10月までエアコンを付けて過ごしていましたが、11月に入ってようやく涼しい日が増えてきました。暖房を使う日は近いかもしれません。
先日、エアコンの吹き出し口を確認してみたところ、内部が黒カビや汚れで大変なことになっていることに気づきました。本来であればエアコンクリーニングの専門業者に清掃を依頼するべきですが、それなりの費用が掛かる上に清掃に要する時間を考えると安易に頼むことはできません。
そこで、目に見える範囲だけでも自分で簡単に清掃しておくことにしました。年末の大掃除の負担を少しでも減らすために、手間の掛かるところの清掃は早めに終わらせておきたいですね。
エアコンの吹き出し口の自分で清掃する
エアコンの内部はかなり汚れている
エアコンの吹き出し口を見てみると、ルーバーはもちろんのこと、内部の壁のようになっているところも黒カビや汚れで大変なことになっています。この上にあるシロッコファンもカビやホコリで相当汚れていることが予想されます。
エアコンの清掃は専門業者にクリーニングを依頼するのが最善ですが、費用と時間が掛かることから、とりあえず自分で見える範囲だけでも汚れを落としておくことにしました。
業者によるエアコンの洗浄清掃は、それなりの費用が掛かるのは当然ですしまったく構わないのですが、日程を空けて作業の終了を待つということが個人的にとても煩わしくてどうにも好きになれません。
エアコンは購入してからしばらくすると使用頻度にかかわらず写真のように内部までカビや汚れで覆われるようになります。写真のようにひどくなる前に専門業者にクリーニングを依頼する必要があります。
エアコンの清掃は内部まで綺麗にしないと大した効果がありません。個人でも高圧洗浄機による清掃が可能ですが、今は時間がないのでできません。そのうち時間ができて気が向いたら試してみます。
エアコン防カビスキマワイパー&取替え用防カビシート
こちらの「エアコン 防カビ スキマワイパー」は100均のダイソーで販売されているエアコン清掃用品です。防カビ(最長2ヶ月)、除菌、消臭、汚れ除去、ホコリガードが歌われています。価格は300円(税込330円)です。
また取替え用の「エアコン 防カビ スキマワイパー 取替え用防カビシート2枚入」も同じくダイソーで販売されています。価格は200円(税込220円)です。どちらも信頼のあるアースの製品です。
なお、2024年11月9日時点では、Amazon の「らくハピ エアコンの防カビ スキマワイパーセット」がダイソーよりもお買い得です(価格は日々変動します)。こちらは同様の製品ですが、取替え用シートがなんと4枚も付いていて価格も安いです! さらに評価はひじょうに高いです。
本体を購入するとスキマワイパーとシート1枚が手に入ります。ワイパーの全長は約 375 mm、シートサイズは約 215 mm × 40 mmです。
ワイパーの材質はポリプロピレン、シートの材質はポリエステルです。シートには防カビ成分が含まれており、その内容は防カビ成分(塩化セチルピリジニウム、イソプロピルメチルフェノール)、洗浄成分(非イオン系界面活性剤)、ホコリガード成分、コーティング成分、消臭剤となっています。液性は中性。
これでエアコン1台の吹き出し口を清掃することができます。スキマワイパーの先端は柔軟性のあるペラパラの素材です。これでエアコン内部の丸みを帯びた傾斜部分を掃除することができます。
複数のエアコンを清掃する際は、上で紹介した取替え用のシートが少なくとも台数分必要です。
防カビシートを本体に装着してみました。袋状の専用シートがスキマワイパーにぴったりはまります。
シートは根元の突起に引っ掛けられるようになっているため、清掃中にずれたり外れたりすることはありませんでした。それもあって、専用のシート以外は使えません。
こういうお掃除アイテムを上手く活用することで、見える範囲だけではありますが、エアコン内部を部分的に綺麗にすることが可能です。
同等の製品はホームセンターでも手に入ります。お買い物の際に掃除用品売り場をご確認ください。
取り替え式スキマ棒
こちらもダイソーで手に入る「取り替え式スキマ棒」というエアコン清掃のための製品です。価格は100円(税込110円)です。少しでも節約したいという方は、こういう製品を試してみてはいかがでしょうか。
これは柔軟性のある棒にお掃除シートを巻付けて清掃するものです。
構造はとても単純です。シートを引っ掛けるための時も用意されています。
スキマ棒は2本入りです。使い捨てのドライシートが付属しています。
本体の材質はポリプロピレン、シートはポリエステル。中国製。シートサイズは約 200 mm × 300 mmです。
一般的なシートも工夫すれば使えそうです。清掃にはウェットタイプのシートが適しています。
実際に吹き出し口を掃除してみた
清掃作業を行う前に、プラグは必ずコンセントから抜いてください。これがもっとも重要です!
ここから、最初に紹介した「エアコン 防カビ スキマワイパー」を使って内部を清掃していきます。その前に、エアコンの下に新聞紙やシートを敷いておきます。汚れが落ちてきます。
最初にルーバーを外してから清掃することをおすすめします。ルーバーはツメで本体の左右と中央に引っ掛かっています。
ルーバーは真ん中をたわませることでツメを外すことができるようになっているのですが、やり方を間違ってしまうとルーバーが割れたり固定用のツメが折れたりする可能性があります。
細かい作業が不得意な方はルーバーを無理に外さずに作業を進めてください。ここでは、まずルーバーを装着した状態でスキマワイパーが入るかどうかを試してみました。
スキマワイパーは内部の壁の部分まで届いています。一度なぞっただけでは頑固なカビ汚れは落ちませんが、何度も擦っているとかなり綺麗になってきます。
スキマワイパーの角度や向きを微調整しながら何度も擦ってみました。
こちらは吹き出し口の下部ですが、スキマワイパーで擦った左側は汚れがそこそこ落ちています。
障害物がある部分はスキマワイパーの使い方に工夫が必要ですが、角度を変えながら何度も擦っているとかなり綺麗になることが分かりました。
エアコン内部の汚れはどれくらい綺麗になる?
掃除を終えた後の防カビシートは表も裏も真っ黒になっています。どす黒い汚れが落ちていることは目に見えて明らかです。
清掃していると黒い汚れが大量に落ちてきますので、エアコンの下には新聞紙やシートを広げておいてください。
あとから掃除機をかけて、そっと吸い取ることも必要です。汚れを押しつけると汚れがカーペットや布団に付いてしまいますので注意してください。
ルーバーは最後に外して除菌シートで汚れを綺麗に拭き取りました。
ここは露出している部分でもあるので、外せないようでしたら無理に外す必要はありません。
エアコン内部の壁の部分は最初と比べると随分と綺麗にすることができました。
一部汚れがまだ残っていますが、スキマワイパーだけで汚れを完全に落とすのは大変だと感じました。それに、ずっと掃除をしていると首や腕が痛くなってきます。高齢の方は休憩を挟みながらお掃除を進めてくださいね。
エアコンの吹き出し口をパッと見た時に、汚れがほぼ見えないというのは気持ち良いものです。本来は内部のシロッコファンも含めて全部を綺麗にする必要があるのですが、DIYによる簡易な清掃としては妥当なところでしょう。
費用と時間のある方は信頼できる専門業者を探してクリーニングを依頼してください。