スマホを使用している時、どうしても下を向きがちになります。ここ数年はスマートフォンの使用頻度が特に高まっていることもあり、ストレートネック(スマホ首)になっていないかどうかが気になるようになりました。
そこで、せめて映像を見るときくらいは、スマホを高い位置に固定しておこうと考えて、位置や角度を自由に調整することのできるスマートフォンスタンドを試してみることにしました。
ダイソーの「スマートフォンスタンド」
フレキシブルアームで自由自在!?
このスマートフォンスタンドは、ダイソーで販売されている200円(税込220円)の製品です。
この製品は随分前から取り扱われているものなので既にご存じの方も多いかもしれません。
このスタンドは、普通のスマホスタンドと違ってアームタイプになっているためスマホの位置を自由に調整することができます。
アームの長さは62cmです。アームは角度自由自在のフレキシブルアーム型です。被覆の下に金属の管が通っているため、設置角度に融通が利くようになっています。
クリップの開口幅は10cmです。幅10cmまでのスマートフォンが取り付けられます。クリップ自体は12cm程度まで広がりますが、取り付けるスマホのサイズは固定のことを考えると10cmまでが無難といえます。
AmazonのFire HD 8のような小さなタブレットは取り付けることができません。タブレット用はダイソーから別の製品が販売されています。そちらの製品は300円(税込330円)です。
クリップの角度を調節することで好みの視点でスマホを見ることができます。ボールジョイントは360°回転させることが可能です。
固定方法はスマホ側も机側もクリップ式になっています。
材質はABS樹脂、スチール、塩化ビニル樹脂、EVA樹脂です。製造国は中国です。
スマホスタンドのカラーはホワイトとブラックです。横の穴を見るとすぐに判別できます。
ここで紹介している製品はホワイトになりますので、ブラックのほうは上のパッケージ写真をご確認ください。
スマホスタンドのデザイン
箱の中にはスマホを取り付けるクリップとフレキシブルアームが入っています。組み立てはボールジョイント部を接続するだけです。
フレキシブルアームの被覆の中には金属のパイプが入っています。それを折り曲げることで好みの位置に調整します。アームの直径は約1cmです。
アームは銅パイプのように簡単に曲がるイメージでしたが、実際に曲げてみると割と固めです。材質がスチールなので当然といえば当然ですね。何度も折り曲げると金属疲労でぽっきり折れてしまいそうです。
クリップで机や棚に固定します。クリップ内側にはスポンジが取り付けられているため天板や棚板が傷付きにくくなっています。
クリップの開口幅は5cm以上ありますが、クリップが平行になるのは約4cmのあたりです。外箱の説明には1cm~3cmの台座に設置できるとあります。そのため、机や棚の厚みは約3cmまでと考えたほうが良さそうです。
こちらは約3.5cm厚の天板に設置した状態です。クリップががっちりと天板を挟み込んでいます。4cmの天板も挟めると思いますが、このくらいの厚みが最大かもしれません。
クリップの着脱は容易です。何度も付けたり外したりしましたが天板が傷付くことはありませんでした。
クリップには約10cmまでのスマホが挟めるようです。最大の開口幅はスマホを上手く保持できるかどうかを別にして12cmほどあります。
こちらのクリップ内側にも薄いスポンジが貼り付けられています。
実際にスマホを挟んだ状態
GoogleのPixel 3を挟んでみました。左右に振っても位置がズレることはありませんでした。クリップ式はスマホの着脱が容易でとても便利ですね。
他にも、iPhone 8やiPhone SEなどのスマホはクリップに負担を掛けることなく挟むことができます。
ただし、重量のあるスマホはアームがかなり垂れ下がってしまう可能性があります。検討中の方はご注意ください。
スマホを色々な向きにセットして使用してみました(写真を撮影するために天板ぎりぎりに設置しています)。スマホを設置できる角度はある程度融通が利きそうです。
スマホを下向きにセットしてもボールジョイントが勝手に動くということはありませんでした。これはあまり好ましくない使い方かもしれませんが、ベッド脇に設置して寝ながら映画を観るといった使い方もできそうです。
横向き。
下向き。
斜め下向き。
斜め上向き。
スマホスタンドの使用感
スマホスタンドを使用すると手で保持しなくても高い位置で画面を見ることができます。目や首への負担を少しは減らせそうです。そういった意味では一定の有用さを感じられました。
スマホの角度を色々と調節しながら設置してみましたが、一つだけ注意点があります。それは、スマホの自重でアームが降下してしまうため、アーム位置の調整が面倒という点です。
ここで使用しているスマホの重量は148g(ケースを除く)です。それでもアームがある程度下がります。アームを真上や斜め上にぴしっと伸ばして使用することは難しいです。
そのため、機種名に「Pro」や「Max」と付くような大きくて重たいスマホは意図したとおりに設置できないと思われます。
コツはアームを少しリング状に巻いて設置するといったところでしょうか。外箱の説明にもアームを1~2回転させると安定するという記述があります。そうするとアームを真っ直ぐ伸ばした時と比べて、スマホを上手く保持しやすいです。
税込み220円という価格を考えると妥当な内容ではないでしょうか。