ここ数年の夏は、かつて無いほどの日差しの強さと猛烈な暑さのため、巷では「春」と「秋」が無くなったとまで言われています。実際に照りつける日差しは瞬く間に体力と水分を奪い取っていき、何人もの方々が夏を前にして毎日のように熱中症で救急搬送されている現状があります。
日傘は手軽に影を作ってキツい日差しから身体を守ることができます。最近では日傘は女性のものというイメージも弱くなり、日中の路上では何人かの男性が日傘を差して歩いている光景も珍しくなくなりました。
今こそ男性も日傘を差すべきです。晴雨兼用かつデザイン性の高い製品がいくつも発売されています。晴雨兼用の日傘を通勤/通学用の鞄に入れて常に携行しましょう。
晴雨兼用メンズ日傘の決定版! 超おすすめ!!
メンズ日傘に必要なもの
今回、日傘を購入するにあたって現在手に入るものを徹底的に調べ上げて現物も確認して比較検討しました。
メンズ日傘にとって必要な要件は以下の点です。
・遮光性:UVカット率が高く日差しを遮ることができること
・利便性:晴雨兼用でいつでも使えること
・携帯性:小型軽量でビジネスバッグに入ること
・実用性:身体が濡れにくい程度の大きさがあること
・デザイン性:差していてカッコイイと思えること
これらの要件を満たしている製品を探して、ひじょうに良い製品を見つけることができました。
Wpc. IZA によるメンズ日傘
色々な日傘を探している中で、株式会社ワールドパーティーの「Wpc. IZA(イーザ)」ブランドからメンズ日傘が発売されていることを知りました。
こちらの日傘は機能別に「AUTOMATIC & SAFE」「WIND RESISTANCE」「COMPACT」「LIGHT & SLIM」「LARGE & COMPACT」など数種類のラインアップがあります。
これらの中でも「LIGHT&SLIM」は、先に挙げた要素がすべて揃っています。こちらは親骨の長さが 55 cm です。鞄に入れっぱなしにしておきたい方は、もっともシンプルなこの製品を選べば間違いありません。
価格は4,200円(税込4,620円)と良いお値段ですがそれだけの価値はあります。ネット通販ではもう少し安く手に入れることができます。
この他にも、ワンタッチで開くもの、強風に耐えられるものなどが用意されています。使用スタイルに応じた製品を選択することができます。
生地の仕様は、UVカット率が「UVカット率・遮光率 100%生地使用」、「UPF 50+」、「晴雨兼用」、「遮熱効果」と記載されています。
傘本体の性能ではないという但し書きはあるものの、一般的な雨傘とはまったく違っています。生地の組成はポリエステル100%です。製造国は中国です。
「LIGHT&SLIM」のデザイン
「LIGHT&SLIM」は「IZA史上、もっとも軽量・スリム」とあるように同シリーズの中でも小型軽量であることが特徴です。
カラーはかなり迷いましたが「オフ(オフホワイト)」を選びました。綺麗な白です。光沢感が少しあるので薄いシャンパンゴールドのように上品に見えます。
この他に、ベージュ、ブラウン(限定色)、グレー、ネイビー、ブラックがあります。
ブラウン以外は現物を確認しましたが、いずれのカラーも素敵です。どの色もシンプルで落ち着いているのでビジネスマンや大学生が差していても様になります。ベージュもかなり渋い色だと思いました!
重さは 190g です。それもあって、収納時の横幅は約5cm、高さは 24 cm と場所をとりません。雨傘だけであれば 100g 前後のものがありますが、晴雨兼用の製品としては軽量といえるでしょう。
小型化軽量化の弊害として、柄が平らで持ちにくいという欠点がありますが、それ以上に小さいことのメリットが圧倒的に上回っています。柄を下手に大きくされるとせっかくの小型軽量というメリットが損なわれてしまいます。
帯留めは一般的な傘と同じく面ファスナーです。傘を適当にまとめても止められる余裕があります。
ですが、生地を綺麗に巻いてから留めた方が折り癖が付きません。晴雨兼用の日傘は、普通の雨傘よりも折り目が付きやすいので注意が必要です。
裏側は遮光性のある黒い生地になっています。PUコーティングが施されています。
生地の手触りは表と裏でまったく違います。表はサラサラ、裏はややペタペタといったところでしょうか。
ブランドのロゴマークが一面に付いていますが、それほど気になりません。
「LIGHT&SLIM」の骨組み
柄と軸の部分は一般的な雨傘と同じような作りです。伸縮もスムーズです。
伸縮生のあるヘアバンドのようなストラップが柄の部分に付いています。
小型軽量の傘は、金属の骨をポキポキと延ばしてから開かなければならないものが多いですが、こちらの傘はボタンを上にスライドさせていくだけで開きます。
内側は日傘特有の生地になっています。生地裏面はPUコーティングが施されています。向こう側が透けることはありません。
骨組みも観察してみましたが、小型軽量のものにしては十分だと感じました。強い風を受けると傘が反転してしまいますが、骨組みが壊れたり生地が破れたりすることは今のところありません。
途中の骨は2段になっています。
こちらは内側です。
こちらは外側です。
そしてこちらが先端です。
「LIGHT&SLIM」の使用感
日傘を電灯の真下で差してみても光が透けることはありません。
この日傘を日中の街中で差していても、日陰をしっかりと作ってくれます。体感温度もまったく違います。雨の日にも使ってみましたが、雨粒を上手く弾いてくれて何の問題もなく使えています。
たとえばバルセロナの繁華街では日傘を差している人は感覚的に5,000人に一人くらいの割合でしか見かけませんでした。笑 サグラダ・ファミリアの前では日傘の集団を見かけましたが、案の定ツアーで訪れていた日本人のおばさま達でした。なお、アフリカでは人のいないところでしか日傘を差す勇気はありませんでした。
オフはやや光沢のある綺麗な色で、誰が使っても違和感がないと思います。また、黒みの強いカラーよりも爽やかで夏らしさを感じます。
日傘全般に当てはまることですが、収納時には雨傘以上に丁寧に折りたたまないと変な折り目が付いてしまいます。
それでも「LIGHT&SLIM」は、まだ綺麗に折りたたみやすいほうです。同シリーズの別製品も店頭で開いたり畳んだりしてみましたが、綺麗に折りたたむのが難しいと感じました。長方形の製品は特に折りたたみにくかったです。このあたりは使い慣れたら印象がまた変わるかもしれません。
付属のケースはサイドファスナーが付いているので、日傘を適当にまとめても出し入れしやすいです。もちろん、水滴の付いたまま収納できます。
また、プラスチック製のカラビナが付いているので、リュックやショルダーバッグに引っ掛けておくことができます。
ファスナーが大きく開くので出し入れも楽です。ファスナーの動作も軽快です。
日傘を使おうかどうか迷っているという方は、何でも良いので今すぐ日傘を手に入れてください。快適性と安全性が飛躍的に高まります。
最近の夏はとにかく暑いです。熱中症のリスクを少しでも下げるような対策を講じてください。「日傘なんてダサい」「日傘は女性が差すもの」などと言っている場合ではありません。
このページで紹介しているシリーズが今もっともおすすめの日傘です。種類もカラーも豊富でメンズ日傘として最適です。
この日傘は Wpc. 直営店舗や Wpc. 取扱いショップ、あるいはネットショッピングで手に入れることができます。現物を見ることはできませんが、価格的にはネット通販がおすすめです。レビューや口コミも確認してみてくださいね。