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バンコク発シェムリアップ行き Thai AirAsia FD614 搭乗記録

タイ・エアアジア FD614 搭乗記 カンボジア
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 2025年現在、カンボジアのシェムリアップ(Siem Reap)に空路で向かう場合は、市街地から東へ約50km、バスやタクシーで1時間程度離れた新しい空港へ到着することになります。
 新空港の名称は「シェムリアップ・アンコール国際空港」となり、それにともなって「SAI」という新しい空港コードが設定されています。旧空港(シェムリアップ国際空港)は2023年10月16日に閉鎖されていますので、情報をお調べになる際は間違えないようにしてください。

 このページで言及しているのはシェムリアップ国際空港(REP)です。シェムリアップに何年も前に行ったことがある方にとって懐かしい内容になっています。

 2023年8月、タイのバンコクにあるドンムアン国際空港から タイ・エアアジア FD614 便に搭乗してカンボジアのシェムリアップ国際空港へ向かったときの記録を資料として掲載しています。

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タイのバンコクからカンボジアのシェムリアップへ

ドンムアン国際空港からタイエアアジアに搭乗

 2023年8月、待ちに待った海外旅行を再開しました。最初の旅先としてタイのバンコクを経由してカンボジアのシェムリアップに向かうことにしたのです。

関空発バンコク行き AirAsia X XJ613 搭乗記&市内へのアクセス
2023年夏、エアアジアX XJ613便を利用したタイ・バンコク行きの行程をまとめています。スワンナプームから市内へのアクセス等も含みます。

 アンコールワット遺跡群は以前から見て回りたいと思っていたこともありますが、当時はシェムリアップ近郊にある空港が2023年10月15で閉港してしまい、その後は市街地へのアクセスがとても悪くなるということが分かっていました。それもあって行き先をシェムリアップに決定した訳です。

 2023年10月16日以降は、飛行機がシェムリアップ郊外にある新空港から離発着しています。

ドンムアン空港のフライトボード

 バンコク市内からドンムアン国際空港のターミナル1に到着してからフライトボードを確認して、搭乗予定のエアアジアのカウンターへと向かいます。

 このときは、12時55分発のタイエアアジア FD614 便を選びました。この FD614 便は2025年3月時点でもドンムアン発シェムリアップ(新空港)行きとして運航されています。

 ただし、今では以前と発着時間が異なっており、また今後も時期によって出発時間が変更される予定があるため、出発時間は予約サイトや公式サイトで繰り返しご確認ください。

 バンコク市内からドンムアン国際空港までは電車を利用して簡単に訪れることができます。空港の最寄り駅から国際線のあるターミナル1までの経路は以下をご覧ください。

クルンテープ・アピワット中央駅からドンムアン空港へ行く方法
クルンテープ・アピワット中央駅(バンスー中央駅)からSRTダークレッドラインの電車を利用してドンムアン空港最寄り駅へ行く方法および電車の時刻表。

タイエアアジアのカウンター

 エアアジアのカウンターは、このときはそれほど混雑していませんでした。

 いつも3時間以上前に空港に到着するように心がけています。時間に余裕をもって行動していると行列やトラブルがあっても焦らずに対処することができます。

タイエアアジアのブース

 カウンターのあるエリアから奥に進んだところにエアアジアのブースがあります。

 エアアジアには、タイ・エアアジア(FD)やタイ・エアアジアX(XJ)などのグループ会社がいくつもあってごっちゃになってしまいます。各社によって拠点(国)や保有機材が違っているようです。

 たとえばタイ・エアアジアX(XJ)の拠点は、2023年時点ではスワンナプーム国際空港にありましたが、2024年10月から再びドンムアン国際空港に移りました。

 どこの航空会社でも拠点となる空港には上記のようなブースがあるので、いざという時に相談に訪れるといったことができます。実はこのような有人窓口の有無はとても重要です。

ドンムアン国際空港の制限エリア

ドンムアン空港の出国ゲート

 カウンターがあるエリアの奥に国際線の出発ゲートがあります。別れを惜しんでいるカップルが哀愁を漂わせています。

 ボーディングパスのQRコードを読み込ませて手荷物検査のエリアに入っていきます。地上係員も脇に待機していますので疑問があったら早い目に聞いておきましょう。

ドンムアン空港の制限エリア内

 こちらは制限エリア内です。免税店やレストランなどがいくつもあります。それほど大きくはありませんが、ウィンドウショッピングを楽しんだり、ありふれた免税品を買ったりすることはできます。

