これまで使用していた炊飯器からガタガタと異音がするようになったため、2022年3月頃に新しい炊飯器を購入しました。
炊飯器の買い替えに際して、低価格帯の製品の性能とレビューを片っ端から調べ上げました。そして、その中でも定評のある象印マホービンのIH炊飯ジャー極め炊き(NW-VB10-TA)を選びました。こちらは5.5合炊きです。
高価格帯の炊飯器は、圧力IHという炊飯方式が主流であり、釜の性能もとても高いという特徴があります。その反面、圧力IHは内蓋のパーツが多くてお手入れがやや面倒という点がネックになっています。そうしたことを考慮して、従来のIH炊飯器を選びました。お米は毎日炊くため、手間の少ない方がよいと判断しました。しかし、美味しさを求めている方は、圧力IHを始めとした高価かつ最新の製品を検討されることをおすすめいたします。
この炊飯器をしばらく使っているうちに、それなりに満足できる製品であることが分かったことから、おすすめできる製品としてこちらのページに概要をまとめておきます。写真は購入時のものが中心ですが、最後に炊きたてご飯の写真もあります。安価な炊飯器を検討中の方のご参考になれば幸いです。
象印のIH炊飯ジャー「NW-VB10-TA」は低価格帯の中では品質と味に満足できる製品
製品は外箱に伝票貼付で配送される
この炊飯器はアマゾンで購入しました。製品は外箱に伝票が貼り付けられて配送されます。
中身はクッションで保護されているため、箱に凹みが多少あってもまったく問題ありません。
製品を開封する前に型番が確認しておきます。5.5合炊きを選びました。
5合/5.5合炊きは幅広い家庭に対応している炊飯器でもあります。(地域にもよりますが)年配の方は「ごんごうだき」とか「ごんごだき」とか言っていますね。
梱包を解くと説明と注意事項が書かれた紙が出てきます。
製品は発泡スチロールで保護されているため、よほどのことが無い限り、配送によって外装が傷付くことはないでしょう。
炊飯メニューは購入時「エコ炊飯」に設定されているとのことです。エコ炊飯と普通の炊飯では確認する目盛りが異なります。いずれにせよ、取扱説明書をよく読んで初期設定を行う必要があります。
落ち着いたブラウン×シルバーのデザイン
白い炊飯器からの買い替えということもあって、ブラウンはどうかとも思いました。しかし、実際にキッチンに設置してみると悪くありません。それどころかキッチンが落ち着いた大人の雰囲気になったように感じます。
隣に置いてある電気ケトルがブラウンであり、また毎日使っているコーヒーサーバーがブラックであるということも相まって、キッチンに調和が生まれました。既に配置している製品とカラーを合わせることはかなり重要ですね。
炊飯器の前面は他の製品と同じようなデザインです。同シリーズから同じようなデザインの製品が発売されているため、購入時には製品を取り違えないように型番を確認してカートに入れる必要があります。
なお、ラベルにあるように、この炊飯器は低価格でありながらも日本製です。そこもおすすめポイントのひとつです。
炊飯器の前面は液晶画面とボタンが上手く配置されているため操作しやすいです。
このシルバーのボタンを押してフタを開けるのですが、ボタン自体が大きくて押しやすいです。
お釜は「黒まる厚釜(釜厚1.7mm)」となっています。内側の表面はテカテカしています。高級感はほとんど感じられません。しかし、白い目盛りはひじょうに見やすくて使いやすいです。
こちらが釜を取り外した状態です。
内側は「フラット庫内」のため、布巾でサッと拭けてお手入れしやすいです。お手入れのしやすさは重要です。
内蓋は一枚だけのシンプル構造です。
オレンジのボタンをスライドすると簡単に取り外せます。
こちらが内蓋を取り外した状態です。
こちらもフラットになっているため拭きやすいです。
使うことはまずないですが、ハンドルも付いています。
寸法はやや縦長(奥行きがある)のため、購入前にサイズを確認してください。
こちらが炊飯器の背面です。
蒸気口は取り外して、蒸気口キャップと蒸気口ケースに分割して清掃することができます。ここは毎回外す必要はないでしょう。
電源プラグは巻き取り式で本体の後方下部に収納されています。
必要な長さだけを引き出して使用することができます。マグネット式よりも遥かに便利です。
付属品
取扱説明書・お料理ノート
取扱説明書は使い慣れるまで何度か参照する必要があります。
この説明書の後半にはお料理ノートが付いています。そちらには、五目ご飯、ちらしずし、赤飯、七草がゆ、スポンジケーキ、チーズケーキ、丸パン、メロンパンなどの作り方が書かれています。最近の炊飯器はパンやケーキも作れるようですね。
取扱説明書は象印の公式サイトからも閲覧することが可能です。
自立式しゃもじ
立つしゃもじが付属しています。
計量カップ(2種類)
計量カップは白米用(白)と無洗米用(緑)の二つが付属しています。
洗える内ぶた
内蓋は簡単に取り外してサッと洗うことができます。分解清掃は毎日のことになるので、できる限りシンプルな作りのものがよいと思っています。
黒まる厚釜
釜の作りはシンプルであるため、とても洗いやすいです。
ただし、ご飯をしゃもじで装うときにご飯がべちゃっと引っ付くことがあります。釜は値段相応だと思います。
象印の説明によると、丸底はお米が対流しやすいということです。
ご飯は美味しく、価格を考えると十分な性能
炊きたてのご飯をかき混ぜた状態です。写真だと分かりづらいですが、きちんと炊けています。
しかし、使い慣れるまでは失敗することが何度かありました。取扱説明書をよく読んで設定を行うことはもちろんですが、お米の種類に応じて水を上手く調整するなどの対応も必要です。釜(と目盛り)が変わるとそのあたりの感覚が狂います。
使い慣れた今ではこの製品にして良かったと思っています。お手頃価格の炊飯器としては十分に満足できる製品でした。販売サイトや口コミサイトでの評価もひじょうに高いです。
炊飯器が壊れてそこそこの製品を探している方は候補に入れて検討してみてはいかがでしょうか。