2023年夏頃、タイ・バンコクのショッピングモール「セントラルワールド」を訪れたときに偶然開催されていた『The World of STUDIO GHIBLI’s Animation Exhibition Bangkok 2023』を鑑賞したときの記録です。
今さらではありますが写真を発見したのでブログにまとめておこうと思います。

バンコクのスタジオジブリ展
The World of STUDIO GHIBLI’s Animation Exhibition Bangkok 2023
「スタジオジブリのアニメーションの世界展 バンコク 2023(The World of STUDIO GHIBLI’s Animation Exhibition Bangkok 2023)」は、2023年7月1日から9月30日に渡って開催され、その後に10月1日から2024年1月2日まで会期が延長されたようです。
この展覧会では『となりのトトロ』、『ハウルの動く城』、『千と千尋の神隠し』、『魔女の宅急便』、『もののけ姫』、『天空の城ラピュタ』、『紅の豚』、『風の谷のナウシカ』、『崖の上のポニョ』、『平成狸合戦ぽんぽこ』などの各作品を代表する10の有名シーンが再現されていました。
感染症問題以降、初めての海外ということもあって、身体の慣らし運転(?)を兼ねてバンコクをふらふらしていました。そんなときに大型ショッピングモールのセントラルワールドにて、偶然にもジブリ展が開催されているのを発見して入場してみました。
入場料は680バーツ(約3,000円)と良いお値段です。写真撮影コーナーで列に並ばなくてもよいというVIPチケットは1,320バーツ(約6,000円)でした。こういうところは日本よりも高い気がします。
余談ですが、チケット購入時にクレジットカードを使ったのですが、なんとスタッフが券面の裏側を見て番号か名前をパソコンか何かに手打ちしていたようでした・・・・・・! 不意を突かれて「あっ! ええっ?!」と思いましたが時既に遅し。そんなことある?! 幸いにして番号が漏れることはなかったのですがこれにはびっくりしました。笑
作品の有名シーンが再現されている展覧会
トトロの形をした入り口。
子どもだったら嬉々として駆けだしてしまいそうですね。
『風の谷のナウシカ』よりメーヴェに乗ったナウシカ。
このように展覧会では作品の模型、ポスター、原画、セリフなどが色々と展示されていました。日本語表記(項目等の一部だけ英語併記)がほとんどでした。タイの方々は内容が理解できたのでしょうか。なお、展示は映画公開順ではなかったです。
スタジオジブリの代表作としてナウシカとトトロがよく取り上げられていますが、ナウシカは熱烈なファンが多い印象を受けます。いつだったかメーヴェを再現した自作飛行機が話題になっていましたよね。製作されたメディアアーティストの方は、あの『PostPet(ポストペット)』を作った人でもあると知ってさらにびっくり。
こちらは『ハウルの動く城』よりソフィーとカルシファー。
このシーンでは目玉焼きとベーコンが食べたくなりますね。ジブリ飯は食欲をかき立てる魅力があります。どうしてあんなに美味しそうなのでしょうか。
『天空の城ラピュタ』よりパズーとシータがスラッグ渓谷の鉱山を駆けるシーンが再現されています。
「パズー!!!」
あの名シーンが再現されていました。
こちらは『魔女の宅急便』よりグーチョキパン屋さん。カウンターでキキが店番をしているのが見えます。
ジジもカウンターの上に座って店番をしています。
キキが店番をしている映画のポスターが、ジブリの映画ポスターの中で一番印象に残っています。「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」というキャッチコピーは未だに輝きを失っていません。ひらがなに開いているところがなお良いです。
飛行船のシーン。
各所には写真撮影が楽しめるコーナーが設置されており、現地の方々も楽しんで撮影されていました。ジブリ作品が海外の方にも愛されているということが伝わってきます。
トンボの自転車もありました。手前にはキキが順番待ちをしています。皆楽しそう。
SNSの時代ということもあって、このような写真を撮ってすぐに投稿できるという要素は重要なのかもしれませんね。
『紅の豚』よりポルコ・ロッソ。アジトの海岸でくつろいでいるシーンでしょうか。
この作品は子どもの頃は魅力がよく分かりませんでしたが、大人になってから改めて見ると名作だということが理解できました。
『となりのトトロ』よりサツキとメイの家。
広く見えるように工夫して展示されています。
壁の一部にもさりげない展示がありました。
どんぐり落としてますよ!
トトロのエリアに展示されていた木の幹を覗き込むと大トトロが眠りこけていました。トトロは実在した!
バス停でバスを待つサツキ&メイとトトロ。
サツキの手紙なども展示されていました。
『もののけ姫』よりヤックルに乗るアシタカ。
『もののけ姫』は、日本の歴代興行収入記録を塗り替えた作品であるとともに、セル画&絵の具を使ったジブリ最後の作品でもあったはず。制作に纏わるドキュメンタリー番組も見た記憶があります。
サンとモロの子どもたち。
サンのように強く生きる女性はとても魅力的に感じます。
『千と千尋の神隠し』より千尋と油屋。
仕事をこなす湯婆婆。よく再現されています。
迫力満点。名前を奪われてしまいそう。
一方、こちらはどんちゃん騒ぎの後のカオナシ。
料理や食器が散乱していますが、よく見てみるとタイ料理っぽいものがいくつか混ざっています。笑 細かいですね。
大人しいカオナシと一緒に写真を撮ることもできました。
私が訪れたときはお客さんはタイ人の方々ばかりだったのですが、在タイ日本人の方にも好評だったようです。こういうイベントに顔を出してみると、ジブリのアニメは世界中で愛されていることが分かります。
海外では美術館や博物館に赴くことは多いですが、日本のものがメインで展示されているイベントは初めてだったのでなんだか新鮮に感じました。またこういう機会があったら積極的に鑑賞してみようと思います。


