キャンプやバーベキューでは調理に使用した炭を処理しなくてはいけません。アウトドアブームの昨今、使用済みの炭を放置したまま帰宅する人が増加しているようです。
炭は火が消えているように見えても、まだ燻っていることがあります。消火せずに放置してしまうと火災や火傷の原因になってしまいます。
また、炭は地面に埋めても土に還りません。この事実は意外に知られていないようです。キャンプやバーベキューでは、マナーを守るとともに環境に負荷をかけずに楽しみたいものですよね。だからこそ事前に火消し用の入れ物を準備しておく必要があると思います。
ダイソー「オイルポット」の概要
キャンプやバーベキューで炭を使った後の処理方法はどうされていますか? 火事防止や環境配慮を考えると、適切な手順で火を消して炭を持ち帰らなければいけませんよね。
そうした理由から私は市販の火消し壺を探していました。しかし、市販品はどれも大型で価格も高いものが多いために購入を躊躇していました。
自分にとって火消し壺のブランドやデザインの優先順位は低いため、お値段がお手頃なものを選びたいという思いが強くありました。また、ソロキャンプにおける使用を想定していたため、小型軽量であることが条件でした。
そんな中、100円ショップで代用できる製品はないか探していると良い大きさのオイルポットを発見しました。どうやらネット上でも火消し壺や火起こし器として利用されている方が多数いらっしゃるようです。
製品情報
品名 | 150円オイルポット |
容量 | 0.7リットル |
サイズ | 高さ約136mm、直径は約110mm |
重量 | 全体164g(蓋24g、内蓋21g、本体のみ120g) |
材質 | 本体:鉄(錫メッキ)、取っ手:鉄(亜鉛メッキ) |
製造国 | 中国 |
発売元 | ダイソー |
ダイソー「オイルポット」の外観
オイルポットの外観の写真を多数載せております。加工して何かに利用される際にきっと役に立つと思います。
「オイルポット」の本体
本体は蓋が外れたり傷がついたりしないようにビニール袋に入っています。
オイルポットは150円の商品です。容量は0.7リットルです。オイルポットは油を再利用するための容器です。埃が被らないようにフタが付いています。しかし、密閉ではありません。ゴムパッキン等もありません。
側面には折りたたみ式の取っ手が付いています。マグカップのようですね。ただ、取っ手は真っ直ぐですので、オイルポットの曲面に沿うようになっていません。
取っ手の高さは約89mm、幅は約35mm程度です。
取っ手を引き出した状態です。取っ手は固定式ではなくぷらぷらした状態です。
取っ手は上下にかなりの「遊び」があります。取っ手を持ってオイルポットを持ち上げると、取っ手が少しズレてからオイルポット本体が持ち上がります。
ラベルには注意事項が記載されています。一通り触った感じではバリは特にありませんでした。個体差があるかもしれませんので、手を切らないようにご注意ください。
そのままオイルポットとして利用する場合には、油の温度が20℃以下になってから油を移す必要があります。火災や小火に気をつける必要があります。
「オイルポット」の蓋
オイルポットの上部です。蓋がついています。蓋には若干の歪みがありました。
蓋の裏側です。蓋の外径は約110mm、内径は約109mmです。
蓋の側面です。蓋の厚みは約12mmです。
「オイルポット」の中蓋
蓋を外すと内側に内蓋と洗浄についての説明があります。
内蓋がはまっている状態です。オイルポットの注ぎ口の部分が左端に見えています。油のゴミを濾して油を再利用します。
内蓋の造りも良いと思います。内蓋の外径は約101mm、内径は約97mmです。
内蓋の厚みは約15mmです。
内蓋に開けられた細かな穴の裏側は若干ざらざらしています。念のため手を切らないようにご注意ください。
蓋の内側に内蓋を載せた状態です。
「オイルポット」の内部
オイルポットの内部です。オイルポット本体の外形は約102mm、内径は約99mmです。蓋を外したときの高さは134mmです。蓋をしたときの高さは約136mmです。
油を入れても漏れないようになっていますが、最初に洗浄するときに本当に漏れないかどうか確認しておくことをお勧めします。
注ぎ口が設けられています。注ぎ口がある分、蓋が大きめに造られています。蓋にゴムパッキンがないため密閉ではありません。
蓋とオイルポット本体の隙間。
余談ですが、オイルポットは鉄でできているため磁石がつきます。
ダイソー「オイルポット」はお買い得!
このオイルポットはダイソーの150円商品ですが、蓋や内蓋までついています。とてもお買い得な商品だと思います。なお、セリアでは金属製のオイルポットは見当たりませんでした。
ただし、ダイソーのオイルポットは容量が少ないことから、ソロキャンプで炭を少しだけ使うという方以外は役に立たないかもしれません。ファミリーキャンプで炭をたくさん使う方は、もっと大容量の専用容器を購入するべきです。
アウトドアメーカーの火消し壺にも一部手が出しやすい価格帯のものがあるようですね。「火消し壺」として販売されている製品には安心感があります。バンドックの製品は「密閉消火」が可能な上に、ある程度の炭が入るサイズになっています。巷の評判もかなり良いようです。ファミリーキャンプにおける使用が目的は、アウトドアメーカーの火消し壺を購入されることを強くおすすめします。
とにかく、火消し壺として利用できる容器を事前に用意しておくと後で困らないので助かりますよね。でも、火傷や火事にはくれぐれもご注意ください!
この記事には寸法の詳細も記載していますので、オイルポットを加工して何かを造る際の参考にしてください。