暖かくなってくると蚊が家の中に侵入してきます。毎年春頃には人について家の中に入ってこないよう忌避剤を設置して予防的措置を講じています。
効果の程は検証しようがないので何とも言えませんが、蚊をよく見かけた春頃の段階では(感覚的にではありますが)吊す前と後では侵入する個体数が違うように感じられました。とはいえ、日が違っていると状況も違うので比較になりませんね。また、有効成分が含まれていて実験室において有効性が認められていたとしても、実際のところ屋外に設置した場合は風が吹いていたら効果が薄れてしまうように思います……。
ここ数年の夏は気温が高すぎて家の周りに蚊がほとんどいないような状況ですので、毎年の習慣としてとりあえず設置しているようなところがあります。

ベランダや玄関からの蚊の侵入対策
アース 虫よけネットEX(7ヵ月用)
今年はアース製薬の「アース虫よけネットEX 蚊に効く吊るだけプレート(7ヵ月用)」の2個パックを選びました。
これを玄関とベランダの2箇所に設置します。こういう製品は多少なりとも効果があれば助かると思いながら使うしかありません。経験的には忌避剤を何かしら設置している方が、蚊の侵入率が低くなると感じています。
「ベランダ、玄関などをワイドバリア」といううたい文句がパッケージに記載されています。
こういう製品はたいていドアノブや物干し竿に引っ掛けて使うことができます。これは「雨に濡れても大丈夫」とあります。玄関やベランダはどうしても雨に濡れてしまうので、有効成分が雨で洗い流されないことも重要です。
パッケージの裏面に蚊を侵入させないメカニズムが解説されていますが、さすがに直径4mの範囲内の効果をうたうのは無理があると思います。
当然のことながら、無風の実験室と実際の環境は違います。有効成分が揮発して拡散したとしても、そよ風が吹いただけで効果がなくなってしまうのではないでしょうか。そういったことを色々と考えてしまいます。
「じゃあ使うなよ!」と言われてしまいそうですが、蚊に対する忌避効果が少しでもあるのであればそれでOKだと割り切って使っています。
使用方法は上記のとおりです。物干し竿に吊すこともできますし、地面に直置きも可能なようです。設置場所は有効成分の揮散と風向き等を考慮したほうが良さそうですね。
効果には「蚊成虫の侵入阻止」とあります。こういう製品は、ホームセンターに置いてあるものの半分近くが「ユスリカ」や「チョウバエ」に対する忌避効果しかうたっていないので注意が必要です。有効成分の種類と含有量が違うのか、それとも蚊に対する効果を検証したか否かの違いなのか、そのあたりは分かりません。
開封すると有効成分の揮散が始まります。
お取替え目安シールがあるので使用開始日を先に記入しておきます。
内側の繊維状の部分に有効成分が含まれています。それがじわじわと揮散していくようです。
本体カラーは紺色です。紺色は悪目立ちします。カラーは一般家庭のドアの色を考えてブラックかブラウンまたはグレーあたりにしてほしいですね。
この製品をベランダと玄関にぶら下げていますが、今のところ蚊はほとんど入ってきていません。ただし、冒頭でも述べたとおり、このところは高気温が続いているので蚊があまりいない可能性が高いです。



