無印良品ではシンプルデザインのバッグがいくつも販売されています。小さなバッグは海外旅行の際に使い勝手が良くて重宝していたこともあり、普段使いできるバッグも欲しいと思っていました。
海外旅行用に持っている小型バッグはワイヤーメッシュが内側に入っており、その他も防犯仕様が完備された海外旅行仕様となっているため、ちょっとしたお出かけには使いにくいところがありました。
そうした中で無印良品週間が始まったことを受けて、以前から気になっていた無印のショルダーバッグを試してみることにしました。
このページでは、外観や内部のレビューはもちろんのこと、実際にお出かけに必要なものを詰め込んだ写真も掲載していますので参考になさってください。詳しい使用感はしばらく使ってから追記する予定です。
2025年10月24日(金)から11月3日(月)まで無印良品週間が開催されています!!


日々の外出や旅行における街歩きに最適なショルダーバッグ
無印良品「背面ポケット付き 撥水ショルダーバッグ」

無印良品の「背面ポケット付き 撥水ショルダーバッグ」は、外出に必要なものをきれいにまとめてお出かけすることができます。
500ml のペットボトル、長財布、折り畳み傘(日傘/雨傘)なども収納可能です。背面だけでなく前面にもポケットが付いており、ティッシュやハンカチなどの小物を入れておけます。
生地に撥水加工が施されていることから雨の降り初めにバッグが少し濡れてしまったとしても中身は難を逃れることができます。この製品は普段の外出から旅行における街歩きまで幅広くこなせる万能感のある小型軽量バッグといえるでしょう。
容量は4リットル、サイズは縦が 17㎝ × 横が 28㎝ × マチが6㎝ となっています。価格は税込 1,990円です。物価高の今となってはお手頃価格で手に入れることができるのでとても助かりますね。
材質は表地も裏地も再生ポリエステル100%です。この製品は100均の小物ケースにありがちな独特な臭いはしませんので安心して使用することができます。製造国はインドネシアです。
カラーバリエーションは、写真のブラック(黒)のほかに、チャコールグレー、ライトベージュ、スモーキーブルー、ラベンダー、ダークモカブラウン、ライトネイビーの7色展開です。

こちらがショルダーバッグの背面です。上部にポケットがひとつ付いています(後述)。背面には余計な装飾がないことからボディバッグのように身体に密着させて持っても違和感は生じません。
縫製は悪くありません。ただし、生地は薄くてクッション性は皆無です。パッと見ただけだとダイソーで700円から1,000円程度で売っていてもおかしくはありません。

メインの収納部は上部のジッパーを開閉することでアクセスすることができます。ジッパーの可動もスムーズでした。紐が付いているので引っ張りやすいです。
また、底には6㎝ のマチがあるので物を入れても自立します(入れ方にもよります)。
メインの収納部

ジッパーを開くとメインの収納部があります。お財布、スマホ、家や車の鍵、ティッシュ、ペットボトルなどちょっとしたお出かけに必要なものはすべて収まります。
普段の荷物が多い方は持ち出すものを厳選する必要があります。たくさんの荷物を持ち出す際は当然に別のバッグに入れ替えなければいけません。

背面側にポケット大小が付いています。左の小ポケットにはスマホが縦に収まりますし、右の大ポケットには小型手帳やウェットティッシュなどが入ります。
前面のポケット

前面には大きなポケットが付いています。ジッパー部は隠れています。
こちらにはハンカチやティッシュ、あるいはスマホなどを収納することができます。

こちらのポケットにはマチがないので厚みのあるものは入れられません。定期ケース、マップ、薄い文庫本、名刺ケースなどはどれでも普通に入ります。
背面ポケット

商品名に「背面ポケット付き~」とあるように、身体に当たるほうにも小さなポケットが付いています。なぜ背面ポケットを推しているのかは謎ですが……。
このポケットは開口部が手のひらほどの幅になっていて物が出し入れしやすく工夫されています。開口部の左右にも内部のスペースが広がっています。要はカバンの面積と同じだけポケットの広さがあるということです。ここにはティッシュやハンカチなどの薄いものがいくつか入れられます。
このバッグを海外旅行で使う場合、貴重品を背面ポケットに入れないでください。財布やスマホを入れるとスリに遭う可能性が高まります。
ショルダーバッグの使用例
外出に必要なものを詰め込んでみた

ここでは、実際の使用例がイメージできるようにスマホや日傘などを入れた状態にしてみました。
色々な物を詰め込んでもジッパーはしっかりと閉められます。

外出時に必要なものは人によって異なりますが、スマホやモバイルバッテリーなど多くの方が持ち歩いているようなものを中心に収納してみました。いかがでしょうか。
持ち出すものを入れ替えたり減らしたりして工夫することで、利便性がより高まると思います。
なお、メイン収納部に入っていた物は以下のとおりです。

