スバル車のスマートキー(リモコンキー)の電池がなくなってきたので交換作業を行いました。スマートキーの電池交換は、やり方さえ知っていれば誰でも簡単にできる作業です。とはいえ、部品に傷を付けるといけませんので自己の責任のもと慎重に作業を進めてください。
スマートキーは今やメーカーを問わず多くの車種で採用されています。スバルではWRX、レヴォーグ、レガシィ、フォレスター、インプレッサスポーツ、インプレッサG4、XVなどで同一のスマートキーが採用されているようです。ただし、購入時期が違うとリモコンが異なる場合があります。
ここで紹介しているスマートキーと同じものをお持ちの方は、まったく同じ手順で電池交換ができます。所要時間は5分~10分程度です。費用は電池代110円です。新たに精密ドライバーを購入しても220円で済みます。
スマートキーの電池交換の手順
スマートキーには物理キーが入っています。電池交換する場合は、最初に物理キーを引き抜きます。
なお、電池が切れても物理キーを使ってドアを開けることができます。
こちらが物理キーを引き抜いた状態です。
スマートキーのカバーを外す際には精密ドライバーのマイナスドライバーが必要です。家庭によくある大きなサイズのマイナスドライバーは使えません。
ドライバーの先端には予めテープを巻き付けて傷防止措置を講じます。
マイナスドライバーを真ん中の窪みにあてがいます。
そのままマイナスドライバーをゆっくりと回転させていくとカバーが手前から浮き上がっていきます。黒い部分と銀色の部分に隙間ができていることが分かります。あとは黒い部分(底面のカバー)のパーツをゆっくりと持ち上げると簡単に外れます。
カバーに傷が付いたり割れたりする可能性がありますので、マイナスドライバーは絶対にこじらないでください。
カバーが外れた状態です。カバーさえ外せば電池が露出しますので、あとは電池を交換するだけです。
スマートキーのボタン電池は「CR2032」です。どこでも売られている一般的なボタン電池の一つです。このボタン電池は、ホームセンター、家電量販店、100円ショップで販売されています。スーパーやコンビニに売っていることもあります。
スマートキーの本体はケースから外れます。リモコンユニットは固定されていませんので、落とさないように気をつけてください。
電池を外すときはツメを折らないように慎重に作業する必要があります。写真の左側のツメは特に気をつける必要があります。
ボタン電池は「CR2032」です。ボタン電池は似たようなものが数多く売られていますが型番を間違えるとはまりません。直径が同じものでも型番が違うと厚みがまったく異なります。
また、ボタン電池は無名メーカーの製品も売られていますが、念のために有名メーカーの製品しておくと安心です。
交換が完了しました。
使用済みのボタン電池は必ず絶縁処理を施してから処分してください。
なお、こちらがカバーの側面部分です。突起部のツメで本体と連結されています。
電池を交換するついでに内部の清掃も行いました。スマートキーの内部は意外とほこりが入っており全体的に汚れています。
ケース、ボタン、シリコンカバーが分離できます。シリコンカバーの汚れも丁寧に拭き取りました。ぴかぴかです。
ボタン部分は繊細なパーツですので連結パーツを折らないように丁寧に扱う必要があります。
電池交換と清掃の後は、ゆっくりと慎重に元通りに戻します。
余談ですが、スマートキーに傷を付けたくないという方は、キーケースの取り付けがおすすめです。
キーケースを付けているとカバンの中で他のものに当たっても、どちらも傷付きにくくなります。また、スマートキーを落としても簡単には壊れません。これは本当に良いアイテムです。
しかも、最近ではかなり格好いいキーケースが登場しているようです。今だったらレザーのキーケースを買っていたかもしれません。