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デン・ハーグにあるエッシャー美術館のだまし絵は必見!

歴史ある建物 オランダ
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 オランダのデン・ハーグにはマウリッツハイス美術館と並んで行くべきところがあります。それが今回紹介するエッシャー美術館です。

 エッシャーは数々のだまし絵を描いており、『上りと下り』『滝』『物見の塔』などの作品は誰もが一度は見たことがあると思います。そうしたエッシャーの作品が所狭しと展示されているのが、このエッシャー美術館なのです。

 だまし絵、錯視、デザインなどに興味のある方には、ぜひ訪れてほしい美術館です。美大生や芸大生は必見です。

(更新履歴)開館時間や入館料などを2020年の内容に対応させました。(2020年3月7日追記)

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エッシャー美術館(Escher in Het Paleis)の概要

エッシャー美術館

 エッシャー美術館はデン・ハーグ中央駅から徒歩15分程度の場所にあります。ランゲーフォールハウト広場という細長い広場の端に位置しています。私が訪れたときには、この広場でお祭りが行われていました。詳しくは以前の記事をご覧ください。

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エッシャー美術館の所在地と開館時間

所在地 Lange Voorhout 74, 2514 EH The Hague
開館時間 火曜日から日曜日11時から17時まで月曜日はお休み
入館時間 入館は閉館時間の30分前(16:30)まで

 エッシャー美術館の公式サイトは日本語に対応しています。ぜひ一度ご覧ください。

(参考)
エッシャー美術館(公式サイト)(日本語)

エッシャー美術館へのアクセス

 エッシャー美術館はデン・ハーグ中央駅から近い場所にあります。健康な方はぜひ歩いて訪れてみてください。

 美術館までの経路はひじょうに単純です。基本的には大通りを北上していくようなかたちになりますので、スマホや簡単な地図があれば迷うことはありません。また、周辺地域は人通りも多いため比較的安全という印象です。

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エッシャー美術館の入館料(2020)

入館料

 入り口を入って左手にチケット販売所兼お土産物屋があり、入場券を購入することができます。写真はエントランスにあった料金表(2018年時点)です。2019年の料金は2018年から若干値上げされたようです。

 2020年3月現在、入場料は大人が10ユーロで、子ども(7歳から15歳)が6.50ユーロです。7歳未満のお子さんは無料です。家族(大人二人、子ども二人)の場合は26.50ユーロで入場できます。

 学生は9.00ユーロ(要国際学生証)です。日本人学生の場合は国際学生証を作っておくと色々な美術館で割引が効いて良いかもしれませんね。

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エッシャー美術館のコインロッカー

鍵式コインロッカー

 荷物は地下にあるコインロッカーに預ける必要があります。入場券を購入したら係員にチェックしてもらい地下へ進みましょう。

 ロッカーは機内持ち込みができる一般的な30リットルのバックパックがなんとか入る程度のサイズです。それ以上の大きさのバックパックは入りません。

 大きな荷物はホテルに置いてくるか、デン・ハーグ中央駅のコインロッカーに預けておきましょう。デン・ハーグ中央駅のロッカーについては関連記事をご覧ください。

コイン投入口

 ロッカーは無料です。施錠には1ユーロコインを使用します。コインはロッカーの使用後に返却されます。

 ロッカーは荷物を収納した後に1ユーロコインを入れて、扉を閉めて鍵を回すとロックがかかるようになっています。

ロッカー内部

 ロッカーはそれほど大きくありません。バッグがお土産等でいっぱいになっていると入りません。

1ユーロコイン

 1ユーロコインがない場合は入り口のスタッフに声を掛けるとプラスチック製のコインを貸してもらうことができます。

 写真に写っている白いコインが借りたコインになります。

小さなコインロッカー

 このロッカーの向かい側に小さめのロッカーがあります。小さいショルダーバッグやポシェットなどはこちらに入ります。

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エッシャーの作品を心ゆくまで堪能する

上りと下り

 エッシャーの作品の中でも特に有名な『上りと下り』です。このような有名作品がたくさん展示されています。

階段

 『上りと下り』よりも複雑な絵もあります。平衡感覚を失ってしまいそうになる不思議な絵ですね。

階段2

 街中でしょうか。不思議な感覚の絵です。

手

 こちらも超有名な作品ですね。手がとてもリアルに描写されている一方で、袖口は平面的に描かれています。その対比から私たちは違和感をもつのでしょうね。

エッシャー美術館の展示

 朱色の壁に数々の作品が展示されています。

滝

 『』もよく紹介されているだまし絵の一つです。

物見の塔

 『物見の塔』です。一見すると何の変哲もない塔に見えます。しかし目を良く凝らしてみると・・・・・・。

三角

 日本ではあまり紹介されることのない作品もあります。

スケッチ1

 製作過程のスケッチでしょうか。緻密な計算の元に描かれているということがうかがえます。

スケッチ2

 エッシャーは数多くのスケッチを残しているようです。

アリ

 私は『物見の塔』の右側に飾られている絵をここで初めて見ました。美術館には新しい発見があって本当に面白いです。

歪んだ街

 世界が歪んでいるようなイラストですね。

数々の作品

 興味深い作品が所狭しと並んでいます。

有名作品

 鳥と畑の境界があやふやになっているような作品です。

崖

 崖が描かれています。

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エッシャー美術館のだまし絵体験コーナー!

錯視

 立つ位置によって小人と巨人のように見える部屋です。よく見ると部屋の奥行き、高さ、傾斜等が異なっていることが分かります。

写真

 写真も撮ってもらえるようですね。

面白い展示

 フロアとフロアの間にも遊び心がたくさんあります。手前の部屋の壁にある格子と、奥の部屋の壁に描かれた格子を合せるように見ると、黒い枠が宙に浮いているように見えます。

ガラス

 不思議なガラスのオブジェ。覗くと・・・・・・。

拡大パネル

 作品を拡大したパネル。記念撮影はいかがでしょうか。

奥行き錯視

 奥行き感に関するだまし絵的な作品。

三角

 木の枠。置き方と見る位置をうまく調整すると・・・・・・。

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エッシャー美術館は建物の内装も楽しめる!

シャンデリア

 美術館の内装も凝ったものになっています。壺のかたちをしたシャンデリアがオシャレですね。

階段

 素敵な階段ですね。

リボンのシャンデリア

 内部の吹き抜け。りぼんのかたちをしたシャンデリアがとても素敵ですね。手すりもオシャレです。

吹き抜け

 吹き抜けを上から見下ろしてみました。中央にある電灯は地球儀になっているようです。

 エッシャー美術館はとっても見どころの多い美術館ですね。

明るい天井

 吹き抜けの上部には大きな窓が設置されており、陽の光がたくさん差し込んできます。

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エッシャー美術館は本当に素敵な美術館!

 エッシャー美術館は、だまし絵や錯視が好きな方はもちろん、歴史的な建築物やオシャレな内装に興味のある方まで誰でも楽しめる美術館になっています。

 とにかくエッシャーの作品が上から下までたくさん展示されています。デザインや心理学に関心のある方であれば心の底から感動することは間違いありません。イチオシです!

 デン・ハーグに行く予定のある方は、マウリッツハイス美術館とともに、ぜひ行程に組み込んで欲しいと思います。

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