2020年の緊急事態宣言が終わる頃、カリンバを購入していました。今でも時々遊び感覚で弾いています。オルゴールのような音色に癒やされます。
カリンバはアフリカ発祥の民族楽器で、小さな木箱に取り付けられた金属棒を指で弾くことで、透き通った綺麗な音を奏でることができる楽器です。
カリンバはとてもコンパクトであることから、その他の楽器と比べて置き場所に困ることがありません。また、価格もお手頃であるため、何か新しいことを始めてみたいという方にうってつけです。
最近では、オシャレで可愛いカリンバがアマゾンで簡単に手に入ります。デザインを見比べているだけでも楽しいです。
カリンバは数多くの製品が3,000円前後で販売されています(2021年4月現在)。演奏と調整に必要なものが一式揃っているものは購入してすぐに演奏できます。
このページでは、ONETONE(ワントーン)の「OTKL-01/OK」を紹介しています。なお、製品の写真は購入時のもの(2020年5月)です。
カリンバはオルゴールのような音色と可愛いデザインで大人気
シンプルでおしゃれ感漂うパッケージ
カリンバは2020年3月頃から購入を迷っていました。デザインの異なる製品が各社から販売されていますが、そのほとんどの製品が中国からの発送となっていました。
そんな中、ONETONEのカリンバを選んだ理由は、とても好みのデザインであったことに加えて、「アマゾンが販売・発送」とあったことが決めてとなりました。ちなみに、購入時にはレビューが一つもありませんでしたが、今ではかなりのレビューがあり人気の商品となっているようです。
また現在では、国内の大手楽器店での取扱いもあるようです。店頭で現物(パッケージ)を見て選べる数少ない製品といえます。
この製品は楽器用品でお馴染みのキョーリツコーポレーションが取り扱っています。そういう点でも安心感があります。
カリンバはもともとアフリカ発祥の民族楽器で、「親指ピアノ(サムピアノ)」や「ハンドオルゴール」といった名称でも知られています。
カリンバは木箱の上に取り付けられた金属棒を指で弾いて演奏する楽器です。金属棒を指で弾くと箱の中で音が共鳴して澄んだ音が響き渡ります。
ONETONEのカリンバラインナップ
ONETONEのカリンバはオシャレなデザインのものが3種類用意されています。これらの製品はデザインの違いに加えて、使用されている木材にも違いがあります。
「OTKL-01/OK」は、楽器や家具に使用されることのある「オクメ材」が使われています。「OTKL-02/MH」はアコースティックギターで多用されている「マホガニー材」が使われています。そして、「OTKL-03/KOA」もアコギでよく使われる「コア材」が用いられています。それぞれの材で特徴も色味も異なります。
また、ほかにも塗装された製品が2種類ほど出ているようです。
カリンバ用楽譜集(10曲)が付属
ONETONEの「OTKL-01/OK」には、カリンバ用楽譜集(10曲)が入っています。そのため、しばらくの間はカリンバ用の楽譜を用意しなくてすみます。
楽譜のイメージを見ていただければ分かるとおり、カリンバの金属棒のどの部分を弾けば良いかが視覚的に分かるようになっています。
この製品には、「メリーさんのひつじ(★)」「赤とんぼ(★)」「大きなくりの木のしたで(★)」「きらきら星(★★)」「ジングル・ベル(★★)」「山の音楽家(★★★)」「きよしこの夜(★★★)」「大きな古時計(★★★★)」「アメージンググレイス(★★★★)」「ダニー・ボーイ(★★★★★)」の10曲が収録されています。
日本人に馴染のある曲が掲載されています。そして、難易度別に星の数が付いています。★ひとつの簡単な曲なら届いてすぐにそれらしく弾くことができます。
ジブリの曲が弾きたいという方は、次のような楽譜の中から半音のないものを選んで弾いてください。
YouTuberのMisaさんが執筆されたカリンバの教本も出版されています。誰でも一度は聞いたことのあるような有名な楽曲がいくつも収録されているようです。
カリンバのスペックとサイズ
このカリンバのスペックシートです。サイズは横幅115mm~136mm、高さ86mm、奥行き(キー除く)33mmとなっています。
17キーというのは、金属棒が17本付いていて、17の異なる音が出せるということです。安価なカリンバは大体が17キーになっているようです。
なお、製品は中国製です。
豊富なセットですぐに始められる!
