マウリッツハイス美術館でフェルメールの名画を独り占めして鑑賞!

真珠の耳飾りの少女オランダ
スポンサーリンク

 マウリッツハイス美術館はフェルメールやレンブラントの絵画を所蔵する世界的に有名な美術館の一つです。ほかにもルーベンスやヤーコプ・ファン・ライスダールなど数々の注目作品が展示されています。オランダ絵画の黄金期を象徴する作品群が収蔵されています。アムステルダム国立美術館とあわせて必ず訪れたい美術館です。

 また、マウリッツハイス美術館の建物は本当に見応えがあります。上の写真は閉館後に撮影したものです。美術館の荘厳さがおわかりいただけると思います。

 訪れる時間帯によってはフェルメールやレンブラントの有名作品を独り占めして鑑賞することさえできてしまいます!

スポンサーリンク

デン・ハーグ観光で行くべきマウリッツハイス美術館

マウリッツハイス美術館の概要

閉館後のマウリッツハイス美術館

 マウリッツハイス美術館には、フェルメール、レンブラント、ルーベンスなどの著名な画家の作品が展示されています。フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』は数多の絵画の中でももっとも有名な作品といっても過言ではありません。ほかにもブリューゲル(父)とルーベンスの共作が展示されています。見どころが多すぎて困ってしまいます。

 マウリッツハイス美術館は、正式にはマウリッツハウス王立美術館といいます。とてもこぢんまりとした美術館でありながらも、世界中から絵画ファンが訪れています。日本からもツアーでたくさんの観光客が来ているようです。その多くはフェルメールやレンブラントの作品がお目当てと思われます。

 美術館の入り口は、敷地内の階段から地下に降りたところにあります。広いエントランスが広がっています。チケットは現地購入でまったく問題ありません。

 エントランス内にチケットブース、クローク、お手洗い、ミュージアムショップなどがあります。最初にクロークに荷物やコートを預けましょう。

 ミュージアムショップの脇の階段を上がるとカフェレストランがあります。お時間のある方は絵画を鑑賞したあとにゆっくりされると良いかもしれません。

マウリッツハイス美術館の開館時間(2019年)

月曜日13:00~18:00
火曜日~日曜日10:00~18:00
木曜日10:00~20:00

  開館時間は曜日によって異なるために注意が必要です。また、祝日期間中は特別時間となるようです。

マウリッツハイス美術館の入館料(2019年)

大人15.50ユーロ
子ども(18歳以下)無料
団体(15名以上)14ユーロ

マウリッツハイス美術館の企画展(2020年以降)

2020年2月20日
から6月1日
ジョージ・スタッブス(1724-1806)展
2020年7月2日
から10月25日
マウリッツハイスの修復(絵画の修復に関する企画展)
2020年11月26日
から2021年4月5日
オランダの黄金時代のにおいと想像(臭いという観点から絵画を読み解く企画展)

マウリッツハイス美術館の専用アプリ

 マウリッツハイス美術館には絵画を解説してくれる専用のアプリがあります。スマホをお持ちの方は必ず事前にインストールしておきましょう。

iOS用のアプリ
Android用のアプリ

マウリッツハイス美術館へのアクセス

所在地:Mauritshuis, Plein 29, 2511 CS The Hague, Netherlands

 マウリッツハイス美術館の行き方はとても簡単です。デン・ハーグ中央駅から美術館まで徒歩で約15分です。路面電車やバスでも行けるようです。

 アムステルダム中央駅からデン・ハーグ中央駅への移動方法は別の記事をご覧ください。

アムステルダムからデン・ハーグへの移動とデン・ハーグ観光
アムステルダム中央駅からデン・ハーグ中央駅へ移動。オランダの政治機能を担うデン・ハーグは文化や芸術に溢れる魅力的な街でもあります。デン・ハーグの街歩きの楽しさをたっぷりとお伝えします。

 私はデン・ハーグ中央駅から徒歩で訪れています。最初にエッシャー美術館のある広場に向かい、その後しばらくしてからマウリッツハイス美術館に向かいました。

 デン・ハーグ観光ではマウリッツハイス美術館近辺を歩き回ることになります。しかし、主要な観光スポットが中心部に密集しているために移動にはさほど時間がかかりません。

(参考)
マウリッツハイス美術館(公式サイト)(日本語)

スポンサーリンク

マウリッツハイス美術館には有名作品が数多く展示されている!

