人感センサーのLEDライトは、廊下や階段等に設置しておくと夜間に安全に行動することができます。暗くなってから人の動きを感知して足元を数十秒照らしてくれて、人が通り過ぎてしばらくすると自動で消灯してくれます。
コンセントのあるところではプラグを差し込むタイプが使用できますが、そうでないところでは乾電池式の製品が重宝します。人感センサーに対応した乾電池式のLEDライトを数年前から活用していますが、これは生活の質を明らかに良くしてくれるアイテムといえます。
このページではダイソーから2021年11月頃に発売されているスティックタイプの人感センサーライトを紹介しています。
新しい製品も出ているようです。そちらは本体もLEDも白色です。
人感センサー付きのLEDライトは夜間の安全な屋内移動に不可欠
スティックタイプのセンサーライト
2021年11月頃、ダイソーから新しい人感センサーライトが発売されています。
ダイソーの「センサーライト(スティックタイプ)」は人感センサーと明暗センサーが搭載されたスティック形状のLEDライトです。人感センサーは、人の動作を感知して作動する仕組みになっています。しかも、明暗センサーも搭載されているため、明るいときには点灯しないようになっています。
ホームセンターで同等の機能を持った製品を見てみたところ、いずれの製品も1,000円程度していました。価格的にはとてもお買い得感がありそうです。
この製品は、パッケージにもあるように300円(税込330円)の商品になります。電池は別売です。電池を同時に購入しても税込440円で済みます。
なお、製品は中国製です。
このような人感センサーライトは廊下のように薄暗いところに設置しておくと、近づいただけで足元を照らしてくれることから夜間でも安全に動き回ることができます。
物置やクローゼットなどのように電灯が付いていない場所に設置することもおすすめです。
センサーライトの仕様
明るさは約70ルーメンとあります。センサーの反応角度は約120°で、センサーの反応距離は約3mです。これくらいの反応角度と反応距離があれば、あとは設置場所と設置角度を工夫するだけで家庭内では十分に使うことが可能です。
スイッチを「AUTO」にしておくことで、人感・明暗センサーが機能するようになり、人を感知してから約30秒間点灯して、人が過ぎ去ってしばらくすると自動的に消灯します。人の気配があるときはしばらく点灯したままになります。
また、スイッチを「ON」に切替えることで常時点灯にすることもできます。災害時に避難用の懐中電灯として使うこともできます。実際に部屋を真っ暗にしてライトを照らしてみましたが、屋外に避難できる程度の明るさは十分に確保できました。しかし、何かの作業をするだけの光量はありません。ライトの色味も作業にはまったく適していません。
LEDのチップが8個搭載されています。人感・明暗センサーも搭載されています。ただし、電池は別売です。この製品は単4形アルカリ乾電池を3本使用します。
お家に電池のストックがない場合は、単4形アルカリ乾電池もあわせて購入しておいてください。
センサーライト
パッケージにはセンサーライト本体と簡易な取扱説明書が同梱されています。電池は入っていません。
説明書。
スティック型センサーライトのデザイン
スティックタイプのセンサーライトは、シンプルかつスタイリッシュなデザインです。カラーはシルバーが基調になっています。
アルミのヒートシンクを思わせるようなデザインですが、外装の素材は金属ではなく塩化ビニル樹脂になっています。ですが、本体だけを見るとダイソーの製品とは分かりません。
人感センサーが中央に搭載されています。この部分で人の動作を感知してライトを点灯しています。
LEDは透明のカバーで覆われています。材質はポリスチレンです。LEDは直視すると眩しいので、点灯時にはご注意ください。LEDのカバーは個人的には乳白色が最適だと思っています。
センサーライトの裏面にマグネットが取り付けられています。試してみたところ、本体を支えられるだけの磁力はありました。車のトランクに取り付けたり、物置の壁面に取り付けたりといったことができそうです。
ほかに左右に壁のフックに引っ掛けるための穴が空いています。この取付穴を活用してライトを設置することもできます。
スイッチはスライド式になっています。スライドスイッチを左端にすると「ON(常時点灯)」、中央にすると「OFF(消灯・未使用)」、そして右端にすると「AUTO(暗いときに人を感知して点灯)」に切替えることができます。
スイッチ部分は少しチープな作りになっていると感じました。開封時にスイッチが盛り上がって外れそうになっていましたが、押し込むと上手くはまりました。
スティックの端。この反対側の端に電池を入れるところがあります。
電池入れのフタが付いています。
フタはスライドすることで開きます。
単四形アルカリ乾電池が3本必要です。突起のある方が外側です。
継続使用時間や連続点灯時間についてはパッケージに記載がないため不明です。
(しかし、同様の製品を使用している経験からすると、人感センサーを利用している場合には、家族構成や人通りの多さなどによって左右されるものの、概ね三ヶ月は電池を替えずに継続使用できるものと思われます。知らんけど)
センサーライトのサイズ感
サイズの記載がないため、参考程度に実測値を記載しておきます。本体サイズは、幅が約160mm、高さ約32mm、奥行きが約17mmです。スイッチ、センサー、マグネット等の突起物は含みません。
実際に点灯した状態と設置例
センサーライトに搭載されているLEDは、明るい部屋でも眩しいほどの光を放っています。直視すると目に良くないので点灯時にはくれぐれもご注意ください。
ただし、ひとつだけ大きな注意点があります。それは光が電球色ではないということです。パッケージの写真では、電球色のような暖色が灯されているように見えます。しかし、実際は黄色と柿色を混ぜたような色合いです。
紙に反射している光が実際の色に近いと思ってください。
「この光の色はどこかで見たことある!」と思って考えてみたところ、「漁港を照らす常夜灯」「トンネルを照らすナトリウムランプ」といったところでしょうか。笑
廊下に設置してみました。床に置いているだけでも安全に歩けるだけの最低限度の光量があります。
けれども、取り付ける高さと角度は微調整が必要です。ライトを壁と水平に設置すると人がある程度近づかなければ点灯しないことがあります。
また、このような人感センサーを搭載した機器に特有の問題として、人が近づいても反応しないといったことが時々あります。その場合には人感センサーのほこりを除去したり、設置場所や設置角度を変更するなどして様子をみることをおすすめいたします。
人感センサーと明暗センサーが搭載されている製品は、ホームセンターやスーパー等で1,000円程度はします(ネットだともう少し安く買えます)。そういう点を踏まえると、この製品は安価に手に入る人感・明暗センサー搭載のセンサーライトとして、コストパフォーマンスが抜群に高いといえます。
しかし、色調とセンサー感度は以前紹介した足元灯のほうが優れていると感じました。1,000円以上するメーカー製の製品もそういう点で軍配が上がる可能性は十分にあると思います。
一方、外観のデザインに関しては、ダイソーのスティックタイプのほうが他の市販品よりも洗練されています。そして、その形状からライトを壁面に設置したときに違和感なく収ります。
個人的なおすすめはアマゾンで販売されている以下のLEDライトです。