2020年末、丸ノコの導入と同時に丸ノコガイドを購入しました。丸ノコガイドは色々な製品がありますが、今回はデザイン性にも優れたタジマの丸ノコガイドを選びました。
この丸ノコガイドは200mmサイズとコンパクトですが、DIYでよく使われる1×4や2×4などのSPF材のカットに最適なサイズといえます。既に何度も使用していますが、とても使いやすくて重宝しています。これはもう手放せません。
タジマ「丸鋸ガイド モバイル 90-45(MRG-M9045M)」
マグネシウム製で軽量かつコンパクト
タジマの「丸鋸ガイド モバイル 90-45(MRG-M9045M)」は、小型の丸ノコガイドの中では、シンワ測定の「丸ノコガイド定規 エルアングル フィット 23cm(78036)」と並んで定番商品のひとつになっています。
タジマの丸ノコガイドはコンパクトサイズであるがゆえに取り回しが良くて必要なときに素早く使えます。DIYで多用される1×4、1×6、2×4、2×6などのSPF材はスムーズにカットできます。
また、パッケージによると5寸材(150mm)、破風板、間柱などにも対応しています。ただし、小型の丸ノコガイドは合板などの長さのある材には使えません。
製品の特徴
この丸ノコガイドは表面が90°のカット用で、裏面が45°のカット用になっています。
ガイド面にはステンレス鋼が貼り付けられているため、丸ノコベースがスムーズに動きます。
丸ノコガイドの使用方法
材を直角にカットする場合は、表面の突き当てを材の側面にぴったりと沿わせます。それから丸ノコベースをガイド面にあてがって丸ノコを進めていきます。
また、材を45°にカットする場合は裏面を向けてから突き当てを材の側面に押し当てて丸ノコを進めていきます。
丸ノコガイドに記された「丸鋸ピッチ目盛り」を有効に活用することで、丸ノコガイドの設置位置を正確に判断することができます。使用している丸ノコのピッチを予め確認しておく必要があります。
製品の材質とサイズ
丸ノコガイドの本体はマグネシウム製です。本体の寸法は238mm × 239mm × 24mmです。重量は206gです。持ち運びに便利なサイズになっています。
製品の精度は200mmで±0.2mm以内と記載されています。これはDIYで使用する分にはまったく問題ないものです。
高い品質と優れたデザイン性
丸ノコガイドはマグネシウム製で、ダイカスト(金型鋳造法の一種)による製造方法を採用していることから質感はひじょうに高いです。
写真の中央の目盛りが「丸鋸ピッチ目盛り」です。お手持ちの丸ノコのピッチを確認しておくことで有効活用できます。丸ノコのピッチとは丸ノコベースとガイド面の接触面からチップソーまでの距離のことです。
なお、右下の穴は安全ロープの取り付け孔です。
本体はマグネシウム製ということもあってかサラサラとした手触りです。
ガイド面にはステンレス鋼が貼り付けられており、丸ノコのベースを沿わせたときに引っかかることなくスムーズに動きます。
丸ノコ定規を裏側に向けると45°切断用ガイドになります。
使用イメージ
大きさや位置関係を比較するためにイメージ写真を用意しました。言うまでもありませんが、木材を実際にカットする場面では材を作業台の上に載せてからカットする必要があります。
90°のカット
丸ノコガイドを2×4材にセットした状態です。これは2×4材の下部に丸ノコガイドの突き当てをぴったりとあてがった状態です。
マキタの防じん丸ノコをガイドに沿わせてみました。ノコ刃が2×4材に接触していない切り始めの位置にすると写真のようなイメージになります。
なお、コード式の大型の丸ノコでは、モーター部が「タジマ」と書かれている突き当て部分に干渉する機種があるようです。場合によっては切り込み深さを深めに設定する必要がありそうです。しかし、小型の丸ノコは干渉の懸念はありません。
丸ノコガイドは左手でしっかり保持することができます。1×4材や2×4材は丸ノコガイドの三角の穴に指が入ります。
45°のカット
45°でカットする場合は丸ノコガイドを裏返して設置します。
丸ノコガイドの下部が突出しているため、45°のカットでも丸ノコベースをうまくあてがうことができます。
切り始めの位置で丸ノコベースの右上が2×4材の上に載っていることがお分かりいただけると思います。
丸ノコガイドの形状はよく考えて作られていると思います。
丸ノコガイドがあるとDIYが捗ります
丸ノコガイドは1×4材や2×4材などのSPF材をカットするときに重宝します。コンパクトな丸ノコガイドは、必要なときにサッと取り出せて木材を気軽にカットできるという利点があります。
その中でもタジマの「丸鋸ガイド モバイル 90-45」は、マグネシウム製ボディの質実剛健な作りがなんともいえません。これは良い製品です。これから本格的にDIYを始めようとお考えの方は検討してみてはいかがでしょうか。