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オランダ・アムステルダムのお天気と観光に適した服装とは?

アイキャッチ オランダ
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 これからオランダを旅行される方は、現地の天候や服装がとても気になると思います。ここでは大まかな気温と皆の服装について考えてみたいと思います。

 街を歩く人々の写真もあります。どういう服装が夏場に適切なのかが大体想像できるのではないでしょうか。

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オランダの天候

 海外旅行に行く際にもっとも気になることの一つが現地の気温と服装です。誰しも「現地は寒いのか?」「それとも暑いのか?」「皆どのような服装なのか?」といった疑問をもつと思います。

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 この記事では、オランダ第四の都市ユトレヒトの近郊にあるデビルト(De Bilt)という街(気象を観測している地点の一つと思われる)の気象データを参照しながら、アムステルダムの気温、降水量、そして服装についてみていきたいと思います。

気温について

 私が実際にオランダに行ったのは8月末~9月初旬です。日本の日中の気温が30℃~35℃に対して、アムステルダムは15℃~25℃ほどということもありかなり涼しく感じられました。

オランダと日本の月平均気温

 上のグラフは、オランダ(デビルト)と日本(大阪)の直近5年の月平均気温をまとめたものになります。

 デビルトと大阪の月平均気温を比較すると、デビルトは大阪よりもかなり低いことがわかります。7月の月平均気温をみてみると、デビルトが18.7℃であるのに対して大阪が28.0℃となっています。また、8月の月平均気温をみてみると、デビルトが17.6℃であるのに対して大阪は29.0℃となっています。

 年平均気温は大阪が17.1℃に対してデビルトが10.8℃です。このことから、オランダの方が一年を通して涼しいことがわかります。あくまでも平均での話ですが、日本とオランダで気温の差がかなりあることがわかります。

 観光のベストシーズンでもある7月~9月初旬は、比較的温暖で湿度も低く過ごしやすい日が多いと思います。ただし、オランダは天候が変わりやすいとされ、日中でも雲が出てきたり風が吹いたりすると肌寒さを感じることがあります。

オランダの月平均気温

 オランダの朝夕はかなり冷え込みます日中と朝夕では相当な気温差があります。ちょっとした天候の変化で10℃以上の気温差が生じることも少なくありません。日中は半袖で汗をかくほど暑くても、陽が陰ると寒さで震えてしまうことがあります。

 そのため、外出時には上着を羽織るか、またはウインドブレーカーや薄手のカーディガンなどをカバンに入れておくのがよいと思います。

降水量について

 オランダは日本と比較して年間の降水量が少ない傾向にあります。日本で特に雨の多い6月から10月でも、オランダの降水量はそれほど多くありません。

 とはいえ、雨が降りそうな日は、小さな折りたたみ傘を持って観光に向かいましょう。雲が出てきたと思ったら小雨が降り出すということがあります。雨が降り出すと気温がグッと下がります。服装をうまく調整して対応する必要があります。

オランダと日本の月降水量

 上のグラフは、オランダ(デビルト)と日本(大阪)の直近5年の月降水量をまとめたものになります。

 デビルトと大阪の月降水量を比較すると、3月から10月にかけてデビルトは大阪と比べて降水量がかなり低いことがわかります。年平均降水量を比較してみても、デビルトの降水量は大阪の降水量よりも半分程度しかないのです。

 日本でもっとも雨が多い6月の月降水量をみてみると、デビルトが65.8mmであるのに対して大阪が205.8mmなっています。また、8月の月降水量をみてみると、デビルトが83.0mmであるのに対して大阪は184.1mmとなっています。

 日本とオランダでは気温だけでなく降水量もかなりの差があるといえるでしょう。

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観光に適した服装

 それでは、アムステルダムの街を歩く人々はどのような装いをしているのでしょうか。8月末から9月初め頃の写真を見ながら考えてみましょう。

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街ゆく人々の服装

昼過ぎ(駅構内)

服装1

・薄手のコート
・薄手のジャケット
・薄手のダウンジャケット
・長袖のシャツ
・半袖Tシャツ

昼過ぎ

服装2

・Tシャツにジャケット
・長袖のシャツ

昼過ぎ

服装3

・Yシャツにジャケット
・パーカー

夕方

服装4

・パーカー
・ウインドブレーカー

夕方

服装5

・ジャンパー
・パーカー
・ダウンジャケット
・ダウンコート
・革ジャン

夕方

服装6

・コート
・ジャンパー
・デニムジャケット

所感

 街ゆく人々の服装を観察してみると上着を羽織っている方が多いように思えます。多くの方が脱ぎ着しやすい上着を着用しています。

 もちろん人によって差があるため、半袖Tシャツ一枚の方もいらっしゃいます。しかし全体を見渡すと、わりと大柄の人でも上着を持っていますので、上着は街歩きに必須といえるでしょう。

 ご高齢の方や冷え性の方は、上着だけでなく薄手のニットやウインドブレーカーなどをバッグに入れておくとよいと思います。早朝や夜遅くに出歩く場合には薄手のダウンジャケットがあるとよいかもしれません。

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おわりに

 まずいえることは、オランダの気温は年間を通して日本よりもかなり低いということです。したがって、出発前に現地での服装を考えておく必要があります。事前にオランダの週間天気予報をご確認されることをおすすめいたします。

夏から秋の初めにかけて

 オランダ観光のベストシーズンは夏場です。これはヨーロッパ各国にもあてはまると思います。7月から9月頃は日本のように暑すぎない気温であるため観光に最適といえます。日中でも不快感を覚えることなく観光することができます。また、防寒にもそれほどこだわる必要がなく、軽装でも街歩きを楽しむことができます。

 ただし、観光のベストシーズンには、施設が混雑していて長時間にわたって屋外で待たされることがあります天候に応じて脱いだり着たり調整できる服装であることが重要です。雨が降ってきたり冷たい風が吹いてきたりすることもあります。

 また、屋内や車内では冷房が強く効いていることがあります。美術館や博物館などでは激しく動くことがありません。肌寒く感じることもあると思います。念のためにウインドブレーカーや折りたたみ傘などをカバンに入れておくといざという時に助かります。

秋の終わりから春にかけて

 オランダも含めてヨーロッパの冬はかなり冷え込みます。日が落ちるのも早いです。一日中歩いていると身体の芯まで冷え切ってしまいます。したがって長時間の街歩きは厳しいと考えておいた方がよいと思います。

 厚手のダウンジャケット、マフラー、手袋、カイロなどを準備して、防寒対策をしっかりと調えてから外出する必要があります。

 もちろん冬には冬のよさがあることはいうまでもありません。観光地がオフシーズンのため、夏場は混み合っているところでも冬場は人が少なくゆっくりと過ごせます。曇り空や雪景色にも風情というものが感じられるはずです。

 また、冬場は航空機の運賃がひじょうに安く設定されています。最安だと7万円程度で往復航空券が手に入ることがあります。お休みがとれる方や学生さんは、あえてオフシーズンにオランダに行くのもありかもしれませんね。

オランダの天気が確認できるサイト

アムステルダム(オランダ)の天気(日本気象協会tenki.jp)(日本語)
アムステルダムの25日間天気(AccuWheather)(日本語)
アムステルダムの天気&服装ナビ(地球の歩き方)(日本語)

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(参考・気象データ出典)
各種データ・資料「大阪 日平均気温の月平均値(℃)」(気象庁)
各種データ・資料「デビルト オランダ」(気象庁)