 感染症以前以後ではお店がガラッと変わっている可能性があるので、詳しい情報をお調べになる際は感染症以後の情報をチェックするようにしてください。

出発ゲート前のお店1

 このときの搭乗ゲートは地上の階の辺鄙なフロアにありました。座席が限られており8割方埋まっているような状況です。

 搭乗ゲートのエリアには小さなお店が4、5店だけしかありません。それでも、空腹を満たしたりお水を買ったりといったことはできるようになっています。もちろん、お手洗いはあります。

出発ゲート前のお店1

 カフェや小さなお土産屋さんがあります。

 搭乗口がメインのエリアから離れている場合は、それまでの経路にあるお店でお土産等を購入しておいたほうがよさそうです。

 ドンムアンからシェムリアップは近くて時間も掛からないので、喉が渇いていないのであればお水をわざわざ買わなくてもよいと思います。

出発ゲート前の案内

 地上へ出る扉の前には、ゲート名、便名、出発時間が掲示されています。搭乗ゲートが急に変更になることも普通にありますので、こまめにチェックしなければいけません。

 ボーディングタイムが近づいてくると係員がカウンターの前にやって来て搭乗手続きの準備を始めます。

タイ・エアアジア FD614 便(旧空港行き)

飛行機は沖止め

 搭乗時間が近づくと係員がドアの外に待機しているバスへと案内してくれます。

 搭乗予定の飛行機が沖止めの場合は、写真で紹介したエリアの搭乗ゲートが割り当てられるようです。

飛行機までのバス

 満員になると発車しますが、お客さんがまだいる場合は次のバスが来ますので焦らなくても大丈夫です。

タイエアアジアFD614便の機内

 タイ・エアアジア FD614 便の機材はエアバス A320 でしょうか。2025年時点でも A320 が使用されているようです。座席は3列・3列の配置でした。

 参考までに航空券の片道(往路)代金は税込み7,620円でした。座席指定はしていません。

 当然のことながら LCC はお水も食事も出ません。何か有料で買うことはできると思います。ですが、お腹が減っている場合は搭乗ゲートで待っている間に何か食べておいた方がよいかもしれませんね。

タイエアアジアFD614便の座席

 真ん中の座席でしたが搭乗時間が短いのでまったく気になりませんでした。

 座席の間隔は LCC ということもあり広くはありません。こんなものでしょう。身長180cm以上で足の長い方は窮屈かもしれません。

タイエアアジアFD614便の窓

 窓際を指定しても窓の位置がずれていて景色が見づらいところもあるようです。

 こだわりのある方は機材情報を調べてから座席を指定されると満足できるのではないでしょうか。

タイ・エアアジア FD614

 この飛行機でシェムリアップへ向かいました。

 エアアジアは何度も乗っているということもあって個人的にはとても安心感があります。

【閉鎖】旧シェムリアップ国際空港【記録】

旧シェムリアップ国際空港到着

 旧シェムリアップ国際空港はだだっ広い割に閑散としているという印象を受けました。空港はひじょうにコンパクトです。飛行機はすべて沖止めで、皆歩いて空港の建屋に向かいます。

 この旧空港は既に閉鎖されており、現在では郊外にある新空港が運用されています。

旧シェムリアップ国際空港の出発フロア

 飛行機の目の前には帰りに訪れることになる免税店や出発ゲートのある建物がありました。この左隣に出入国のための建屋があります。

沖止めされているタイ国際航空の機体

 このとき到着したタイエアアジア機の他にはタイ国際航空の機体が駐機しているだけでした。

旧シェムリアップ国際空港の出入国場

 入国審査場のある建物へ道なりに歩いて移動していきます。当時はこの通路を早足で歩いて何人か抜かすことでアライバルビザの待ち時間を少しだけ減らすことができるといった話を聞いており、そのとおりに早足で歩いて行きました。

旧シェムリアップ国際空港の入場ゲート

 写真の場所は旧シェムリアップ国際空港の敷地に出入りするためのゲートです。

 旧シェムリアップ国際空港が利用されていたときは市街地から近いということもあって、多くのホテルがトゥクトゥクによる無料送迎サービスを実施していました。新空港になった現在では送迎を行っているホテルはあるものの片道30ドル前後かかるようです。

