LEDライトは台風や地震などの災害対策として絶対に用意しておきたいアイテムです。ライトは故障してしまったり、落として壊してしまったりすることも考えられます。そうしたことから、ライトはいくつあっても困りません。
災害の内容によって長時間停電が続くこともあります。大規模災害では復旧に数日を要することもあります。ライトは各部屋に必ず常備しておきましょう。予備の予備を持っておくことがいざというときにあなたを救います!
今ではどこのお店でも高性能なLEDライトが安価で販売されています。100円ショップでもさまざまな種類のライトが販売されています。予備の電池とあわせて常備しておきたいですね。
「12SMD&1LED」は超明るくて防災用に常備したい!
セリア「12SMD&1LED」の概要
防災用にLEDランタンを購入しました。この商品はセリアで「12SMD&1LEDランタン」という商品名で販売されています。ダイソーでもまったく同じ製品が販売されています。製造は100均の電気小物に定評のあるグリーンオーナメントです。
SMDとLEDの数
12個のSMDが6個並列に配置されています。懐中電灯部分に従来のLEDが1個付いています。
ダイソーやセリアでランタンを購入する場合は、SMDやLEDの数を確認することをおすすめいたします。他の製品ではSMDが1個、3個、5個、7個などのように個数が少ないことがあります。
ほぼ同じSMDまたはLEDが搭載されている場合には、個数の多い方が光量は多くなります。この製品は100均のLEDライトの中ではもっともSMDの数が多い製品の一つです。
連続点灯時間と電池の種類
SMDの連続点灯時間は約5時間となります。また、LEDの連続点灯時間は約12時間となります。使用する電池は単三が3本です。単三電池は付属していません。別途購入する必要があります。
ダイソーやセリアでは単三アルカリ乾電池は5本100円で販売されています。家に電池の予備がない場合は、ランタンと一緒に単三電池を買っておくと安心です。
取扱説明書と製品の仕様
材質はポリカーボネートとポリスチレンです。サイズは幅55mm、長さ130mm、厚み40mmとなっています。
製品の外観とデザイン
可もなく不可もなくといったデザインです。昔のおもちゃのようなチープさを感じます。
右側面にスイッチが付いています。スイッチは、中央が電源オフ、右が1LEDの点灯、左がSMDランタンの点灯です。
ランタンの裏面には電池ケースと壁掛け用の穴があります。
裏面は材質的にひじょうに傷が付きやすいようです。購入時点で傷だらけでした。夜店のクジでもらえるおもちゃを思い出してしまいました。とはいえ、使用にはまったく問題ありません。
色が変わっている部分はスライドしてハンドルになります。どこかに引っかけたり紐をつけたりすることができます。
ハンドルを限界まで伸ばした状態です。(写真でいう)上下方向には動きません。ハンドルを引き延ばすときに引っかかりがあります。
強度的にちょっと頼りない気がします。ぶつけると本体かハンドルが割れると思います。物をすぐに落としてしまう方はあっという間に壊してしまいそうです。
裏蓋はペラペラです。裏蓋を外すと電池を入れることができます。単三が3本です。裏蓋も気をつけないとすぐに割れてしまいそうです。ツメも折らないように注意が必要です。
SMDとLEDの光量
部屋の電気を少し暗くして1LEDを点灯させてみました。光量は一般的なLEDライトとほとんど変わりません。銀色のリフレクターが光量アップに上手く寄与していそうです。
さらに12SMDを点灯させてみました。写真の都合もあって、わかりにくいかもしれませんが、それなりに明るく感じます。
100均で買えるSMD/LEDランタンの中ではもっとも明るいものの一つではないでしょうか。十分に使用できると思います。
今度は部屋を真っ暗な状態にして、LEDライトを点灯させてみました。LEDが一つしかないため、部屋を明るく照らすことはできません。しかし、物を探す用途では十分使えます。
同じように真っ暗な部屋の中で、12SMDを点灯させてみました。写真にうまく表現できていませんが、それなりに明るく照らすことができます。SMDランタン部はLEDのほうと比べて光源も多いため格段に明るいです。
本体カラー
余談ですが、この製品の本体カラーは三色あるみたいです。裏側の部分が緑色のもの(写真左)、灰色の物(写真右)、それと紺色っぽいものが売っていました。このように光に照らして比べてみると、まったく色味が異なることがわかります。
パッケージには一切表記されていないので、単に製造時期による違いなのかもしれません。同じ色を買ったつもりなのに家で見たら違っていました。よく見たつもりでしたが間違っていました(笑)
「12SMD&1LED」のまとめ
100均のLEDランタンは防災用におすすめです。トイレやお風呂場などに設置しておくのも良いかもしれません。この製品は「100円(税抜き)」で買えるものの中で、もっとも明るいものの一つです。ダイソーの300円(税抜き)のLEDランタンが手に入らないときは、この製品を複数手に入れておくと重宝します。
なお、災害が起こってから慌てて購入することは、本当に困っている人の迷惑になってしまうので止めましょう。特に何もなくお店の在庫がたくさんあるときに買っておくことを強くおすすめします。
備えあれば憂いなし。日頃から防災意識を高めていきたいものですね。
「10SMD電球型USBライト」はモバイルバッテリーで使えて便利!
