アムステルダムは運河の街として知られ、世界中からたくさんの観光客が訪れます。街はとてもコンパクトで有名な観光スポットを歩いて巡ることができるのも大きな魅力といえます。
そんなアムステルダムの街は運河沿いをあてもなく散策するだけでも一日中楽しむことができます。ガイドブックには取り上げられていないような美しい風景があちこちに広がっています。
街の中心部には各所にお土産屋さんがあり、ウィンドウ越しに眺めるだけでも楽しめます。チューリップや風車を模したおもちゃなどはとても可愛らしいです。また、路地を歩けばオシャレなカフェや小さなレストランを発見することもあります。
ここではそうしたアムステルダムの街の風景を紹介しています。
アムステルダムは街歩きがとにかく楽しい!
アムステルダムの市街地はどこを歩いていても楽しめます。普通の街中でも面白い発見があります。
街中には可愛らしい建物が並んでおり、運河にはたくさんの船が行き来しています。
オランダは自転車大国としても知られています。現地の方が自転車に乗って颯爽と走り去って行きます。自転車にも色々な種類がありますが、日本のママチャリタイプはあまり見かけません。自転車に対するこだわりを感じます。
自転車は町中の至るところに駐輪されていますが、駐輪されている自転車を眺めるだけでも楽しいです。どの自転車もすごくオシャレに見えてしまいます。乗りつぶされたであろうボロボロの自転車でさえもすごく素敵です。
写真の奥に見える建物がアムステルダム中央駅です。そのアムステルダム中央駅から街の中心部へと続く大きな通りを歩いて南下して行くと、旧証券取引所、飲食店、お土産物屋さんがある場所に着きます。
この大通りはトラムも頻繁に走っています。トラム越しに見える大きな建物が旧証券取引所です。旧証券取引所は街歩きの際に目印となる建物でもあります。このあたりは地図を見ずに適当に歩いているだけでも十分に散策を楽しむことができます。
素敵なお土産屋さんがたくさんあります!
ウィンドウショッピングがすごく楽しい!
街のあちこちにお土産屋さんがあります。旧証券取引所の向かい側にもお土産屋さんや服屋さんなどが軒を連ねています。
お店の店頭には、おもちゃのチューリップのお土産が売られていました。色とりどりで可愛らしいですね。
お店の中をのぞいてみると服や雑貨などを取り扱っているようでした。
チーズを扱うお店もありました。ショーウィンドウのレイアウトがすごくオシャレですね。
お店を見て回るだけでもあっという間に時間が過ぎ去っていきます。
オランダらしいお土産はチューリップ以外にもあります。そう、風車です。風車(ふうしゃ)の風車(かざぐるま)もあります。
ちなみに青い風車は4.95ユーロ(約600円)でした。店頭で小さなお子さんが欲しがる光景が目に浮かびます。
他のお土産屋さんにもチューリップの置物や民族衣装を着た人形などが飾られています。木箱の上にちょこんと座っている姿がなんともいえません。
スーパーマーケットが楽しすぎる!
スーパーマーケットにも寄ってみました。なんだかすべてがオシャレに見えてしまいます。カットフルーツやフルーツジュースがとても美味しそうです。全部試してみたくなりますよね。
オランダに本社を置く有名スーパーの「アルバート・ハイン(Albert Heijn)」はアムステルダムのいたるところに店舗を構えており、地元住民に親しまれ、また、多くの観光客で賑わっています。
チョコレートなどのお菓子は、同僚や友人たちへのバラマキ土産として重宝します。外国のスーパーは本当に楽しいですよね。私は海外に行ったら必ず複数のスーパーを巡っています。
これまで見たことがないパッケージのお菓子がたくさん並んでいると、どれにしようか決められずに迷ってしまいます。スーパーマーケットはワクワクドキドキの宝庫です!
絶対に行きたいお店はまだまだある!
