キッチンシンクのあたりから下水や汚水の臭いが漂っている場合は、シンク下にある防臭キャップを交換することで対策可能です。この防臭キャップは排水ホースや排水管に適合した製品を用意する必要があります。
ここでは防臭キャップを新品と交換する手順を実例を通して紹介しています。汚い写真が出てくるのでご注意ください。


キッチンから漂う下水の臭いは排水管の防臭キャップが原因
適切なサイズの防臭キャップを選ぶ

今回はSANEI(サンエイ)という有名な水栓メーカーの「防臭キャップ VP・VU40・50兼用 直管・ジャバラホース32用(PH72-840)」を用意しておきました。購入時の参考価格は約418円です(価格は日々変動します)。この防臭キャップは排水ホースと排水管に密着することで臭気の漏れを防ぐ働きを担っています。
防臭キャップは排水ホースと排水管に適合するものを選ぶ必要があります。したがって、既設の防臭キャップの交換品は、排水ホースの径と床の排水管の径を確認してから注文してください。サイズが適合していればシールやパテは不要です。
排水ホースと排水管の径の確認方法は、次の「排水ホースと防臭キャップを取り外す手順」という項目をご覧ください。
今回用意した防臭キャップはアパートやマンションのミニキッチン等でよく採用されている排水ホース径に対応している製品になります。戸建て住宅の普通のキッチンではもう一回り大きなジャバラホースが使われていることが多いです。サイズの確認は必須です。

この製品は排水ホース(ジャバラホース)または排水パイプの径が 32 mm 用です。下水に繋がる排水管側は、呼び径 40、50 の兼用になっています。排水ホースと排水管の径は大きすぎても小さすぎても使用できません。
材質は対候性や耐熱性に優れた EPDM(エチレンプロピレンゴム)という素材が採用されています。製造国は日本です。
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防臭キャップと製品名にあるように、裏側を見ると排水管にぴったりと被さるように作られていることが分かります。サイズが適合していれば排水ホースと排水管を隙間なく覆うことができて下水臭が漏れることを防ぐことができます。
ただし、このような形状の防臭キャップは、排水管が床から突出している場合しか使用することができません。排水管が床と面一に近い状態になっている場合は、排水管の中に差し込む以下のような製品が適しています。この製品は複数の排水管の径に対応しています。
防臭キャップを交換する方法
排水ホースと防臭キャップを取り外す手順

キッチンシンク周辺の下水臭はこの部分(この内部)が原因となっていることがほとんどです。排水管の隙間から下水の臭いが上がってきています。換気扇を回すと臭いがさらにひどくなることもあります。
写真のように排水ホースに取り付けられているカバーが浮いているような場合も臭いが漏れやすくなっています。また、排水ホース周囲の化粧板が劣化している場合は、防臭キャップに隙間があって湿気によって木材がダメになっていると考えられます。
さて、ここから防臭キャップを交換する方法について順を追って説明していきます。まずキッチンシンク下の荷物を退かして作業スペースを確保してください。
工具は特に不要ですが、懐中電灯やLEDランタンがあると内部を確認しやすくなります。また、ウエスを用意しておくと汚れを拭き取れて便利です。

排水ホースを抑えながらカバーを上に引き上げます。キッチンによってはカバーが普通に取り外せることもあります。

このキッチンの場合はカバーを上に引き上げておきます。
そうするとキッチン収納下がどうなっているのか目視で確認できます。排水ホースと排水管との間にあるゴムの部品が防臭キャップになります。これが劣化していたり外れていたりすると臭いが上がってくる原因になります。
築年数が新しい場合は防臭キャップのズレを直すだけで悪臭が防げることもあります。荷物を出し入れする時に排水ホースを引っ掛けてしまい、防臭キャップがズレたり外れたりしていることがあります。

化粧板の下に見えているのは排水管ではなく防臭キャップです。このパーツが排水ホースと排水管の間の隙間を埋めて臭いを防ぐ重要な役割を果たしています。これが劣化したり外れたりすることで隙間が生じて悪臭が上がってくる根本的な原因となるのです。
こちらの防臭キャップごと排水ホースを引き抜いてください。

防臭キャップはこのように排水ホースに取り付けられています。
このキッチンの場合は防臭キャップが排水管にささっているだけの状態でした。新品の時は排水管にかっちりとはまっていたはずですが、経年劣化によってすかすかになったものと考えられます。これでは隙間が出来て臭いが上がってくるのも当然と言えるでしょう。

排水ホースと防臭キャップを取り外した後に残っている部分が排水管です。ここの径も防水キャップを注文する際にしっかり確認しておく必要があります。ノギスが入らない場合は防水キャップ側を測定することで対応できます。
シンクの排水はここから下水へと流れていきます。大きな隙間があると”G”が上って来て室内に出てくることもありますので絶対に塞いでおきたいですね。

排水ホースと防臭キャップを取り付ける手順

古い防臭キャップはジャバラの目に沿う形でねじりながら外していきます。防臭キャップの初期位置は参考程度に覚えておいてください。

排水ホースは再利用しますのでウエスで簡単にふき取ってから新しい防臭キャップをはめていきます。

防臭キャップをジャバラの目に合わせてねじるようにして取り付けていきます。防臭キャップの縁の部分が曲がっていないか、隙間が出来ていないかも併せて確認します。
新品の防臭キャップは固くて付けにくいことがあるようですが、その場合には石鹸や洗剤を少しだけ塗って取り付けてください。

防臭キャップを適切な位置に取り付けたら、排水管の頭にしっかりと被せます。これで臭いが漏れ出ることはなくなります。

最後にカバーを化粧板に取り付けたら防臭キャップの交換作業は完了です。お疲れさまでした。
化粧板の割れや汚れが気になる方はリメイクシートを貼り付けたり、板を張り替えたりといった作業を併せて行っても良いかと思います。今回は時間の都合上そのような作業は行いませんでした。
防臭キャップの交換作業は10分から20分程度で完了する簡単な作業です。DIY初心者でも問題なく実施できますのでぜひ一度お試しください。業者を呼ぶとこれだけでも結構な費用が掛かってしまいます。自分で交換すれば500円でお釣りが来ます。




























