2018年11月にタイ最大級のショッピングセンター「アイコンサイアム(ICONSIAM)」が誕生しました。バンコク市内には数多くのショッピングセンターがひしめき合っていますが、その中でもアイコンサイアムは規模が大きくて高級感があります。今では観光名所のひとつになっています。
アイコンサイアムは、バンコクの中心地からBTSシーロム線に乗って、途中の駅でBTSゴールドラインに乗り換えて1駅先にあります。列車を乗り継いで簡単に訪れることができるようになっています。もちろん、この他にも船を利用していく方法、タクシーや Grab を利用して行く方法があります。
このページでは新しい路線であるBTSゴールドラインを利用してアイコンサイアムにアクセスする方法を写真付きで紹介しています。


アイコンサイアムはBTSスカイトレインを乗り継いでアクセスできる
まずは最寄り駅からBTSシーロム線のクルン・トンブリー駅を目指す
まず、バンコク市内の路線図を見て、ホテルの最寄り駅から目的地への位置関係を確認しましょう。路線図の拡大版はこちらをクリック(タップ)してください。
目的地は地図の中央下部にあります。緑色のBTSシーロム線と黄色のBTSゴールドラインを地図よりご確認ください。
最寄り駅からどこかの駅でBTSシーロム線に乗り換えて、BTSゴールドラインの乗換駅である「クルン・トンブリー駅(Krung Thon Buri Station)」を目指します。
なお、ボートを利用して向かう場合はサパーンタークシン駅で下車して高架下の船着き場に向かってください。

こちらがクルン・トンブリー駅の周辺地図です。地図の拡大版はこちらをクリック(タップ)してください。
クルン・トンブリー駅は、サパーンタークシン駅の次の駅です。チャオプラヤー川を渡ってすぐのところにあります。
この駅で一度下車して改札を出ます。そこから真新しいBTSゴールドラインに乗り換えて1駅です。

BTSゴールドラインのトークン(切符)の買い方
BTSゴールドラインの乗り換えに際して、新たにトークン(切符)を購入します。交通系ICカードであるラビットカードを利用している場合は、こちらの手順は不要です。
券売機を利用した切符の買い方はその他の路線と変わりません。タイの券売機は外国人にも分かりやすいように操作順に番号が割り振られておりシンプルな画面になっています。
窓口が改札の脇にあるので、そちらを利用する手もあります。
券売機を前にしたら画面右上にある「英国の国旗(ユニオンジャック)」マークをタッチして言語を「英語」表記に切り替えましょう。
BTSゴールドラインは現在のところ3駅しかありません。この路線は短距離路線で(G1)から(G2)まで約3分、(G2)から(G3)まで約1分で運行しているようです。
始発駅のクルン・トンブリー駅(G1)からアイコンサイアムのある中間駅「チャルンナコーン駅(Charoen Nakhon Station)(G2)」までの切符を購入します。
路線図の(G2)をタッチします。
そうすると画面右側に運賃「16バーツ」とその支払いに使える金種が表示されます。なお、運賃は変更されている可能性があります。
コインとお札の投入口が光りますので、必要な料金を投入してください。
その後、トークン(切符)とお釣りを忘れずに受け取ってください。
BTSゴールドラインを利用してアイコンサイアム最寄り駅へ
こちらがクルン・トンブリー駅の改札口です。
トークンを緑のランプが光っている改札機の上部に1秒程度押し当てて駅構内に入ります。
BTSゴールドラインは新しい路線ですので施設が全体的にぴかぴかです。階段または奥のエスカレーターを上ってプラットホーム階に移動します。
列車が出発したばかりだと次が中々やって来ません。ほとんどの乗客はアイコンサイアムに向かうために利用しているようです。
列車は隣のチャルンナコーン駅へ約3分で到着します。少し走ると正面にアイコンサイアムの白い建物が見えてきます。
この路線はタイ国内初の全自動無人運転車両が採用されており、日本の「ニュートラム」や「ゆりかもめ」のようなシステムになっているようです。コンパクトな車両が2両編成で運用されています。自動車のようにゴム製タイヤを履いているところが見ていて面白いです。
列車がチャルンナコーン駅に到着しました。
BTSゴールドラインは3駅しかないこともあって路線図はこの通りすっきりしています。
こちらがアイコンサイアムのあるチャルンナコーン駅です。
チャルンナコーン駅の周辺地図(拡大図)はこちらをクリック(タップ)してください。地図を眺めることでチャオプラヤー川西岸の施設が概観できます。

