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急なバッテリー上がりに活躍するジャンプスターターは常備必須

高品質でシンプルデザイン DIY・工具
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 先日、39県において緊急事態宣言がようやく解除されました。しかし、長いあいだの外出自粛とテレワークの導入によって、車の使用頻度が極端に下がってしまった方も多いと思います。

 私自身もここ数ヶ月は車に乗る頻度が劇的に下がっていました。そして数日前、久々に買い物に行こうと車に乗ってエンジンをかけるとエンストしてエンジンがかかりませんでした。もともとバッテリーの交換時期にさしかかっていたことに加えて、長らく車に乗っていなかったためバッテリーが上がってしまったのです。

 どうしようかと考えたのですが、バッテリーが完全にダメになっている状態ではありませんでした。そこで、随分前に購入してトランクに積んでいた「ジャンプスターター」を使用することにしました。1年近く充電もせずに積みっぱなしにしていたものですが、結果は上手くいき車を無事に動かすことができました。まさに「備えあれば憂いなし」です。

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突然のバッテリー上がりにも対応できて超便利!

 私が所有する「ジャンプスターター」はスマホ関連機器でお馴染みのAnkerという人気メーカーの製品です。何年か前に購入した製品のため現行モデルではありませんが、まだ十分に使用することができます。販売ページも既に削除されてしまっているようです。その代わり、Ankerから後継モデルが発売されています。また現在では、新しい製品が各社から次々と発売されており、色々な製品から選べる状況のようです。

 ジャンプスターターはモバイルバッテリーと違って製品のサイズも大きく、付属ケーブルなどもあるためカバンに入れて持ち運ぶような製品ではありません。しかし、車に積んでおくといざというときに助かる超便利アイテムです。それは先日身をもって体験しました。

 また、現在市販されている多くのジャンプスターターにはUSB端子が付いているため、緊急時にスマホを充電することができます。そのため、ジャンプスターターは災害対策としても優秀なアイテムといえます。しかも、使い方はとても簡単です。

 ここでは、参考までに私の所有しているジャンプスターターの製品情報を見てみたいと思います。

製品情報

容量 10000mAh/37Wh
重さ 387g
サイズ 横幅約185mm × 縦幅約83mm × 厚さ約43mm
入力 15V/1A
USB出力 5V/4.2A
ジャンプスタートピーク出力 400A
ジャンプスタート始動出力 200A
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エンジンスタートに必要なものがすべて揃っている!

Ankerのジャンプスターターケース

 市販されている多くのジャンプスターターには同梱物をまとめて収納できる頑丈なケースが付属しています。私の持っているAnkerのジャンプスターターも本体とケーブルが硬質ケースに収められています。

開けやすいサイドジッパー

 ジッパーは側面に取り付けられています。開け閉めはしやすく、埃などが入りにくくなっています。ただし、これは止水ファスナーではありません。

 現行モデルでもケースの構造自体はほぼ同様と思われます。縁取りの色がイエローからオレンジになって、ケース上部のロゴが「Anker」ロゴから「ROAV」ロゴに変更されています。「ROAV」はAnker社が展開するカー用品ブランドのようです。

ケースの内部

 中身をみてみると本体とともに給電ケーブルや充電ケーブルなどが入っています。

同梱物一覧

 本体以外の付属品は、簡易説明書、バッテリーへの給電ケーブル、スマホ等の充電用USBケーブル、充電アダプタ(家庭用コンセント)、充電アダプタ(シガープラグ)となっています。このような付属品は製品によって違いがありますのでメーカーのページや販売ページ等でしっかり確認しておく必要があります。

ジャンプスターター本体

 本体デザインはAnkerの製品らしく黒色と灰色でシックにまとめられています。中央にAnkerのロゴが入っています。全体的にシンプルなデザインで悪くありません。

 現行モデルでは外観が堅牢な印象を受けるデザインに変更されています。

側面に集められた端子類

 端子類は側面に揃えられています。左端から残量のインジケーターランプ、USB端子(Power IQ対応)、充電用インプット、バッテリー給電用端子となっています。

 この製品のインジケーターランプは青色LEDで残量が4段階表示されます。

LEDライトと電源ボタン

 短辺にはLED一灯の懐中電灯が搭載されています。ランプ上の電源マークを長押しするごとに点灯、点滅(遅い)、点滅(早い)、消灯となります。このような機能の有無は各社の製品によってそれぞれ異なります。

LEDライトを点灯した状態

 光量は低いですが少し照らす程度であればまったく問題ありません。

給電ケーブル

 こちらが自動車バッテリーへの給電用ケーブルです。大きなワニクリップでバッテリーの端子を挟み込みます。ワニクリップは頑丈にできており、バッテリーの端子をがっちりとホールドしてくれます。

 赤色がプラス(+)用で黒色がマイナス(-)用です。反対側の青い端子はジャンプスターター本体の端子に接続します。

充電用ケーブル各種

 こちらのケーブルは、ジャンプスターターの充電に使うケーブル2種類とスマホやタブレットの充電に使うUSBケーブルです。

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ジャンプスターターは誰でも簡単に使える!

