地面に置いているお花は、夏につれて気温が高くなってくると、コンクリートからの照り返しによって大きなダメージを受けてしまうことがあります。
何とかしようにも都会の狭小住宅やマンションのベランダなどでは、コンクリートに取り囲まれているという現状があります。コンクリートの表面温度は、太陽の日差しによって想像以上に高くなっているものです。
そういうときは、植木鉢の下にレンガを敷いたり、植木鉢を花台に載せたりすることで、風通しが良くなり地面の熱の影響が緩和されて、植物への負担を減らすことができます。
植木鉢を載せる花台(プランタースタンド・フラワースタンド)は、ダイソーやセリアといった100円ショップでも販売されています。キャスター付の花台など色々な製品があります。最近の花台はオシャレなデザインのものが多くて、どんな鉢にでもぴったり合いそうです。
オシャレな花台で夏場の鉢の蒸れを防ごう
ダイソーの「花台(プランタースタンド)」
こちらがダイソーで販売されている「花台(プランタースタンド)」です。花台は植木鉢を地面から浮かせることで、通気性と排水性を高める役割を果たします。
鉢をアスファルトやコンクリートの上に直に置いている場合はぜひ花台を使いたいものです。プランタースタンドは暑い日本の夏に最適なガーデニングアイテムといえるでしょう。
カラーはブラックとホワイトの2色がラインナップされています。ホワイトのほうはベージュのような淡い色合いです。カラーは使っている鉢の色に合わせて選ぶとしっくりくると思います。テラコッタにはどちらもカラーも合います。
サイズは大(20cm)と小(16cm)があります。7号鉢以上であれば大のほうが良いかもしれません。反対に小さい鉢は小で十分です。
このページの下部に20cmサイズの花台に小さい鉢と大きい鉢を置いたときの写真を用意しています。サイズ感はそちらでご確認ください。
材質は鉄(アイアン)です。製造国は中国です。
表面には塗装が施されています。だから、鉢を載せたまま地面を引きずってしまうと、あっという間に塗装が剥げて鉄が露出してしまいます。鉄部が剥き出しになると錆の発生によって劣化が進みます。
お花があしらわれたデザインがとってもキュート
ダイソーの花台は、お花があしらわれたオシャレなデザインになっており、インテリアショップに置いてあっても違和感がありません。
鉢を6枚の花びらで支えるという形状になっています。
ワイヤーはしっかりと溶接されていてとても頑丈になっています。耐荷重の範囲で使用すれば問題ないと思われます。
また、花台の中央にある円形の金属板が、使用する鉢によっては鉢底の排水穴を軽く塞いでしまいそうですが、素焼き鉢を置いて使っている限りでは水が普通に排水されていきます。
こちらが花台の側面と裏側になります。鉢が地面からしっかりと離れるような高さになっています。
花台の使用は通気性と排水性が高めるだけでなく、鉢底からの虫の侵入を防ぐ効果もありそうです。植木鉢を持ち上げたらダンゴムシやら何とか虫やらが出てくることがよくありますが、花台を使うことで鉢底に虫が集まることをそれなりに防げるようです。
花台の直径は約20cmで、耐荷重量は約6kgとなっています。サイズが一回り小さな花台もあります。そちらは直径が約16cmです。
脚が三方に少しはみ出していますが、脚の部分はサイズに含まれていません。
小さな素焼き鉢と大きな素焼き鉢の比較(使用例)
6号サイズの素焼き鉢
素焼き鉢を実際に載せてみるとこうなります。20cmの花台に6号鉢が載っています。
鉢の詳細はこちらの記事です。
6号鉢を載せると20cmの花台には余裕がかなりあります。そのため、5号鉢や6号鉢は一回り小さい16cmの花台が適しています。
8号サイズの素焼き鉢
今度は8号鉢相当の素焼き鉢を同じく20cmの花台に載せてみました。こちらのほうがサイズ的にぴったり感があることがお分かりいただけると思います。
この花台は7号鉢や8号鉢あたりが適正サイズかもしれません。
写真は空の鉢を載せていますが、今では土を入れた8号鉢を載せて使用しています。しばらく使っていますが、花台の歪みもありませんし、排水にも問題ありません。
鉢を地面に置いた状態よりも、鉢を花台に載せている状態のほうが土の乾燥が早くなりそうです。夏場の水切れには注意が必要かもしれません。それでも、コンクリートの熱の影響を直接受けることを考えれば、鉢を花台に載せておいたほうが安心できるように感じます。
夏を乗り切る対策を行いながら、園芸・ガーデニングをとことん楽しんでいきましょう。