5月に入ってから日差しが少しずつ強くなり暑い日も増えてきました。夏場の気温は昔よりも高くなっているように感じます。実際、平均気温の経年変化を確認してみると、平均気温が徐々に高くなってきていることが分かります。
そんな中でここ十年ほどは夏が近づくとハンディファンを持って涼んでいる方を数多く見かけるようになりました。ハンディファンや空調ベストなどの利用は、皆が暑い夏を少しでも快適に過ごすための工夫といえます。
ハンディファンは毎年のように買うかどうか迷って結局買わずに来ましたが、「スタンダードプロダクツ(Standard Products)」から新しく発売されたハンディファンがとても良さそうだったので今年は思い切って試してみることにしました。



スタンダードプロダクツの首振りミニ扇風機(ハンディファン)
スタンダードプロダクツの「首振りミニ扇風機」
「スタンダードプロダクツ(Standard Products)」は、100円ショップのダイソーによる別ブランドであり、シンプルかつスタイリッシュなアイテムが数多く取り揃えられているのが特徴です。
5月末にお店に訪れた時に昨年(2024年)は見かけなかった新しいハンディファンが陳列されていました。それが「首振りミニ扇風機」という製品です。今回は4色ある中でクリアブルーを選びました。
価格は1,000円(税込み1,100円)と100均の中では高価格の製品ですが、デザインも好みで性能も良さそうだったので思い切って購入してみました。
この製品は仕様を見る限りではダイソーで販売されている「首振りミニ扇風機」のスタンダードプロダクト向けの新バージョン(スケルトン版)のようにも思えます。また後日、ダイソーにもクリア版が販売されていることを確認しました。
このファンを選んだ理由はデザインが好みだったこともありますが、最大連続使用時間が約8時間と長めだったことが一番の要因です。一般的な小型ハンディファンは短時間しか連続使用できない製品が少なくありません。
風力の調節は3段階です。各段階ごとに連続使用時間が異なり、各段階における連続使用時間は以下のとおりになっています。
風力(強) | 約1時間30分 |
風力(中) | 約3時間 |
風力(弱) | 約8時間 |
内臓バッテリーによる最大連続使用時間は約8時間となっています。バッテリーがこれだけ持てば通勤通学時にずっと使い続けることができます。また、万博や夏フェスなどの屋外イベントで長時間使用することも可能です。
細かい仕様は、入力電圧が DC5V、最大入力電流が 1.2A です。リチウムイオン電池容量は 1,200mAh、充電時間は約2時間30分となっています。バッテリーには丸型PSEマークもありました。製品は中国製です。
リチウムイオンバッテリーが内蔵されているので、落としたり衝撃を与えたりしないように注意して使用する必要があります。
充電用の USB Type-C ケーブルは付属していないので、スマホの充電に使っているものを使うか、別に買い求める必要があります。
PD対応充電ケーブルも使用できるとあります(60Wまで)。
電源スイッチはファンの裏面にあり、スイッチを押すごとに「弱」→「中」→「強」→「切」となります。
ファンが回転している最中は本体背面の青色LEDが常時点灯します。充電時は赤色LEDが点灯して充電完了時に消灯します。

「首振りミニ扇風機」のデザイン
ハンディファンはクリアカラーで涼しげなデザイン
こちらの製品はクリアカラーのボディが採用されているところに特徴があります。今回は一番涼しげに見えた「クリアブルー」を選んでみました。クリアブルーは万年筆やボールペンのブルーブラックインクのような色味です。ボディはクリアカラーですが、ファンの羽根はブラックです
このような小型ハンディファンは、片手で持ててカバンにもサッと収納できるところに特徴があります。
内蔵されたファンは小さいにもかかわらず「中」や「強」に設定すると強い風が出てきます。風量は300円~500円程度のものとはまったく違います。

ファンが上下方向に可動するので風向き調整が容易
こちらのファンは「首振りミニ扇風機」とあるように、ファンの部分が縦に可動するようになっています。手持ちで使用するときと、卓上において使用するときでファンの向きを変えられます。
このようにファンの向きを真上に向けることもできます。
上部に突出した「△」はストッパーです。これによりファンがグルグル回転して断線するのを防いでくれます。
ファンを反対側に向けることもできますが、写真の位置でストッパーが引っ引っ掛かるのでこれ以上は回転しません。

電源スイッチと充電用USBポートはファンの裏面にある
こちらがハンディファンの裏面です。
稼働時は裏面に内蔵された青色LEDが点灯し、充電中は赤色LEDが点灯します。
ファンの裏面中央に電源ボタンがあり、その下に充電用の USB Type-C ポートがあります。
稼動時間が長くなる夏場はモバイルバッテリーと併せて運用するのが良さそうです。そうすると万博や夏フェスなどのイベントでも安心です。


グリップ部は握りやすく、本体を据え置きできる
リチウムイオンバッテリーはグリップの内部に格納されています。中の白いところがバッテリーです。
「Standard」というロゴがグリップ部に入っています。
グリップは握りやすい太さです。
グリップの先端にはシリコンのようなものが貼り付けられています。ハンディファンを卓上に据え置きするときに滑りにくく安定するようになっています。
このように平らな机の上に置いて利用することもできます。ファンの角度が変えられるので風向きの調整も容易です。
持ち手は物をぶつけない限り勝手に倒れたりしないようになっています。

「強」にするとかなり強い風が出てくる
風量は「弱」「中」「強」の3段階の中から選べます。
「弱」でも風を感じることはできます。「中」と「強」はそれなりの風量がありますが、「強」は風量が強い分だけ作動音も大きくなります。「ぶおおお~ん」と音がします。
そのため、「中」と「強」は図書館などの静かな環境での利用はできません。「強」は専ら屋外利用が適しているでしょう。
ファンが回転している最中は、ファン裏面の青色LEDが常時点灯している状態になります。
充電中は赤色LEDが点灯します。
「弱」「中」「強」の3段階の作動音を動画で確認することができます。音量を上手く調節して聞いてください。

カラーラインナップは4色、どれも涼しげでクール!
カラーは「クリアグレー」「クリアブルー」「クリアグリーン」「クリアイエロー」の4色です。クリアカラーはどのカラーも涼しげに感じられて夏に最適といえます。
この製品を購入した後に、ダイソーのほうにも同様のクリアカラーの製品「首振りミニ扇風機(クリア)」があることを確認しました。そちらは「クリア」「イエロー」「パープル」「ブルー」の4色があるようです。
ハンディファンは、ネット通販でも各社から色々な製品が発売されているので、お好みのデザインのものを見つけてみてはいかがでしょうか。無印良品のハンディファンも同じくらいの価格で手に入るようです。