階段

 階段でフェルメールの展示されている二階へと移動します。

荘厳な部屋

 階段を上がったフロアには、たくさんの絵画が掲げられています。まさに圧巻の光景です。

テュルプ博士の解剖学講義

 レンブラントの『テュルプ博士の解剖学講義(De anatomische les van Dr. Nicolaes Tulp, 1632)』です。テュルプ博士が解剖を行いながら、筋肉組織について講義している光景が描かれています。解剖されている遺体の顔には「死の影」と呼ばれる影が掛っている。光に照らされた身体とは対照的に描かれています。

若き日の自画像

 レンブラントの『自画像(Portrait of Rembrandt (1606-1669) with a Gorget)』です。この自画像は比較的若い頃でしょうか。

 レンブラントは自画像作品を数十点も残しています。アムステルダム国立美術館にも自画像が展示されています。

シメオンの賛歌

 レンブラントの『シメオンの賛歌(Simeon’s Song of Praise, 1631)』です。中心部にスポットライトのように光が当たっていることが印象的です。鑑賞者の視線を中央に集めるだけでなく、宗教的な荘厳さを引き立てる役割をも果たしているように思えます。

スザンナの沐浴

 レンブラントの『スザンナ(Susanna, 1636)』です。部屋の中で沐浴をしているスザンナの身体が明るく照らされている一方で、部屋の中は薄暗い点であるのが印象的です。

 スザンナは旧約聖書のダニエル書に登場する人物のようで、数々の絵画に描かれているようです。

晩年の自画像

 レンブラントの『自画像(Self-portrait, 1669)』です。レンブラント晩年の作品です。数あるレンブラントの自画像作品の中でも比較的多く紹介されている作品ではないでしょうか。

ろうそくを持つ老婆と少年

 ルーベンスの『ろうそくを持つ老女と少年(Oude vrouw en jongen met kaarsen ,1616-1617)』です。とても有名な作品の一つです。蝋燭の光が老女と少年の顔を鮮やかに照らし出しています。明暗が鮮明に分離しているところに特徴があります。

 

青いターバンの少女

 フェルメールの『真珠の耳飾りの少女(Girl with a Pearl Earring, 1665)』です。この作品はフェルメールの作品の中でももっとも有名な作品です。絵画に興味のない人もどこかでご覧になったことがあるかもしれません。

 『真珠の耳飾りの少女』は、誰が言い始めたのか「オランダのモナ・リザ」と言われることもあるようです。フェルメールの作品は全部で三点が展示されています。

デルフトの眺望

 フェルメールの『デルフトの眺望(View of Delft, 1660-1661)』です。フェルメールは、風景画を二点しか描いていないためとても貴重な作品です。日本の美術展には一度も来たことがありません。今後も来る可能性は低いと思います。

 『デルフトの眺望』では、実際にある風景が描かれています。描かれている場所はフェルメールが生まれて過ごした街であるデルフトです。デルフトは、マウリッツハイス美術館のあるデン・ハーグの隣にある街です。トラムですぐにいけるほど近いところです。

 『失われた時を求めて』の著者であるプルーストは、『デルフトの眺望』を鑑賞して衝撃を受けていたようです。

ディアナとニンフたち

 フェルメールの『ディアナとニンフたち(Diana en haar Nimfen, 1655-1656)』です。女神ディアナとその侍女が描かれた作品です。絵の右側の一部が裁断されていたり、右上の青空が後から追加されていたりと興味深い作品です。

 私は個人的にこの作品が好きです。静謐さの中に柔らかさと暖かさが含まれているように感じられます。

お花

 お花が描かれた絵画もたくさん展示されています。どれも色鮮やかで見入ってしまいます。

お花と窓

 色とりどりのお花。窓から爽やかな景色が見えます。

豪華なお花

 高級感に満ちあふれたお花の絵画。花瓶を注視に据えた構図でも、背景の色味を変えるだけでがらりと印象が変わります。

青い部屋

 館内は小さな部屋に区切られています。いずれの部屋も見応えがあります。絵画作品だけでなく部屋の調度品にも目を向けたいですね。

 ところで、部屋によって壁紙の色が異なる点にお気づきになりましたか?

緑の部屋

 フェルメール作品のある部屋。爽やかなグリーンの壁紙で彩られています。『真珠の耳飾りの少女』の前にだけ小さな柵が設けられています。しかし、すぐ目の前で鑑賞することができます。

スポンサーリンク

簡単に予習をしておくと絵画がもっと楽しめる!

