ドアのレバーハンドルやラッチケースを交換する方法

旭化成ヘーベルハウス用GOALのLYSラッチケースDIY・工具
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 部屋のドアのゴム部分が経年劣化によって破損してしまいました。築年数が経過しているお家は、アパート、マンション、一戸建て問わずあちこちに問題が生じます。

 その中でもゴム製部品は、加水分解でいつの間にか脆くなっていることが多く、ある日突然バラバラになってしまうことがあります。その都度、業者を呼んでいると費用もバカになりません。だから、できる限り自分で修繕したいものです。

 ドアのレバーハンドルやラッチケースの交換は、事前にバックセット等のサイズを調べて適合した交換品を用意しておけば、後はネジを外して取替えるだけで済みます

 作業の難易度はDIYの中では比較的簡単です。ここではラッチケースの交換手順を写真付きで説明しています。なお、レバーハンドル(ドアノブ)の交換は前半部分の作業だけでOKです。

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ドアのレバーハンドルやラッチケースは簡単に交換できる

ゴムパーツの破損と現状の確認

ドアのラッチケース交換

 ある日、ドアのゴムローラー(ラッチボルト)部がポロリと崩れるように外れてしまいました。

 この部分はほとんどの場合にゴムだけを交換することができません。以前、同様の問題が生じたときにゴム板を削り出して巻き付けたことがありますが、すぐに外れてしまい修繕できませんでした。ちなみに、交換パーツはダイソーやセリアなどの100円ショップには売っていません。

 したがって、このようなケースでは、ゴム部分以外は正常であっても、ラッチケースそのものを交換する必要があります。

 問題は同じ製品(または同等品)がすぐに手に入るかどうかということです。本体に記載されているメーカー名と型番を用いて検索すると販売ページが検索結果に表示されることがあります。一方、型番の記載がない場合はメーカー名を手掛かりにして、ネット上のカタログ見たり、画像検索で該当品を見つけ出したりします。

 同じ製品を入手することが困難な場合は代替品を探すことになります。プロショップが併設されている大型ホームセンターには、レバーハンドルやラッチケースなどがたくさん展示販売されています。

 フロント(=上の写真における楕円形の金属プレート)の縦横の寸法、フロントのビスピッチ、ラッチケース(=ドアの内部に埋め込まれている金属ケース)の厚みを含む寸法、レバーハンドルの穴の位置などが合っていれば、穴開け作業なしで交換することができます。

 しかし、寸法を予め測っておくか、現物を持って行くかしないと適合品を手に入れることはできません。店員さんは寸法が分からない状態では適切なアドバイスをすることができません。とにかく規格やサイズを入念に確認することが大切です。

 ネット通販の画像には各部のサイズが詳細に書かれていることが多いので、それと比較して適合している製品かどうかを判断することもできます。

新しい製品の注文と内容の確認

同製品を注文する

 このドアの場合はGoalのLYSという製品が使用されていたため、型番を調べて同じ製品を注文しました。今後のことを考えて同じ製品を複数注文しておきました。製品は注文後3日程度で届けられました。中身は簡易梱包です。取り付け方法を説明した紙も入っていました。

 このような製品にはハウスメーカー専用品もあるようで、その場合はハウスメーカーの専用サイトから注文するようになっていることがあります。たとえば、旭化成のヘーベルハウスの場合は、ヘーベリアンネット(公式サイト)というサイトから部品を注文することになります。

本体とネジ付き

 ラッチケースはGoal社製ということもあって、とてもしっかりとした作りです。この製品の場合は、箱の中にラッチケース本体とネジ2本が入っていました。

ラッチケース左側

 こちら側がラッチケースの左側になります。左下の四角い穴にレバーハンドルの軸を差し込むようになっています。

 ラッチケースは意外と大きくて重いです。代替品を探す際は、普段は見えないこの部分の縦横の寸法と厚みを測定して、レバーハンドルの取付位置を確認しておく必要があります。

 ラッチケースが大きすぎると既存の穴にはまらず、ルーターや電動ドリルで掘削する手間が増えます。逆にラッチケースが小さすぎるとガバガバになって上手く取り付けられません。

ラッチケース左側

 今回はもともと取り付けられていたものと同製品を購入することができました。そのため、元のラッチケースと交換するだけで済みます。

 しかし、製品が廃番になっていることもあるので、そのような場合には代替品を探さなければなりません。できる限り穴開け作業をしなくても済むようにしたいものです。

ラッチボルトと調整ネジ

 このラッチボルト(写真中央の部分)のゴムが破損したのですが、新品はしっかりとしています。

 ラッチボルトはその下部にある調整ネジ(写真左側)を回すことによって、出っ張り具合を調節することができます。ドア枠にバタンと当たってしまう場合は出っ張らないように少し引っ込めます。反対に何もせずにドアが開いてしまう場合は出っ張るように調整します。