日本未上陸のファストファッションのブランドである「プライマーク(PRIMARK)」は、西ヨーロッパ各国の主要都市でよく見かけます。プライマークは、日本のお店でいうと「ユニクロ」よりも「GU」のほうが近い雰囲気ではないでしょうか。
「ちょっと肌寒い」とか「替えの靴下や下着が欲しい」とか思ったらプライマークに駆け込みましょう。かなりお安く手に入ります。Sサイズもありますので、小柄な方でも問題なく着ることができます。
なお、買い物をすると、茶色い紙袋に青い文字で「PRIMARK」と書かれた紙袋に入れてくれます。ただの紙袋も街の雰囲気と相まってものすごく素敵に見えてしまいます。
こちらのお店はアムステルダムのアップルストアです。アップルストアはライツェ広場の一角にあります。どの国でもアップルストアの外観は本当にオシャレですよね。
店内にはお馴染みのテーブルの上にiPhoneやMacBookなどが陳列されています。
大人のアムステルダム観光
飾り窓地区
アムステルダムで人気の観光スポットの一つが、あの有名な飾り窓です。アムステルダム中央駅から徒歩10程度の運河沿いと路地の一部に飾り窓があります。
飾り窓地区は「レッドライトディストリクト(Red Light District)」とも呼ばれています。飾り窓地区は、比較的街の中心部にあるため、街中を適当に歩いているだけでも普通に通りがかることになります。
日が照っている時間帯から多くの観光客が見学に訪れています。しかし、夜になると雰囲気が一変し、観光客の数もかなり多くなります。スリに警戒する必要があります。
先ほど紹介した旧証券取引所の建物の奥の方に進んでいくと、このエリアにたどり着きます。当たり前ですが、飾り窓の前での写真撮影は厳禁です。
周囲には大人向けの製品を取り扱うお店も多く、しかもショーウィンドウにそのまま堂々と展示されているため、家族旅行でお子さんを連れて行くことはおすすめできません。親や兄弟と行っても気まずくなるかもしれません。
性に関する博物館
性にまつわる歴史的資料を展示している博物館です。私はオブラートに包んで表現することに長けています。
この博物館はアムステルダム中央駅から徒歩2分という立地の良さもあってか、かなりの賑わいをみせています。ちなみに入場料は5ユーロ(2018年時点)です。
夕暮れ時のアムステルダム!
アムステルダムの街は日が暮れるときも絵になります。
茜色に染まる空。絵画のような街並みが次第に赤く染まっていきます。
運河に反射する幾ばくかの夕日のオレンジ。溜息が出るほど美しい光景です。この写真を見ると、また行きたいと強く思います。
絶対に見たいアムステルダムの夜景!
アムステルダムの街は日が暮れてからも活気に満ちあふれています。電球色に彩られたアムステルダム中央駅は昼間とはまったく異なる表情を見せてくれます。
建築に興味のある方はぜひ夜の駅舎を見に行ってください。夜でも人通りの多いところは不安を感じることがありません。
アムステルダム中央駅周辺は絶好の夜景スポットになっています。運河に反射するイルミネーションを見るだけでも癒やされます。運河を挟んで向かいに見える教会や建物もまた美しいです。
夜の旧教会。アムステルダムでもっとも古い教会です。昼の荘厳さとは打って変わってミステリアスな雰囲気が漂っています。
旧教会は飾り窓地区の近くに位置しています。旧教会の周辺には数多くのレストランが軒を連ねています。散策の経路に組み込んでおくと良いかもしれませんね。
夜のダム広場。通行人が少ない時を見計らって写真を撮ってみました。建物から零れる温かい光がなんともいえません。こういう光景はどんな都市で見ても飽きることがありません。
散歩に最適な朝のアムステルダム!
朝、早目に宿を出ると人の少ないアムステルダムの街を堪能できます。建物の脇から見える朝日が運河に反射しています。
陽の光。澄んだ空気。静かな川面。
静寂に包まれた街中。
緑、自動車、レンガ。
道の脇に駐車しているだけの自動車を含めて一枚の絵画になっているような気がしてなりません。
アムステルダム国立美術館までの道程を歩いています。大きな通りもお店はまだ開店しておらず、人通りもほとんどありません。
朝のミュージアム広場です。日中は観光客でごった返していますが、朝早いと人がほとんどいません。観光する時間帯を少しずらすだけでガイドブックには載っていない光景を目にすることができます。
皆さんも朝早くに宿を出て、街を散策してみてはいかがでしょうか。きっと清々しい気持ちになると思いますよ!
この記事が皆さんのアムステルダム観光の参考になれば嬉しく思います。