ベランダにおいてある草花の水やりのために散水ホースを用意しました。100円ショップのダイソーの園芸コーナーに散水ホースのパーツがあったので、必要なパーツを一式揃えてみました。
なお、先日イケアで購入したじょうろも併用しています。こちらはデザインが可愛いためインテリアとしてもおすすめです。でも、忙しいときにはホースがあると水やりが楽になります。
ダイソーで散水ホース関連パーツを揃えてみた
「散水ノズル(税込み220円)」
こちらはダイソーの「散水ノズル」です。このノズルは、税込み220円の商品になります。ホースと連結するためのコネクターが付属しています。こちらのノズルはレバーがグリップの腹側にあり、指で握り込むタイプになっています。
2021年7月現在、ダイソーには複数の散水ノズルが販売されています。税込み110円の製品は、水形が5パターンでホース連結用のコネクターが付属していません。レバーがグリップの背側にあります。
そして税込み330円の製品は、水形が7パターンでホース連結用のコネクターも当然付属しています。こちらはグリップ部に滑り止めのゴムが付いる点と、レバーがグリップの背側にある点に特徴があります。見た目も一番しっかりしているように感じました。
6パターンの水形は、ノズル先端の黒い部分を回転させることで切替えられます。
適合ホース内径は12mm~15mmとなっています。この製品は、ごく一般的なホース内径に対応している製品になります。ホームセンターで販売されているホースも使えます。
もしも極細ホースや極太ホースを連結するのであれば、どこかに変換パーツを噛ませる必要があります。
材質は、ABS樹脂、合成ゴム、ポリオキシメチレン、炭素鋼となっています。製品は中国製です。
水形は「キリ」「ジェット」「ストレート」「横拡散」「シャワー(中)」「シャワー(外)」の6パターンになります。
お花のお水やりでは「シャワー(外)」しか使う機会がないように思います。洗車等では「ジェット」や「ストレート」が使えそうです。
取り付け方法も図にあるように、ホースとコネクターを繋いで、それをノズルに接続するだけです。ホースをコネクター内にしっかりと差し込むことがポイントです。
散水ノズルの全体像です。レバーは指で握り込むタイプになっています。今のところ手の肉をはさむといった問題は起こっていません。
レバーの付け根にはロック用のボタンがあります。ロックボタンを常に押した状態にしておくと、水圧による水漏れやすっぽ抜けを防ぐことができそうです。
先端の黒いパーツを回すことで水形を切替えられます。お水が出てくる場所は選んだ水形によって異なります。
水の吐出口を見てみると、平面的なパーツに穴が開けられていることが分かります。
市販の散水ノズルでは、吐出口が半球状にアーチを描いている形状であることが多いのに対して、この製品はほぼ平面になっています。つまり、水は穴と垂直になるようにしか出てきません。
レバーの付け根にロックボタンがあります。ロックボタンを押すとグリップを握らなくても水を出した状態に保てます。
グリップの上部にはフックに引っ掛けられる穴が空いています。S字フック等を用いて水栓やラティス等に引っ掛けておくことができます。
ロックボタンを押し込んだ状態です。これで水が出た状態で固定されます。ロックボタンもレバーもやや押し込まれた状態になります。
ロックボタンをもう一度押し込むことでロックを解除することが可能です。
この散水ノズルにはホース連結用のコネクターが付属しています。これと同じパーツが水栓側にも必要になります。
ホース連結用のコネクターは付け根を挽いた状態にすると、散水ノズルからワンタッチで引き抜くことができます。
ホース連結用のコネクターはネジを外してから取り付けます。左側のキャップの部分は、ホース側に先に通しておく必要があります。
「園芸用ホース(税込み330円)」
こちらがダイソーの「園芸用ホース」です。透明のホースで3メートルの長さがあります。このホースは税込み330円の製品になります。
こちらのホースは「耐圧タイプ」ではありません。勢いよく水を出したい場合や水漏れを起こしたくない場合は「耐圧タイプ」のホースを選んでください。