ラッチケース右側

 こちらがラッチケースの右側になります。

ラッチケース右側

 目で見える範囲で不具合がなければ取り付け作業にかかります。

 レバーハンドルやラッチケースの交換作業には、2番のプラスドライバー(=家庭の工具箱に入っている一般的なドライバー)を用います。ネジが固着している場合には電動ドライバーとスリムビットがあると大変便利です。

レバーハンドルの取り外し作業

レバーハンドル

 最初にレバーハンドル(ドアノブ)を取り外します。ラッチケースのみを取替える場合も、レバーハンドルを外す必要があります。

 たいていは片側のネジを外すだけで両方のハンドルを取り外すことができます。

レバーハンドルを外す

 レバーハンドルの下部にあるネジを外します。ドライバーを垂直に押し当てて、ゆっくりと回します。

 ドライバーが斜めになっていたり、無理矢理回したりするとネジの駆動部がなめてしまって、ネジが外せなくなる恐れがあります。作業は慎重に行ってください。

取り外したレバーハンドル

 レバーハンドルのネジはなくさないように保管しておきます。

 レバーハンドルの取替え作業のみの場合は、新しいものを既存の穴に差し替えてネジ止めします。それだけで作業は終了です。

 ラッチケースを交換する場合は、まだいくつかの作業が続きます。

金属カバーを外す

 レバーハンドルの付け根にある金属製のカバーを外します。この中にあるパーツを外さないとラッチケースを引き出すことができません。

 カバーはプラパーツの上にはまっているだけでしたので、手前に引くだけで外すことができました。外しにくい場合はマイナスドライバーを差し込むなど工夫が必要かもしれません。

プラ製パーツを外す

 このプラ製パーツのネジ2本がレバーハンドルの軸と一緒にラッチケースを固定しています。上下のネジを外す必要があります。

ネジ穴が回らないように注意する

 下のネジがネジ受けと一緒に回転して外れなかったため、ペンチで掴んで回しました。

 外れないときはドライバーを押しつけながら回したり、反対にペンチで引っ張りながら回したりといった工夫が必要なこともあります。

ネジを外した後

 あとは反対側も同じように金属のカバーを取り外していきます。

ラッチケースの取り外し作業

ラッチケースの正面のネジ

 レバーハンドルを取り外したら、次にフロントにある上下のビスを外していきます。

 この作業とレバーハンドルを外す作業は順序が逆になっていてもまったく問題ありません。

正面のネジを外す

 ドライバーはゆっくりと慎重に回していきます。このネジ穴にはラッチケースの交換後にもネジがはまります。

 もしもネジ穴がガバガバになってしまったら、爪楊枝と木工用ボンドで穴を埋めてから、新しいネジを入れてください。

ラッチケースを引き出す

 ネジを外すとラッチケースが引き出せるようになります。

ラッチケースを引き出す

 固定しているネジがすべて外せたら、上の写真のようにラッチケースを引き出していきます。

取り外したラッチケース

 取り出したラッチケース。ゴミも一緒に出てくるので注意してください。

ほぞ穴の汚れ

 ラッチケースが入っていたほぞ穴にもゴミが溜まっています。新しいラッチケースに交換する前に掃除機で吸い取っておきます。

ラッチケースの交換作業

同一製品の新旧比較

 左が古いラッチケースで、右が新しいラッチケースです。同一の製品ですが、色がまったく違っています。材質がやや異なっているのかもしれません(もしくは経年劣化による変色?)。

新しい製品の取り付け

 新しいラッチケースをゆっくりと差し込んでいきます。

ネジ穴の位置調整

 ネジ穴やレバーハンドルの軸がはまる位置を左右から確認しておきます。

組み立て

 新しいラッチケースがきちんとはまっていることを確認したら、元通りにパーツを汲み上げていきます。

 別の製品に置き換える場合は、説明書を読みながら付属のパーツを指示通りに取り付けていきます。

取り付け完了

 レバーハンドルも元通りに取り付けたら交換作業は完了です。

 交換する製品が同等のものであれば簡単に交換できます。

ドアの開閉具合の確認

動作確認

 最後に、レバーハンドルにガタツキがないかどうかを確認して、それからドアの開閉具合を何度も確認します。ガタツキや異音がある場合はその原因を探って修正します。

 ドアが枠に当たって締まらないという場合は、ラッチボルトの出具合を調整します。ラッチボルトが突出していると枠にガンガンあたってドアが閉まらなかったり、閉めにくかったりします。反対に、ラッチボルトが引っ込みすぎていると、風が吹いただけでドアが開いてしまいます。いずれの場合も微調整を行ってください。

 なお、今回の作業と直接的な関係はありませんが、ドア自体が下方向に下がっていたり、手前や奥に傾いていたりする場合は、丁番金具のほうにある調整ネジと固定ネジを微調整する必要があります。扉が上手く開け閉めできない原因がどこにあるのかをよく観察してみてください。多くの場合にネジを調整するだけで開閉を改善することが可能です。

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