ビジネスバッグのショルダーベルト(ショルダーストラップ)が壊れてしまったので、交換用のショルダーベルトを探して取替えてみました。
交換用のショルダースベルトは、クッション材が厚くて、フックが金属製であることが重要です。あとは価格もお手頃であれば言うことはありません。



カバンのショルダーベルトは代替品と簡単に交換できる
ショルダーベルトの金具は経年劣化で壊れる
ビジネスバッグのショルダーベルトの金具がついに破断して壊れてしまいました。ノートパソコンやら書類やらの荷物を日々大量に持ち運んでいるせいかもしれません。
しばらく前からビジネスバッグを持ち歩いているときに金具が外れてしまうことが何度かあり、その度にノートパソコンの入ったバッグが地面に叩きつけられるという悲惨な目に遭っていました。
金具の付け根が緩んで外れやすくなっていたため、金具をペンチでかしめて修理した状態で使っていましたが、ついに限界が来てしまったようです。
ショルダーベルトがないと手が痛くなる上に、手が塞がっていて買い物をするときにも不便極まりない状況でした。そこで、早急に交換用のショルダーベルトを探して購入しました。
なお、交換用の製品を探す際に、100均ダイソーや無印良品も見て回ったのですが、バッグ用のショルダーベルトは取り扱っていませんでした。
エレコムの交換用ショルダーベルト
交換用のショルダーベルトは各社から様々な製品が発売されています。フックが壊れてしまうケースはかなり多いようです。
交換用の製品を探すにあたって、肩にあたるクッション材がしっかりしているもの、フックが金属製のもの、価格がお手頃のものという三つの条件を設定しました。
それらに該当した交換品がエレコムの「交換用ショルダーベルト(MA-SH01BK)」です。実売価格は1,200~2,000円程度です。エレコムの製品は家電量販店でも手に入りますが、やはりネット通販が安かったです。Amazon の価格は1,200円でした(価格は変動します)。
サンワサプライからも同様の製品が出ていて評判も良いのですが、そちらは価格が3,000円前後します(参考)。
こちらの製品の特徴は、厚めのクッション材が付いていること、ベルトが勝手に伸びないこと、大きめの金属フックが採用されていること、クッション材の裏面が滑り止め素材になっていることです。
ベルトの長さは約830 ~ 1,350 mm です。重さは約180g。主な材質はポリエステル。
製品パッケージには「質量5.0kg以上の荷物には使用しないでください」との注意書きがあります。レビューを見ていると明らかに耐荷重を越えているにもかかわらず、壊れたことにケチを付けているようなものがありました。
また、この製品のブリスターパック(外装)はテープで留められていますが、これは開封済みではありません。色々なレビューを見ていると頓珍漢な内容が散見されてうんざりしてしまいます。
新品の状態ではクッション材が見るからに分厚いです。キーボードのアームレストのように反発力のある素材が使われていています。
箱から取り出した第一印象も悪くありません。これで1,200円程度であれば十分な内容です。
ショルダーベルトは一般的な黒いビジネスバッグに適合します。カラーもブラックで既存のものと交換しても大きな違和感はありません。
ただし、部活用のバッグや通学カバンなどに取り付けるとデザイン的に合わない可能性が高いです。
クッション材の厚みは十分な厚みがあります。クッションパッドがしっかりしていると肩に対する負担がまるで違います。通勤はほぼ毎日のことになるので身体への負担が最小限になるものを選んでください。
ショルダーベルトが壊れていなくても、荷物が重くて肩こりがひどいという肩は、こういうクッション材の厚い製品と取替えてみてはいかがでしょうか。
クッションパッドの裏面は、ポリウレタン?の滑り止めが付いていて肩からずれ落ちにくくなっています。
これは防水性のあるリュック等にも使われている素材ですが、難点として経年劣化でボロボロになってくる問題があります。
ここは加水分解しやすい素材であることに注意が必要です。レビューを見ていても素材がボロボロになったという記述があります。できる限り丁寧に取り扱うことで劣化を遅らせるしかありません。
こちらがクッションパッドの表側です。エレコムのロゴが小さく入っています。カバンのメーカーとは合わなくなりますが致し方ありません。
このクッションパッドは取り外すこともできます。
クッションパッド部はベルクロが付いていて取り外し可能です。このクッションパッドを元のショルダーベルトに取り付けて使用することもできます。その際はベルトの幅が合っていなければなりません。
ベルトの幅は約4cmで、これは人差し指と中指を合わせた程度の幅です。両端はしっかり縫われているので、ほつれにくいと思われます。
フックは金属製でしっかりしています。突起を押さえるとフックの一部が内に引っ込む仕様です。このくらいの強度があればしばらくの間は耐えてくれるでしょう。こういう製品はフックが樹脂製のものがあるので注意が必要です。
軸の部分は滑らかに回転します。ここの回転が引っ掛かるようになるとフックに負担がかかってフックの根元が破断する可能性が高まります。
ベルトの調整は長さが勝手にずれないことをうりにしているということもあってかなり手間がかかります。ベルトの長さを移動中にさっと調整するといったことはできません。ベルトを金具の外側に押し出すのに工夫が必要です。そのため、長さの調整は5分~10分くらい掛かると思ってください。
現時点ではエレコムの交換用ショルダーベルトはかなり良い印象があります。1,200円程度という価格設定であればコスパは相当に高いと思います。問題は耐久性がどの程度かという点です。このショルダーベルトをしばらく使用してみてからレビューを追記する予定です。


