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使い勝手抜群の安価な日本製ペンチは電気工事士技能試験にも最適

Tsunoda-side-cutting-pliers DIY・工具
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 先日、工具をいくつかまとめ買いしました。元々はニッパーを追加するだけの予定でしたが、他の工具もガタが来ているものも多いため新しくすることにしました。

日本製の安価なニッパーが想像以上に使えます
ツノダの「強力ニッパー(CN-175N)」を購入しました。このニッパーは1,000円ちょっとという価格の割にスパスパと切ることができてとても快適です。しかも製品は日本製です。

 ペンチは様々なメーカーから発売されています。有名メーカーの一つがフジ矢で、これまではフジ矢の200mmを使っていました。今回はフジ矢のペンチと迷った末に、最終的にツノダのペンチを試してみることにしました。

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175mmサイズのペンチが使いやすい

ツノダ「ペンチ(CP-175)」

ツノダのペンチ

 ペンチはフジ矢の200mmを使っていましたが、今回は一回り小さいサイズを試してみることにしました。それでも家庭内のちょっとしたDIYや工作などであれば十分な性能があると考えています。

 ツノダの工具はニッパーにしてもペンチにしても近所のホームセンターには置いてありませんでした。現物を確認することができなかったため、メーカーの製品ページとアマゾンのレビューを確認してから注文しました。

175mm cp-175

 このペンチはツノダ製の「ペンチ(CP-175)」です。同社のニッパーと同じようなパッケージです。 

 この製品は日本製でありJIS規格品です。それにもかかわらず価格は1,173円でした(購入時の価格)。

 日本のアマゾンでは2021年11月2日時点で2件の評価しかありませんが、米国のアマゾンではたくさんのユーザーから高い評価を得ています。

 サイズは既に200mmを持っているということもあり、今回は一回り小さい175mmを選びました。結論から言って、175mmサイズは手に馴染む大きさでとても使いやすいです。

「ペンチ(CP-175)」の特徴

用途と特徴

 ペンチは針金や電線などを切断したり金属板を折り曲げたりするときに使用する工具です。くわえ部の溝に材を挟むことで色々な作業に使えます。

切断能力

 このペンチの切断能力は、ステンレス線がΦ2.0mm、軟鉄線(針金)がΦ2.6mm、銅線がΦ3.6mm、より線が8.0mm2、VVFが1.6mm×3心です。

 VVFが2.0mmではない点に注意が必要ですが、DIY用途であれば色々な作業に使える性能となっています。

品質表示

 ペンチ本体の素材は機械構造用炭素鋼です。神戸製鉄所の材を使用しているようです。なお、ニッパーのほうは特殊合金鋼と記載されていました。

 焼入れは無酸化全体焼入れ42~50HRC、刃部の高周波焼入れ58~64HRCと記載されています。HRCは焼入れ硬さを示しています。

 サイズは、全長が186mm、頭部幅が24mm、頭部厚が13mm、柄幅が51mm、先端長が29mmです。重さは275gです。

 柄の被覆は塩化ビニールです。

「ペンチ(CP-175)」のデザイン

全体

ペンチ

 形状は一般的なペンチと同じです。吊り下げ用の穴は開けられていません。各部の作りは価格を考えるとひじょうに良いと感じました。

 アマゾンの製品ページには1枚しか写真がないので、こちらにたくさんの写真を掲載しておきます。購入時の参考にしてください。

頭部(表面)

ペンチの先端部

 頭部の中央には「TsunoDA/king TTC/CP-175/MADE IN JAPAN/JIS/JQA」といった刻印があります。

ペンチの隙間

 頭部の噛み合わせも刃部の状態も申し分ありません。

 なお、先端に隙間が開いているのは正常です。これは一般的なペンチに見られる仕様です。

頭部(側面)

ペンチの側面

 こちらがペンチの側面です。厚みは13mmです。重厚感があります。

開口時

刃を開いた状態

 開閉は新品ということもあってある程度の抵抗があります。グイッと力を入れて開くかたちになります。柄の片方を持ってぶら下げても勝手に開くことはありません。

刃の最大開口

 こちらが最大開口です。

最大開口幅

 通常の使用で全開にすることはないと思いますが、最大でここまで開きます。

刃部

ペンチのギザギザ

 刃も先端の掴み部分も問題ありません。

支点

支点の内側

 駆動部は凹凸も少なくとても丁寧な作りに感じられます。

頭部(裏面)

ペンチの裏面

 裏面も問題は特にみられません。

「ペンチ(CP-175)」のサイズ

ペンチのサイズ

 各部の寸法を実際に測ってみました。

 ペンチの全長はパッケージどおり約186mmです。

先端部のサイズ

 頭部の先端から付け根あたりまでは約58mmあります。

先端部の幅

 頭部の幅は約24mm、厚みは約13mmです。どちらも記載どおりの寸法です。

同社のニッパーとの比較

ペンチのニッパーの比較

 このペンチを同じくツノダの「強力ニッパー(CN-175N)」と比べてみました。二つの製品では持ち手の色が違っています。ペンチはレモンイエロー(檸檬色)でニッパーは普通のイエロー(黄色)です。

 グリップはどちらも滑りにくいビニールコーティングです。手でしっかりと保持することができます。感触はややペタペタします。夏場にねちゃねちゃにならなければよいのですが・・・・・・。

 それと、柄は特有の臭いが少しします。でも、すごく気になるというほどではありません。

実際の使用感

実際の切断作業

 ニッパーの試し切りに用いたありものの材料でペンチの試し切りも行いました。ビニタイ、被覆付き鉄線、結束バンドを用意しています。

 そのうちVVFケーブル等を用意してペンチの切れ味を再確認したいと考えています。

ビニタイの切断

 当然のことながらビニタイは何ら抵抗なくカットできます。

PVC被覆付き鉄線の切断

 被覆の付いた1.6mmの鉄線(被覆込みで2.0mm)も難なく切断が可能でした。

結束バンドの切断

 6mm幅の太めの結束バンドも余裕で切れます。ただし、刃が内側に凹んでいるため、ツラ切りには適していません。

芯線やケーブルのカットも可

 VVF1.6-2Cも問題なく切断することができます。リングスリーブを巻き込まずに先端を整えたり、圧着を間違ったところを被覆ごとのカットすることも容易です。

このペンチは日本製の安価な製品として優秀

使い勝手抜群のペンチ

 ツノダの「ペンチ(CP-175)」は品質も良くて十分な切れ味を持っていると感じました。この製品も同社のニッパーと同様に、パッケージに記載されている部材であれば問題なく切断することができると思います。

 家庭内のDIYや工作で使用する分には性能を十分発揮してくれるはずです。これからDIYを始める方も、ペンチは1本あると重宝しますよ。価格を考えるとひじょうに優秀です!

 このペンチはJIS規格品であるため、第2種電気工事士の技能試験用としてもおすすめできます。差し込みコネクタ(ワゴ)を使うときに、芯線(銅線)を12mmでカットすることができます。

日本製の安価なニッパーが想像以上に使えます
ツノダの「強力ニッパー(CN-175N)」を購入しました。このニッパーは1,000円ちょっとという価格の割にスパスパと切ることができてとても快適です。しかも製品は日本製です。
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