob Izaaksz van Ruisdael)の『ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車(クリックするとWikipediaの写真が開きます)』です。17世紀のオランダの風景画です。オランダはユトレヒト地方の素朴な風景が描かれています。この画家の作品はほかにも数点展示されています。

 フェルメールやレンブラントと同じ時代に活躍した著名な画家のようです。私は恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、偶然の出会いで知ることができて嬉しく思っています。

 二つ目は、アンヌ=ルイ・ジロデ=トリオソン(Anne-Louis Girodet de Roussy-Trioson)の『オルタンス・ド・ボアルネ(Hortense de Beauharnais)』という作品です。

オルタンス・ド・ボアルネ

 ナポレオンの義理の娘の肖像画です。どことなく引き込まれる魅力があります。

(参考)
ヤーコプ・ファン・ロイスダール(Wikipedia)

Anne-Louis Girodet de Roussy-Trioson(Wikipedia)(英語)
オルタンス・ド・ボアルネ(Wikipedia)(日本語)

 美術館を最大限に楽しむためには事前にある程度の知識を持っておくことも大切です。今日ではインターネット上でもたくさんの画家や絵画の情報を得ることができます。しかし、特定の画家や特定の時代をクローズアップした書籍を読むと網羅的な知識をより深く獲得することができます。良い本がたくさんあります。ぜひ手に取ってみてください。すぐにでもオランダに行きたくなりますよ。

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