マキタの充電式インパクトドライバを導入したのにあわせて、ビットも新しいものをいくつか用意しました。
ロングビットやスリムビットは、DIY場面で重宝するためとてもおすすめできます。
ビットを追加すると作業効率が劇的に向上する!
長いビットは短いビットより使いやすいことが多い
電動ドライバーには小さなビットが付属していることが多いです。マキタの「TD171D」にも純正ビット(+2×65mm)が付属していました。
作業は短いビットでも問題なくできますが、10cmから15cm程度の長めのビットを状況に応じて使うと作業がより捗ります。長めのビットは間違いなく使えます。
こちらはベッセルのビットです。このビットの長さは150mmです。個人的には100mmから150mmくらいがもっとも使いやすいと思います。
長いビットはネジ頭の視認性が高いことで作業性がより高まります。こちらに変えてから短いビットを使うことはほぼなくなりました。
安価な製品はホームセンターで1本150円程度で売られています。長いビットはどれでも良いので1本持っておくことをおすすめします。
ビットは丈夫な高硬度の製品や18V~40V対応がうたわれている製品があります。価格は少し高くなりますが、高性能な製品が色々と発売されています。
スリムビットがあるとスリムネジや小ネジを打ち込みやすい
今回、ベッセルの「黒艦ビット 巧」を新たに用意しました。サイズは+2の110mmを選びました。
ベッセル 黒艦ビット 巧 2本組(+2×110mm)(TK2P2110)
パッケージには「スリムネジ楽勝!」と書かれています。スリムビットは先端部が細くなっており、小さくて細いビスの打ち込みに適しています。スリムネジ用のビットは初めて使いましたが想像以上に活躍してくれました。
このビットは高硬度で18Vにも対応しています。マグネットも入っています。製品は日本製です。
スリムネジを使用する機会があるなら、スリムビットが断然おすすめです。
スリムビットはドライバーの先端部が細く小さくなっている点が特徴です。それによって、スリムビスや小ネジを上手く打ち込むことができるようになっています。
一般的なビットと比べて作業性がまったく異なります。また、ビットのカムアウトが大幅に減少します。
マットブラックの仕上げがとてもカッコイイですね。ただし、数回使用すると先端は剥げて地の色が露出します。
本体には「VESSEL」や「MADE IN JAPAN」という刻印があります。
ビット中央にくびれがあることで衝撃が吸収されるようになっています。トーション効果が得られることで作業がしやすくなっています。
スリムビットを最初に紹介した一般的なサイズのビットと比較してみると、ドライバー先端部の形状と大きさがまったく違うことがお分かりいただけると思います。
実際にマキタのインパクトドライバに装着してみました。ビットはこれくらいの長さがあると本当に使いやすいです。
ビットの先端に30mmのスリムネジを取り付けた状態です。ビットの先端がスリムネジの駆動部にしっかりと食いついています。
また、このビットにはマグネットが入っているため、ネジをきっちりと保持してくれます。
16mmの小ネジも問題なく使用できました。
65mmや50mmのコーススレッド用とは別に小さなネジに対応したビットがあるとDIY時に重宝します。DIY場面では薄い板を小さなビスで固定することや、割れやすい板に細いビスを打つことが多々あります。そういうときには小ネジやスリムビスなどを使用することになりますが、必要に応じてビットを交換するとネジの打ち込み作業がとっても快適になります。
ベッセル 黒艦ビット 巧 2本組(+2×110mm)(TK2P2110)
同様の製品はベッセル以外にアネックスからも出ているようです。
通常サイズの黒艦ビットを追加(2021年11月1日追記)
スリムネジに対応した黒艦船ビットがとても使いやすかったため、通常のコーススレッドに対応した黒艦ビットも追加することにしました。
それが上の写真の「黒艦ビット 極」です。刃先サイズは+2で、全長は110mmです。36V対応でマグネットが入っています。製品は日本製です。
高硬度で強靱刃先が売りになっているようです。ドリルネジの締め付けや鉄工作業に最適とあります。
ネジを打つ際の衝撃がトーションによって吸収される構造になっているようです。
名称に「黒艦」とあるように、ビットがマットブラックで仕上げられています。全体の質感も悪くありません。
ビット中央のくびれによって、ネジを打つ際の衝撃が緩和されるようになっています。
黒艦ビットをベッセルの安価なビットと比較してみました。
ビット先端の形状比較。
こちらは65mmのコーススレッドをビットの先端に合わせた状態です。ビスの駆動部にぴったりと合っています。
こちらは40mmのスリムビスに先端を合わせた状態です。スリムビスはやはりスリムビス用のビットが適しています。使えないことはないです。
黒艦ビットの「巧」と「極」の比較
写真の上が「黒艦ビット 極」で、下が「黒艦ビット 巧」です。通常のビス用とスリムビス用では当然のことながら先端部の形状が大きく異なります。
そのため、ビスの食いつき具合が違います。どちらのビットも揃えておいて、使用するビスによって適切に使い分けたいですね。
ベッセル 黒艦ビット 極 2本組(+2×110mm)(KW2P2110)
そういうわけで、電動ドライバを購入した際は、ぜひ色々なビットを試してみてください。数種類のビットがセットになっているものを導入するのも良いかもしれません。
とにかく大型ホームセンターに行って色々な製品を見てみてください。品揃えはネットより充実しているように思います。