モニタースピーカーを適切な位置に設置するためにスピーカースタンドを自作してみました。こちらは材料費を抑えて手間も減らしてのDIYです。部材はホームセンターで身近に手に入るものを使って、できる限り単純な構造になるよう設計しました。費用は1,000円程度で済みました。
このスピーカースタンドは市販品とは比べ物にならないものですが、個人的には必要十分なものに仕上がったと思っています。スピーカースタンドの自作を考えている方は、ひとつの事例として参考にしていただいた上で、改良を加えてもっと優れたものやデザイン性の高いものを作っていただければと思います。
モニタースピーカーは以下の製品を利用しています。

自作デスクトップスピーカースタンド
安価なスピーカースタンドを作るための材料

今回は木材と床支持具を利用してスピーカースタンドを自作しました。これらは同じようなものが全国の大型ホームセンターにて手に入れられます。
当初、スピーカースタンドを木材のみで作る予定だったのですが、色々な材料を見ているうちに鋼製束などの床支持具を利用する方法にたどり着きました。

木材は「杉ディメンション」を選びました。これは1×6(ワンバイシックス)材で、サイズは長さ 985 mm × 幅 140 mm × 厚さ 19 mm です。木材の幅が使用しているモニタースピーカーと同じだったことが決め手でした。
従来のSPFのワンバイ材やツーバイ材などと比べても同程度またはややお安く購入できます。
ウッドショックが叫ばれていた頃から様々な杉材がホームセンターの店頭に並ぶようになり、今では杉のワンバイ材とツーバイ材が大型ホームセンターにて簡単に入手できるようになっています。個人的にはSPF材よりもスギやヒノキのほうが好みです。

支柱となる部材は「プラ木レン」という床支持具を利用することにしました。これは住宅の根太を支えるための製品です。金属製の鋼製束というものもあります。支柱を回すと高さを制限範囲内で変えられます。どちらも人が乗っても大丈夫なくらいの耐荷重があるので支えとして不足はありません。
当初は角材を支柱とする案に傾いていましたが、後から高さを調整できたほうが良いと思い直して床支持具を採用したという経緯があります。また、L字の鋼製束を用いる予定でしたが、近所のホームセンターで見当たらなかったことと、写真の「プラ木レン(MPST6A)」が特価で安くなっていたことから、最終的に写真のプラ木レンを選びました。
床支持具は種類が多くて製品によって高さと調節幅が異なるので購入時はよく考えて選ぶ必要があります。



スピーカースタンドを作るための道具

木材をカットしたりプラ木レンを固定したりするためにいくつかの道具が必要になります。今回は以下のものを用意しました。もともと持っていた物ばかりなので新しく購入したものはありません。したがって、これらは製作費に含まれていません。
・定規/メジャー
・えんぴつ
・丸ノコ
・丸ノコ定規
・電動ドライバー
・先端ビット
・ビス(3.1×1.6)
・強力両面テープ
・滑り止めシート(底に貼る)
電動ドライバーはコード付きのものであれば4,000円程度で手に入ります。手回しドライバーは固くて回せない可能性がありますので、ビス留めする場合は電動ドライバーを手に入れておいてください。
なお、今回は着色しなかったので塗料や刷毛は用意していません。当然のことながら色を付けた方が様になります。木部を保護したいのであれば和信ペイントの「水性ウレタンニス」シリーズがおすすめです。つやけしクリア以外に色のついたものもラインナップされています。和信ペイントの製品はこれまでのDIYでよく使ってきたので安心と信頼があります。

同サイズの板を4枚切り出しました。天板と底板を2組です。モニタースピーカーとぴったりになるようにカットしています。
杉材はSPF材と同様に簡単に加工できるので手ノコでも問題ありませんが、丸ノコを使ったほうが切断面が綺麗になります。ただし、丸ノコの利用は危険性が高くなるので万人にはおすすめできません。
木材のカットは木材を購入したホームセンターに頼めば1カット数十円くらいでお願いできるはずです。そうすれば丸ノコも普通の鋸も不要です。
スピーカースタンドのDIY

支柱の高さと天板と底板の位置を確認して確定します。これは構造上やむを得ないことですが、支柱を回すと上下の板の向きがズレます。そのため、モニタースピーカーが適切な高さになるように位置を決めました。
天板は当面のあいだ両面テープを使ってプラ木レンと接着します。モニタースピーカーの高さがちょうど良いということが分かれば接着剤かビスで固定するかもしれません。

支柱の天板側を外して底板にビスで留めます。前1か所、後ろ3か所を留めています。
支柱はご覧のとおり後方側に寄せて固定しています。支柱の位置はスピーカーの重量やバランスなどを考慮して決めてください。当然のことながらスピーカーが転倒した場合は製作者の責任に帰属します。

スピーカースタンドが完成しました。いかがでしょうか。
このスピーカースタンドは木材を切って支柱を付けただけの簡易な構造です。手間も費用もほとんどかかっていないところが一番の売りといえます。誰でも真似することができます。
あとは底板に滑り止めを取り付ける必要があります。それをしないと電源ボタンを押したら奥側に滑っていってしまいます。滑り止めを付けていても電源ボタンをゆっくりと押さないと動いたりグラついたりします。そこがこのスピーカースタンドの弱点です。
防振ジェルマットのような粘着性のあるものを取り付けるとまた変わってくるかもしれませんね。それらはセリアやダイソーなどの100均でも手に入ります。

自作スピーカースタンドの設置例

ディスプレイの両脇にスピーカースタンドとモニタースピーカーを設置してみました。これでツイーターと耳の高さが合うようにモニタースピーカーの位置を設定することができました。
モニタースピーカーの設置に際しては、ヤマハの以下のページが有益ですのでぜひ一度ご覧ください。
(参考)
正しい設置方法 – モニタースピーカー基礎知識 – プロオーディオ(ヤマハ公式サイト)
未着色ということもあってDIY感がありますが、それは愛嬌ということで許容してください。パソコン周辺機器がブラックで統一されているので、余力があればターナー色彩の「アイアンペイント アイアンブラック」等で綺麗に塗装してやると格好がつくのではないでしょうか。

モニタースピーカーぴったりのサイズになるように作ってあるので、市販の製品と比べて省スペースで違和感も抑えられていると思います。
今回はモニタースピーカーを設置するためのスピーカースタンドを自作してみました。このページで紹介したものは簡素なものではありますが、DIYを検討されている皆様の叩き台として参考になれば幸いです。