多言語の簡易説明書

 最初に使い方を掲載しておきます。

 ジャンプスターターの使い方はとても簡単です。この製品の場合は、まず電源ボタンを押してジャンプスターターを起動します。次に給電用ケーブルを本体に差し込みます。それからワニクリップをバッテリーに接続するのですが、ワニクリップ(クランプ)の接続には順序があります。

 まず、赤いプラスのクランプをバッテリーのプラス端子に接続してから、次に黒いマイナスのクランプをバッテリーのマイナス端子に接続します。そしてケーブルの間にあるインジケーターランプの緑色LEDが点灯したらすぐに車のエンジンをかけます。エンジンがかかったらクランプをマイナス側から取り外して片付けます。

 順番はきわめて重要です。取り付けと取り外しの方法を間違えるとバッテリーが爆発したり発火したりする危険性があります。ほかにも注意点がありますが、それらの注意点は説明書を読んでください。分からない方はすべてプロの車屋さんかJAFにお任せしましょう。

 バッテリー側の端子の実物は、このページの下のほうに写真を掲載しています。

給電ケーブルの端子と本体の端子

 こちらが給電ケーブルの接続部になります。この製品は端子形状が異なるため逆に取り付けられないようになっています。

インジケーターランプの点滅

 給電ケーブルを取り付けるとインジケーターランプが両方とも点滅しています。給電ケーブルをバッテリーに正しく取り付けると「START」と書かれている緑色LEDが点灯します。エラーの場合は「ERR」の赤色LEDが点灯します。

 給電ケーブルをバッテリーに正しく取り付けて、緑色LEDが点灯したことを確認してからエンジンをスタートさせましょう。

 エンジンがかかったらディーラーや自動車用品店などに移動してバッテリーの交換を依頼しましょう。運転中はアイドリングストップ機能を必ず切っておきます。テレビやエアコンなどもオフにしておくと良いかもしれません。

 夜中などすぐにディーラーに行けないときは、アイドリングストップ機能をオフにした状態でその辺を1時間くらい走ってから帰宅しましょう。次の日、もしかすると一度くらいならエンジンがかかるかもしれません。

インジケーターランプ

 インジケーターランプで状態を確認することのできる製品を購入するととても便利です。この製品の場合、音も鳴ります。

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正規ディーラーのバッテリー交換費用はおいくら?

適合バッテリーを調べる

スバルの純正バッテリーQ-85L

 こちらのバッテリーは既に交換済みのスバル純正の新品バッテリーです。バッテリー筐体の色が紫色になっており、メーカーかデザインが前のものと変っているようです。型番はアイドリングストップ車用の「Q-85L」です。このバッテリーは「GSユアサバッテリー」の「SUBARU ECO.R Revolution」シリーズです。

 現在の適合モデルはパナソニックの「カオス アイドリングストップ車用 N-Q100/A3」です。

 車のバッテリーは、車種や年式によって使用バッテリーが異なります。型番の違うものは取り付けられません。ご注意ください。各メーカー、各車種の適合バッテリーは下記のページから検索することもできます。

カーバッテリー適合検索(パナソニック)

 スバル、トヨタ、ホンダ、日産、スズキ、マツダなどの主要メーカーの車に対応したバッテリーが検索できます。

実際にバッテリー交換に掛った費用

 2020年5月、バッテリー交換にかかった費用は合計約39,000円でしたが、バッテリー本体に20%割引が適用されたため最終的に合計約34,000円となりました。これはスバル正規ディーラーの工賃込みの価格です。

 ほかのメーカーでも正規ディーラーであれば普通乗用車のバッテリー交換は似たような価格になると思われます。ただし、実際の価格は、お店、時期、車種、バッテリー型番等の諸要因によって異なります。あくまでも一つの参考例としてください。

 バッテリー自体はネットで買うともっと安く買うこともできますが、古いバッテリーの処分や色々と再設定する手間暇を考えてディーラーで交換しています。自分で交換すると大体2万5千円くらいになるのではないでしょうか。しかし、余程の車好き以外の方はディーラーや専門店にお任せするのが妥当です。危険な作業が含まれていますので、絶対に値段だけで選んではいけません。ちなみにバッテリーは約18kgもあります。

 なお、交換に要した時間はお店を予約してから訪れたこともあり30分未満で済みました。

バッテリーの交換作業について

バッテリー+端子

 ジャンプスターターを使用する場合には、バッテリー端子の極性を確認する必要があります。

 このバッテリーの場合は、プラス(+)端子にカバーが付いています。ジャンプスターターを使う場合は、カバーを割らないようにそっと外してワニクリップを取り付けます。

 また、外したカバーは車外に置いて、エンジンルームに落ちないようにする必要があります。

バッテリー-端子

 こちらがマイナス(-)端子です。ジャンプスターターの黒いマイナス(-)側を繋ぎます。手で触れないように注意が必要です。言うまでもありませんが、すべての作業は自己の責任に基づいて行ってください。

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ジャンプスターターはトランクに入れておきたい!

 ジャンプスターターは車を買い替えたら積んでおきたいアイテムナンバー2です。使用頻度はきわめて低いですが、いざというときに使えるという安心感は絶大な効果をもたらします。ちなみに、ナンバー1はもちろん高画質のドライブレコーダーです。

 皆さんもぜひ常備されることをおすすめいたします。ジャンプスターターはバッテリー容量も大きく、災害時にも活躍が期待できる防災アイテムでもあります。USB端子があるものはスマホの充電にも使用できます。平時の備えが有事のあなたを救います。先日、救われたばかりの私が言うのだから間違いありません。笑

 現在、Anker製の製品は見当たらないようです。無名メーカーよりもカシムラや日立の製品を用意しておくと安心できそうです。

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