「10SMD電球型USBライト」の概要
セリアで販売されている電球型のUSBライトをご紹介します。このライトには10個のSMDが使用されており、USB給電が可能なLEDライトの中でもひじょうに明るい製品です。
キャンドゥやダイソーでも同等の製品が販売されているようです。ただし、ダイソーの製品は電球色となっています。また、電球型LEDには電池を入れて使用するタイプも販売されています。
製品の仕様
この製品には10個のSMDが使用されています。100均の電気小物では数個のSMDやLEDしか使われていないもの少なくありません。
本体サイズは、直径が約60mm、長さが約94mmです。USBケーブルの長さは100cmです。
主な材質は、ポリプロピレン、ポリスチレン、PVC、ステンレススチール、スチールです。非防水です。
本体カラーは、ホワイト以外にパステルカラーのブルーとグリーンがあったと思います。色はパッケージに空けられた穴から確認できます。
販売元はグリーンオーナメント、製造国は中国です。
応用の利くUSB電源
この電球型USBライトの特徴はなんといってもUSB電源を採用しているところにあります。この製品は、USB充電器、モバイルバッテリー、ノートパソコンなどのUSBポートに挿して使用することができます。USBポート(Type-A)はごく一般的に使用されているUSBポートです。
USBタイプのLEDライトは災害時にモバイルバッテリーから給電できるという点が最大の魅力です。
USBケーブルの長さは100cmもあるため、寸足らずになって困るということはありません。それでも長さが足りない場合はUSB延長ケーブルで延長することもできると思います。1mの延長ケーブルは100均でも販売されています。
以下のような直指しタイプも発売されています。
シンプルな外観
外観は電球とそっくりです。電球の口金にあたる部分につり下げ用の金具とUSBの電源コードがつけられています。
つり下げ金具は、スタンドとしても利用できると記載されています。実際には、おまけのようなもので、ちょっと転がりにくくなるという程度のものです。
想像以上の明るさ
つり下げ金具でつり下げて点灯した状態です。両手を自由にできるため、暗所で作業する際に便利です。
アウトドアシーンではテントの天井部に吊り下げて使用すると良いかもしれません。
40w電球とまではいきませんが、それでも十分使用できる程度の光量を確保できます。
卓上で点灯させた状態。
電気を消して点灯させた状態。
10個のSMDが使われているため、正面からは直視できないほどの眩しさがあります。
実際の使用場面
実際の作業で使ってみました。写真はパソコンのケースを開けて作業をしているところです。つり下げ金具を利用すると、両手をフリーにして作業できます。パソコンケースの奥の部分まで、綺麗に照らされていることがお分かりいただけると思います。
懐中電灯の場合は、手がふさがる上に照らした部分しか明るくなりません。しかし、電球型のライトでは周囲が全体的に明るくなります。足元に置いているパーツなどもしっかり照らされます。
「10SMD電球型USBライト」のまとめ
このライトは机の下やクローゼットの光が届きにくい場所で作業をするときに便利です。また、この製品は物置や倉庫の中などコンセントがない場所でも、モバイルバッテリーに接続して長時間にわたって使用できることが強みだと思います。
乾電池式のUSBライトだけでなく、USB電源の明るいLEDライトを災害時の備えとして持っておくと便利です。今ではスマホの普及にあわせて、多くの人がモバイルバッテリーを使うようになっています。複数のモバイルバッテリーを所有している方も多いと思います。この製品は、たとえ懐中電灯の乾電池が切れたとしても、モバイルバッテリーに接続して使えるということが心強いです。
乾電池は本当に必要なときには中々手に入りません! これまでの災害を振り返ってみても、大規模停電時にはコンビニやスーパーから懐中電灯用の乾電池が真っ先に売り切れます。多くの家庭では、乾電池のストックが限られています。一方で、モバイルバッテリーはスマホ使用者の多くが利用しています。だからこそUSB電源のライトは効果を発揮するのです。いざというときには、モバイルバッテリーが乾電池代わりに使えるのです。
防災には日頃から二重三重に備えておくことが大切だと思います。災害発生時に、自分のためだけに乾電池を買い占めるという品のない行動をとることのないようにしたいものです。
「LEDヘッドライト」はキャンプや軽登山におすすめ!