 時間がある方は、事前に予習しておくと絵画をより深く楽しむことができます。知識を蓄えるには書籍が最適です。

 お時間のない方はウェブ上で知識を得られるWikipediaを参照してください。

(参考)
マウリッツハイス美術館(Wikipedia)(日本語)
フェルメール(Wikipedia)(日本語)
『真珠の耳飾りの少女』(Wikipedia)(日本語)
『ディアナとニンフたち』(Wikipedia)(日本語)
レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン(Wikipedia)(日本語)
テュルプ博士の解剖学講義(Wikipedia)(日本語)

マウリッツハイス美術館のコレクション一覧

 マウリッツハイス美術館に所蔵されている芸術作品が美術館の公式サイトからご覧になれます。表記は英語ですが、写真があるので誰でも分かります。

The collection(マウリッツハイス美術館)(英語)
The collection/Vermeer(フェルメールの作品一覧)(英語)
The collection/Rembrandt(レンブラントの作品一覧)(英語)
Search for information, collection(全作品から検索)(英語)

スポンサーリンク

閉館1時間前から閉館時間までの滞在がイチオシ!

マウリッツハイス美術館

 マウリッツハイス美術館にはフェルメールやレンブラントの有名作品が展示されています。マウリッツハイス美術館は、フェルメール好きの方はもちろん、デン・ハーグを訪れる予定のある方に必ず訪れてほしい場所と断言できます。

 この美術館は、アムステルダム国立美術館と違って比較的小さな美術館です。お目当ての作品だけを見るなら30分もあれば十分です。全体を見回っても2時間程度です。

 フェルメール作品は同じ部屋に集められています。とても小さな部屋ですが、私は何時間でも居られるような気がしました。

 私はマウリッツハイス美術館には夕方に訪れました。美術館の閉館時間が迫ってくると次第にお客さんが減っていきます。個人的には訪問時間は夕方のほうが良いと思います。お昼前後から夕方前にかけて、ツアーの団体客がかなり来ているようです。

閉館前のフェルメールの部屋

 閉館時間間際になるとフェルメール作品を展示している部屋から次第に人がいなくなります。そのお陰で私はフェルメール作品を独占して鑑賞することができました。まさに貸し切り状態です! 私は近くから見たり遠くから見たりして鑑賞を楽しんでいました。

 小部屋の中央にはベンチがあります。フェルメールの作品を部屋の中央にあるベンチに座ってじっくり眺める贅沢な時間を過ごしましょう。どれだけ見ても見飽きるということがありません。

 一人で静かにフェルメール作品を至近距離で細部まで鑑賞できるということに本当に感動しました。この感動は日本で開催される展覧会では絶対に味わうことができません!

 『真珠の耳飾りの少女』は、もう日本に来ることはないかもしれません。皆さんもぜひマウリッツハイス美術館に足を運んでフェルメール作品を鑑賞してみてください。

 あわせてエッシャー美術館にも足を運びましょう。エッシャー美術館は、エッシャーによるだまし絵や錯視に関する展示があり、とても面白い美術館となっています。

デン・ハーグにあるエッシャー美術館のだまし絵は必見!
エッシャー美術館はデン・ハーグに来たら絶対に行きたいスポットの一つです。だまし絵や錯視で有名なエッシャーの作品が数多く展示されています。デザインや心理学に興味や関心のある方は十分に楽しむことができます。体験コーナーも必見です!
アムステルダムからデン・ハーグへの移動とデン・ハーグ観光
アムステルダム中央駅からデン・ハーグ中央駅へ移動。オランダの政治機能を担うデン・ハーグは文化や芸術に溢れる魅力的な街でもあります。デン・ハーグの街歩きの楽しさをたっぷりとお伝えします。
超簡単!アムステルダム国立美術館のチケットを予約する方法!
この記事では、アムステルダム国立美術館のチケットを日本で事前に買う方法と美術館への行き方および美術館の見所をお伝えしています。チケットの買い方は2019年9月対応で最新の内容が反映されています。オランダを観光される方に必見の内容です。
ゴッホ美術館の開館時間と所要時間およびチケットの予約方法
ゴッホ美術館の開館時間、荷物預かり所、所要時間、チケットの予約・購入の方法、お土産、そしてゴッホ作品の魅力について写真とともに紹介しています。