アイコンサイアムはタイ最大級のショッピングモール
アイコンサイアム
アイコンサイアムの場所
アイコンサイアムはチャオプラヤー川西岸に位置しており、バンコク中心部からやや離れたところにあります。
ここにはBTSシーロム線とBTSゴールドラインを乗り継いで訪れることが可能です。その他にもボートやタクシーを利用してアクセスすることができます。
行きは列車を利用して、帰りはボートを利用してサパーンタクシンやその他の船着き場を目指すといった方法も有効です。観光地を上手く巡る手段を考えてみるのも旅の醍醐味でしょう。
アイコンサイアムのエントランス
アイコンサイアムはBTSチャルンナコーン駅を降りてすぐのところにあります。この中にさまざまなテナントが入っています。
こちらはバンコクでショッピングを楽しみたい方やきちんとしたお土産物を探している方に最適なショッピングモールです。

サイアム高島屋
アイコンサイアムには日系デパートの高島屋が入っています。このサイアム高島屋は、伊勢丹や東急百貨店が撤退してしまった今となっては、タイで唯一の日系デパートとなっています。
この他にも日系のテナントがいくつも入っているので店内を見て回るだけでも楽しめます。
サイアム高島屋のフロアガイドは以下のページの「フロアガイド」から閲覧することができます。2025年3月時点の営業時間は 10:00 から 22:00 です。
テナント一覧
アイコンサイアムは広大な売り場面積の中にたくさんのテナントが出店しています。
テナント一覧は「Directory(一覧)」からカテゴリーごとに閲覧したり名前で検索したりすることができます。
(参考)
アイコンサイアム(アイコンサイアムの公式サイト)(英語)
レストラン
レストランも充実しています。カフェから高級レストランまで幅広く出店しているようです。
公式サイト「Directory(一覧)」の「DINING(ダイニング)」ページから細かく検索することができます。

映画館
アイコンサイアムの6階には「ICON CINECONIC(アイコン・シネコニック)」という13スクリーンもある大きな映画館があります。他にも4DX による上映もあるようです。
長期滞在の方はバンコクで映画を見るのもよさそうですね。
イベント会場もある
その他イベント会場もあります。
訪れた時はゴッホのイベントをやっていました。
ゴッホはアムステルダムのゴッホ美術館を訪れたことがあるほど好きです。アムステルダムにもまた行きたいと思っています。


アップルストアのアイコンサイアム店
アイコンサイアムの中には大きなアップルストアが入っています。こちらも観光客がたくさん訪れていました。
アイコンサイアムの隣にあるショッピングモール ICS
ICS ICONSIAM
こちらのICSはアイコンサイアムの隣にあるショッピングモールです。アイコンサイアムの2階から連絡通路で繋がっています。
アイコンサイアムと比べると規模が小さく感じますが、それでも色々なお店が入っています。こちらのほうが庶民的で人も少なく、店内をゆっくり見て回ることができます。
(参考)
ICS ICONSIAM(ICSの公式サイト)(タイ語/英語)
テナント一覧
こちらのICSにも色々なお店が入っているのでアイコンサイアムに行くときに寄ってみてはいかがでしょうか。日本のお店もテナントとして入っています。
訪れた時は人が少なくて閑散としていましたが、こちらのほうがカフェやレストランが空いています。人混みに疲れた方はこちらに移動してカフェで休憩するとよいかもしれません。
(参考)
ICS : Directory(ICSの公式サイト)(英語)
スターバックスコーヒー
こちらのスタバは店内が空いていて落ち着いた雰囲気でしたので休憩することにしました。
バンコクは外が暑いので休憩を挟まないといけませんね。歩き回っていると本当に疲れ果ててしまいます。
気まぐれで頼んだアイスティーがとても美味しかったです。
ここでしばらく涼んで体力を回復してからホテルへ帰りました。