カリンバは色々なアイテムがセットになった製品が多いようです。そういう製品を購入すれば他に何も追加せずに開封後すぐに演奏できます。
同梱物が袋にまとめて入れられています。
同梱物をすべて並べて見ました。それぞれのアイテムは高品質とはいえませんが、どれも特に問題なく使用することができます。
クロス、指サック、ポーチは100均でも揃えられます。
「ユーザーマニュアル&カリンバ用楽譜集」にはカラー印刷で製品の説明や調律の方法が記載されています。
説明は日本語で記載されています。キョーリツコーポレーションが作っているため日本語もしっかりしています。
カリンバを持ち運んだり収納したりするときのポーチが付属しています。
このポーチにはクッション性がないため、自宅で使う場合は箱に収納しておくことをおすすめします。
付属のクロスは、カリンバ本体や金属板を拭き上げるために使用します。
カリンバを演奏すると指紋が金属棒に付着して見栄えが悪くなったり錆が出たりするため拭き取りが必要になります。
キーステッカーが付属しています。シールを金属棒に貼ることで、どの音かがすぐに分かるようになります。
とはいえ、ONETONEのカリンバには最初から各キーに音階と番号が刻印されているため使用しなくても特に問題ありません。
赤と緑のステッカーは、交互に貼ったり一部のキーに貼ったりすることで演奏しやすくなるようです。
演奏スタイルが金属棒を指で弾くかたちになるため、指先が痛くなることがあります。指サックを着用することで指先への負担を減らすことができます。
「キー調整用ハンマー」が付属しています。
付属品の中でもっとも大切なアイテムといえます。カリンバのチューニング/調律を行う際に必須です。
配送と梱包について
2020年5月、アマゾンでカリンバだけを購入しました。配送は「アマゾンが販売・発送」の製品では珍しく簡易梱包でした。当時、緊急事態宣言によって物流が逼迫していたことの影響があったかもしれません。
中身は緩衝材でしっかり包まれているため損傷等は一切ありませんでした。
緩衝材は十分な厚みです。
外箱に傷が付いたら嫌だという方は、別のものと一緒に購入するか、大手楽器店に買いに行くかになります。
オシャレで素敵なデザインのカリンバ
ONETONE「OTKL-01/OK」のデザイン
こちらがONETONEの「OTKL-01/OK」本体です。この可愛い見た目に惹かれて購入を決めました。
ものすごくオシャレなデザインです。木の色合いと鳥と植物のデザインが見事にマッチしています。
各部の作りも悪くありません。木部にはニスが塗られており、光沢感があります。ニスは塗りムラもなくとても綺麗です。
鳥の部分は穴が空いておりサウンドホールになっています。金属棒を弾いた振動がボディで共鳴して、音がサウンドホールから出てきます。
サウンドホールを除くと内側に「onetone Kalimba」の刻印が見えます。
表の板と裏の板は厚みが3mmほどしかありません。そのため、本体をぶつけたり落としたりすると割れる可能性があります。
草の模様はレーザー刻印と思われます。色は黒ではなく濃い茶色です。
各キーの金属棒の先端には音と番号が刻印されています。「C=ド」「D=レ」(以下略)ということです。金属棒が短いほうが音が高くなります。
なお、他社の製品では刻印がなくシールを貼り付けるだけのものもあります。この点は選ぶ際に注意が必要です。キーが予め刻印されている製品を強くおすすめします。
一般的なカリンバは全音で構成されている点に特徴があります。どうしても半音(♯や♭)を弾きたいという場合は、チューニングによって金属棒の位置を変更しておく必要があります。その場合にはチューナーも必要です。
最初から半音が弾けるクロマチックカリンバという製品もあるようです。
先端部は指で弾きやすいような形状になっています。
本体は小さいですが、音はそれなりに出ます。壁の薄いアパートでは使用が難しいかもしれません。
カリンバ本体は角が丸く加工され、中央にはくびれが設けられています。それによって、手のひらで優しく包むように保持することができます。長時間持っていても手が痛くなりません。
ただし、重心は金属部分に偏っています。
裏側には穴が二つ開けられています。
これはバックサウンドホールです。演奏中に指で穴をふさいだり開いたりすることでビブラートをかけることができます。
カリンバのチューニング方法
カリンバのチューニング/調律は、付属の「キー調整用ハンマー」で金属棒の固定位置を微調整して行います。
キーを低くしたい場合は、写真のように頭のほうからハンマーで軽く叩いて微調整していきます。反対にキーを高くしたい場合は、指で弾く方から軽く叩いてピッチを上げていきます。
チューニングの方法はマニュアルに記載されています。音を確認するためにチューナーがあると便利です。スマホのチューナーアプリも使えます。
到着した製品は幸いにして音に狂いはなかったのでそのまま使用しています。本体をぶつけたり落としたりした場合は調整が必要になります。
素敵な音色で癒やされる
長引く自粛生活をより豊かに過ごすために音楽は必要不可欠です。
ギターやピアノは価格や置き場所的に気軽に始めることが難しいかもしれません。けれども、カリンバなら価格もお手頃で場所もまったく取りません。新年度から何か始めてみたいと思っている方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
カリンバはいずれのメーカーの製品も、最初から色々なアイテムがセットになって販売されていることが多いです。必要なものがセットなっている製品を選ぶとすぐに楽しむことができます。
最近ではサンリオとコラボしたモデルも発売されています。キティちゃんやポムポムプリンの可愛らしいカリンバはプレゼント用にも良さそうですね。