「LEDヘッドライト」の概要
防災用に100円ショップのLEDヘッドライトを購入したので紹介します。この製品は、100均のセリアやダイソーで販売されています。価格は100円(税抜き)です。
この他にもさまざまなタイプのLEDライトを防災用に常備しておくと安心ですね。
製品の仕様
このヘッドライトはLEDが1個です。連続点灯時間は9時間。単四乾電池を3本使用します。頭につけるためのゴムベルトが本体に付いています。角度調整は最大180°まで可能です。非防水です。
製品の特徴です。
本体サイズは、幅が約70mm、高さが約60mm、奥行きがクッションパッド部を含めて約55mmとなっています。重さは51g、電池を入れると86gです。
ライト部は最大180°ぐるりと可動します。足元を照らすことも可能です。
ベルトの長さはクッションパッド部分を加えて約52cm程度です。子どもから成人男性まで問題なく装着できます。ベルトの長さは調整できます。また、ベルトはゴム製で伸縮性があります。
主な材質は、本体がポリプロピレン、レンズ部分がポリスチレン、クッションパッドがEVA樹脂、スイッチボタンが塩化ビニル樹脂、ゴムベルトがポリエステル、ベルトクリップがABS樹脂となっています。
販売元はグリーンオーナメントです。ダイソーとセリアで同じ製品が販売されています。
製品の外観とデザイン
シックでコンパクトなデザイン。一眼レフカメラをミニチュア化したかのような外観です。
ベルトを巻き付けておくとコンパクトに収納できます。
頭に当たるクッションパッドの部分が開閉します。
本体下部にスイッチがあります。スイッチは凸型になっている上、本体と材質が違うため手探りで簡単にオン/オフできます。
装着部の機能とデザイン
頭に装着するためのゴムベルトは、赤と黒でデザインされています。外側は黒色ベースに「LED HEADLIGHT」という文字が書かれています。その上下に赤線が引かれています。デザインは悪くありません。
ゴムベルトはアジャスターで調整することができます。頭のサイズが小さな子どもや女性の方でも装着することができます。また、ゴムベルトには伸縮性がかなりあります。
通常の使用でヘッドライトの位置が大きくずれることはありません。ただし、勢いよく走しるとヘッドライトごと飛んでいってしまう可能性があります。そこまで頭をがっちりとホールドしている感覚はありません。
ヘッドライトの装着時に頭に接する箇所にはクッションパッドが装着されています。装着時に違和感を覚えることは特にありません。
頭から取り外すときには、必ずヘッドライト部分を持ったまま外しましょう。後頭部のゴムに手をかけて取り外すと、ヘッドライトが顔に当たってけがをするおそれがあります。
クッションパッドを約90°まで開けた状態です。角度を調整して足元を照らすこともできます。ガチッと音を立てて段階的に角度が変わっていきます。いつの間にか勝手に角度が変わってしまうことはありません。
クッションパッドを限界である約180°まで開けた状態です。実際の使用場面ではここまで開けることはないと思います。
使用電池
乾電池は付属していません。別途、単四電池が3本必要です。電池ボックスは、クッションパッド部を開いた部分にあります。小さなネジを1本外す必要があります。家具の組み立てなどに使用する、一般的なサイズのドライバーは使用できません。
小さなネジの取り外しは、精密ドライバーセットの一番大きな+ドライバーを使います。ネジの品質は良くないので、サイズの合わないドライバーを使うとネジの駆動部をなめてしまいます。
小さなネジと電池ボックスの蓋。小さなネジを使用しなくてもフタは閉まります。
単四電池を交互に入れるタイプです。重心が内側にくるようになっています。単四電池を3本使用しているため少し重たいかもしれません。
電池を入れると86gになります。長時間にわたって装着していると重さを感じるかもしれません。
LEDの明るさと使用感
明るい室内でヘッドライトを点灯してみました。かなり眩しいです。ひじょうに直進性の強いLEDが使われているような印象を受けます。LED製品全般にいえることですが、光源を直視することはたいへん危険です。
部屋の電気を消して点灯してみました。十分使用できる明るさを保っています。
自分の見たいものをしっかりと照らしてくれています。ただ、先ほどもいったとおり光が一点に集中しているような気がします。私はリフレクターが光をもう少し拡散したら使いやすくなると思いました。
「LEDヘッドライト」のまとめ
ヘッドライトは防災用におすすめです。避難時には荷物を持ったり子どもを抱えたりして両手がふさがっていることが考えられます。そうしたときに、ヘッドライトがあれば両手が自由になったまま足元を照らせるので避難時の安全性が格段に高まります。
防災の他にも、暗所の移動、車に常備、夜釣り、夜のウォーキング、キャンプなどで重宝すると思います。ただし、手元の細かな作業では明るく眩しすぎるように感じます。
それにしても、LEDヘッドライトが100円(税抜き)で買えることに驚きです。ちなみに、もう少し小型のLEDヘッドライトはダイソーにて200円で販売されています。私もいずれ試してみようと思います。
各種LED製品を揃えよう!
セリアやダイソーなどの100円ショップでは数多くのLED製品が販売されています。中には使い物にならないような製品もありますが、今回紹介した製品はひじょうに優れたLED製品といえます。
ここでは、それぞれ種類が異なる製品を紹介しています。災害時には一般的な懐中電灯だけでは行動が困難になることがあります。そうしたときに、ヘッドライトがあれば両手をフリーにして作業が可能です。また、乾電池が切れてしまったときに、USB給電ができるLEDライトがあると、モバイルバッテリーを電源として明け方まで不自由なく過ごすことができます。
家庭内の防災を強化するためにはさまざまな状況を想定して準備を行うことが大切です。100円ショップを活用することで誰でも簡単に防災能力を引き上げることができるのです。やらない手はありません!