スマホ(Pixel 9 Pro)、モバイルバッテリー(10,000mAh)、二つ折り財布、水筒(500ml)、折り畳み日傘(晴雨兼用)、エコバッグ、ティッシュ、ウェットティッシュが入っていました。
Pixel 9 Pro は iPhone 〇 Pro と同じような大きさだと思ってもらって構いません。Pixel 〇 XL や iPhone 〇 Pro Max は一回り大きくなりますが問題なく入ると思います。
このほかに、自宅や車のキーやコンタクトレンズケースを追加することもできます。ですが、眼鏡ケースや小型タブレットは追加するスペースがありません。
(人にもよりますが)最低限の化粧品、リップやハンドクリームを入れるスペースを確保したいという方もいるでしょう。そこはウォーターボトルを小型のものに替えることでスペースをもう少し確保することができそうです。そういう工夫は色々な物を持ち歩くために必要です。または持ち出すものを減らす必要があります。
ここで取り上げたアイテムは以下のページで詳細を確認することができます。




海外旅行の街歩きに必要なものを詰め込んでみた

先ほどと中身を少し入れ替えてみました。今度は海外で街歩きをするという前提でちょっとした小物を納めています。
さらに小さいペットボトルを追加することができますが、さすがに 500ml のペットボトルは入りませんでした。財布を海外旅行用の小さいものに替えるとぎりぎり入るかもしれませんが……。

写真でお見せした物だけであればジッパーを閉めても、カバンは自然な形状を保っています。持ちにくさも特に感じません。
物を詰め込みすぎるとジッパーが閉まらなかったり、カバンが膨れ上がったりするのでおすすめできません。やはり持ち出すものは厳選する必要があります。

今回はスマホ、モバイルバッテリー、財布、日傘、地球の歩き方、パスポート、ティッシュ、ウェットティッシュが入っていました。
なお、地球の歩き方は薄すぎず厚すぎず平均的なページ数の物を選んでいます。今回は時間の都合もあって財布が海外旅行用のものではなく普段のものになっています。カード類を減らして薄い財布に替えると収納力がもう少し増します。
海外旅行となると上着を入れたいとか、移動中に食べるお菓子を入れたいとか、色々な思いが出てくると思います。もしも、もっとたくさんのものを入れたいのであればカバン自体を替えざるを得ません。
余談ですが、無印良品の海外旅行用のお財布が廃番になってしまいました。このお財布は本当に便利なのでぜひ再販して欲しいですね。

前面ポケットの収納力について

前面ポケットはハンカチ、ティッシュ、ウェットティッシュ、ビニール袋、エコバッグなどがまとめて入れられます。これらの代わりにスマホまたは文庫本を入れることも可能です。
ただし、前面ポケットにはマチがないので分厚いものを入れると生地が膨れ上がって不格好になってしまいます。

ポケットは一般的なウェットティッシュが縦にして入れられます。
庇(ひさし)に相当する部分があるので、タブレット等は入るサイズであっても出し入れしにくいと思います。
背面ポケットの収納力について

一般的なスマホ(=Pixel 〇 Pro や iPhone 〇 Pro 等)は、背面ポケットにそのまま縦に差し込むと写真のような状態になります。
しかし、こちらのポケットは開口部の左右も収納スペースが広がっているため、スマホを差し込んで横に倒すと奥のほうに収納することが可能です。
ただし、ボディバッグのように身体に密着させて保持する場合は、スマホが身体に当たってしまうこともあるので、このスペースはティッシュやハンカチ等の柔らかいものや薄いものを収めるほうが良いかもしれません。スマホはメイン収納部のポケットが適しています。
日常生活でも旅行先でも便利に使えそう
このショルダーバッグの小さな問題点について
このショルダーバッグの問題点をあえて挙げるとするならば、ショルダーベルトが交換できないこと、生地が薄くてクッション性に欠けるということと、パリの地下鉄など治安の悪いところではナイフで簡単に切られてしまうリスクがあるということなどがあります。
ショルダーベルトは細くてペラペラなので交換できると助かるのですが、バッグ本体に縫い付けられてしまっているのでそれは難しそうです。肩に当たる部分にクッションパッドを追加するという手はあります。
生地が薄いことについては、モバイルバッテリーを入れるのであればクッションケースに入れてから収納する必要があるということでしょうか。それさえ徹底していれば大事に至ることはなさそうです。逆に生地が厚いとカバン自体が重くなって収納力も減ってしまいそうなので現状でよいとも思います。
防犯面に関しては、旅先が台湾や韓国のような治安の良いところであればまったく問題ないでしょう。貴重品は奥にしまってバッグを前に抱えていれば大丈夫だと思います。日常生活における使用であれば大して気にすることはありません。
このバッグは必要最低限のものを持ち運ぶのに最適!
無印良品の「背面ポケット付き 撥水ショルダーバッグ」を入手して、身の回りの品々を入れたり出したりしてみましたが、お出かけや街歩きに必要なものがうまく収納できるように設計されていることが分かりました。
製作に携わった方々が検討を重ねた上で実際に色々なものを入れて試したのだろうということが伝わってきます。小型軽量で収納力は抜群! この内容で税込 1,990円はお買い得といえるでしょう。
このショルダーバッグには、スマホ、モバイルバッテリーまたは小型充電器、財布、折り畳み傘、ペットボトルなど必要最低限のものが収まります。
しかし、ユーザー側が入れるものを厳選したり入れ方を工夫したりする必要はあります。たとえば、財布をコンパクトなものに替えたり、水筒を容量の小さなものに替えたりといったことが時には必要です。それができればひじょうに使い勝手の良いバッグになることは間違いありません。
このバッグをしばらく使ったのちに再びレビューを追記したいと思います。