ホース径は一般的なサイズのものになります。ちなみに、税込み220円の極細ホース(青色)も販売されていました。
長いホースが不要という方は、ホームセンターのホース切り売りコーナーにて1m単位で購入可能です。
サイズは内径が約15mm、外径が約20mmです。一般的なホースと同じサイズとなります。使用温度範囲は0℃~35℃となっています。
材質は塩化ビニル樹脂となっています。製品は中国製です。
このホースは塩化ビニル樹脂でできているため、ホースからビニール臭がして手にも臭いが移ります。夏場にねちゃねちゃにならないかどうかが少々気になるところです。
ホースは良くも悪くも薄くて柔らかいといった感触があります。巻いた状態で販売されているため、片方の先端部が折れ曲がっていますが使用状の問題は特にありませんでした。
透明のホースは、涼しげな印象であるとともにベランダやお庭の景観を損ねないところに長所がありますが、一方で汚れや黄ばみが目立ちやすく水が入った状態で長く放置していると苔が生えやすいという短所があります。
透明の園芸用ホースを散水ノズルや蛇口ニップルと比較してみました。
園芸用の散水ホースは水色の製品がどうしても多くなりがちですが、このページで取り上げている製品を組み合わせるとシックで景観を乱しにくくなるといえます。
散水ノズルとの連結は簡単です。
散水ノズルの連結パーツを取り付けるときに、ホースを奥までグッと差し込むところにだけ注意が必要です。ホースの周囲にある黒いパーツが邪魔になってとても差し込みにくくなっています。
連結用のコネクターを取り付けた状態です。水栓と連結する反対側も同様にコネクターを取り付ける必要があります。
「ホースコネクター」
ホースと蛇口ニップルを直接連結すると水圧ですぐに外れてしまいます! ホースと蛇口ニップルの間にも連結用のコネクターを噛ます必要があります。そのパーツもダイソーで手に入ります。
「ホースコネクター」という製品が販売されています。散水ホースとしての使用には、このパーツをホースの反対側に取り付けなければいけません。
散水ノズルに付属しているパーツと同じものと思いきや、よく見てみると微妙に違っています。
パッケージには「蛇口ニップル・散水ノズルに取付」とあります。
この製品もホース内径12mm~15mmに対応しています。ダイソーには極細ホース用のパーツもあるため、サイズの確認は重要です。
材質はABS樹脂、ポリプロピレン、炭素鋼、ポリアセタールとあります。製品は中国製です。
散水ノズル側にも蛇口ニップル側にも取付けが可能です。こちらの製品は、一般的なホース内径に対応しています。
ホースコネクターは、散水ノズルに付属しているものとほとんど同じです。
こちら側にホースを取り付けます。
こちら側は蛇口ニップルとワンタッチで連結することができます。
ホースとの接続方法は散水ノズルに付属しているパーツとまったく同じです。黒い部分のツメが邪魔してホースが差し込みにくいです。
「蛇口ニップル」
ダイソーには色々な「蛇口ニップル」が販売されています。ホース径(コネクター径)の合った製品を用意しておく必要があります。
「蛇口ニップル」の詳細は次のページをご覧ください。
散水ホースを実際に使った感想
ダイソーのパーツを組み合わせて散水ホース(3m)を作ると税込み770円となります。
シャワーに設定した状態で植物の株元にゆっくりと水をかけるという使い方をしています。ガーデニングにおけるお水やりという用途ではそれなりに使える印象です。
ただ、不満に感じるところもあります。散水ノズルの吐出口が平面的であるために、シャワーに設定しても上の写真にあるように水が真っ直ぐにしか出ていきません。キッチンの蛇口のシャワーと同じようなものをイメージしていただければ分かりやすいと思います。それと、水圧を上げると連結部から水漏れが起こることがあります。
費用を安く上げたいという場合にはおすすめできますが、高機能なものがほしいという場合は有名メーカーの製品が最適解となります。別の場所では随分前にホームセンターで購入した製品を使用していますが、使用時の快適さはそちらのほうが断然上です。