布張りのオフィスチェアは、当然のことながら飲み物や食べ物をこぼしてしまうと座面が汚れてしまいます。コーヒーのように色が濃い飲み物はシミになる可能性が高いです。
実際のところコーヒーをこぼしてしまうことが何度かあって、座面の一部にシミができていました。しかも、そのまま数年にわたって放置していたので、汚れがこびり付いていて軽く拭いた程度では落ちない状態です。
先日、エアコンの清掃をした後に、オフィスチェアの汚れも気になってきたので、綺麗にできるかどうか試してみました。
オフィスチェアの布張り座面を綺麗にする
座面の汚れを確認する
コーヒーをこぼしたときのシミが座面の左端に付いています。写真ではシミが薄らと見えていますが、実際はもう少し黄ばんでいて汚れがとても目立っている状態です。
普段は座布団を敷いているのであまり気にならなかったのですが、座布団を取ってよく観察してみるとかなり汚れていることが分かりました。
そういうこともあって、座面のシミがどこまで綺麗にできるか試してみることにしました。
もう一箇所のシミは座面の右端です。こちらはチョコレートの破片を落としてそのまま気づかずシミになってしまったところだと思われます。やはり座布団でカバーされていない外側の部分が汚れやすいですね。
今回はこれらの二箇所を重点的に綺麗にしてみようと思います。
座面を綺麗にする方法
座面の清掃は「中性洗剤(台所用洗剤等)」をぬるま湯に溶かして、固く絞った雑巾で叩いて汚れを浮かし、最後に綺麗に拭き上げるといった方法を取ることが多いようです。
この他にも、「アルカリ電解水スプレー」や「重曹スプレー」を噴霧し汚れを浮かしてウエスや雑巾で拭き上げると綺麗にできるようです。これらのスプレーやダイソーやセリアなどの100均で手に入ります。
どうしてもとれない頑固な汚れは酸素系漂白剤を活用するという手もあるようです。しかし、今回は家に置いてあった重曹スプレーを試してみることにしました。
コーヒーをこぼした汚れを落とす
重曹スプレーをシミのある箇所にまんべんなく吹き付けて、ウエスで叩いて拭いてを繰り返してみました。重曹スプレーも何度か追加で噴射しました。
同じ作業を何度か繰り返しているうちに、シミが次第に薄くなっていきました。シミが薄くなってからは目地に沿って汚れを拭い取るようにして拭き上げていきました。
最後のほうはシミがあったところがほとんど分からないくらいまで汚れを落とすことに成功しました。
とはいえ、座面を含むオフィスチェア自体の経年劣化もあるため、顔を近づけてよく見ると写真には写っていない汚れがあります。これと合せて、経年劣化による生地の黄ばみがある程度残っている状態です。
このオフィスチェアは軽く10年以上使用しています。元のカラーは完全なホワイトではなかったと思いますが、それでも白っぽい製品はどうしても黄ばみが出てしまいますね。
チョコレート?をこぼしたと思われる汚れ落とす
先ほどと同じように座面の右端にも重曹スプレーを噴射して、ウエスでトントン叩きながら汚れを少しずつ落としていきました。
スプレーを何度か使ったあとに、今度は目地に沿って拭き上げていきました。
そうしたところ、最終的にシミが分からない程度に綺麗にすることができました。
コーヒーの汚れもチョコレートの汚れも、パッと見た感じでは分からない程度まで落とすことができたと思います。
ウエスは何度か折りたたんでいますが、写真に写っている部分を見るだけでも汚れがとれていることが分かります。
本来であればこの後、座面や背もたれも全体的に綺麗にしていく予定だったのですが、重曹スプレーの残量が僅かしかなかったため、全体を綺麗に拭き上げることはできませんでした。
後日、重曹スプレーやアルカリ電解水スプレーをセリアで追加購入してきたので、また時間のあるときに拭き残したところを綺麗にしようと考えています。
ちなみに、このオフィスチェアはオカムラのバロンという機種です。有名なアーロンチェアよりも日本人の体型に合っていて個人的にはイチオシです! 椅子に長時間座って仕事や作業をされている方は家具屋さんで試してみてください。