 このとき滞在したホテルでは行きか帰りの1回だけ無料ということだったので、事前に搭乗便を連絡して送迎をお願いしておきました。空港を出てすぐにお迎えのドライバーと落ち合ったので空港内を散策したり撮影したりする時間がとれませんでした。

旧シェムリアップ国際空港

 旧シェムリアップ国際空港の建物。右端奥の建物に出入国エリアがあり、左側の建物に出発エリアがありました。

 空港前に止めてあるトゥクトゥクまで移動中、振り向きざまに慌てて撮影。

空港前に待機するトゥクトゥク

 空港前の道路を挟んだ向こう側にお迎え&客待ちのトゥクトゥクが何台も止まっています。一番左端のトゥクトゥクに乗せてもらいました。

 新空港では基本的にバスかタクシーに乗ることになっていると思うので、もしかするとこういう光景は新空港では見られなくなっているかもしれませんね。

市街地へ向かう途中の道

 旧空港から市街地に向けてトゥクトゥクで移動中。

 こういう光景が好きすぎてたまりません。写真を見返しているだけでシェムリアップの想い出が鮮明に蘇ってきます。

 シェムリアップの街やアンコールワット遺跡群にはまた訪れたいと考えているので、新空港に訪れることがあれば旧空港との違いや免税店などを比較してみようと思います。

 でも次はバンコクからポイペトを経由して陸路で行ってみるのも面白そうですね。

 ちなみに宿泊したホテルは雰囲気が良くて清潔感も合って最高でした。それでいて宿泊費は驚くほどお手頃でした。

シェムリアップのおすすめホテル ゴールデン バタフライ ヴィラ
シェムリアップにあるリゾートホテル「ゴールデン バタフライ ヴィラ」はパブストリートから近くて清潔感のある綺麗なお部屋なので超おすすめです。

【重要】空路を利用したカンボジアの入国審査について

以前のアライバルビザ取得による入国について

 アライバルビザの窓口は、自分の前に7人くらいしか並んでおらず比較的早くアライバルビザを受け取ることができました。

 むかしむかしは賄賂を要求されることがあったという記事をいくつも目にしましたが、この時点ではそういうことはなくなっておりビザ発給作業が粛々と行われていました。ちょっとした作業を何人もの人が横へ横へと順々にこなしていくといった感じでした。

 支払いにはドルが必要とのことでドルを用意していましたが、窓口には別の通貨も置いてあって「これはあなたの?」と聞かれて「違います。私はさっきドルで支払いました」なんて答えた記憶があります。

 アライバルビザを発給してもらった後、入国審査は並ばずに受けられました。事前の情報どおりビザを事前に取得しておいた方がやや早く入国できたようです。

 カンボジアの入国にはビザ(アライバルビザ または e-visa)が必要ですが、当時は e-visa を日本でわざわざ取っていく必要はないと考えて現地でアライバルビザを申請しました。

2024年9月1日以降の入国に係る手続きについて

 以前は機内で配られた入国カードを記入していましたが、2024年9月1日から「Cambodia e-Arrival」が導入されており、従来の紙ベースの入国カードや税関申告書への記入がすべてオンライン化されています。

 新空港への移行にともなって色々な仕組みが空路に限ってオンライン化されています。必要事項を専用サイトにアクセスして登録するか、専用アプリをダウンロードして登録するかになっています。

 新空港に移行した現在では入出国カード等の登録はすべてオンライン化されています。e-visa 申請のページを含めて日本語に対応しています。さらに健康申告や税関申告もウェブまたはアプリ上で同時に入力できるように一元化されているようです。
 したがって、すべての作業を事前にオンラインで済ませておくのが手間が掛からずもっとも良い方法といえます。

 以下のページの内、英語のページは画面を開いたら右上の言語の設定で「Japan」を選ぶだけで日本語表記になります。e-visa 代金支払いのためのクレジットカードは VisaCard や MasterCard などが利用できます。

(参考)
[1]2024年9月1日(日)よりカンボジア入出国カード電子版「e-Arrival Card」アプリ導入開始(在大阪カンボディア王国名誉領事館の公式サイト)(日本語)
[2]カンボジア入出国カード電子版「e-Arrival Card」アプリの登録方法(在大阪カンボディア王国名誉領事館の公式サイト)(日本語)
[3]e-visa カンボジア王国(カンボジア外務省 e-visa 公式サイト)(日本語対応)
[4]Welcome to Cambodia e-Arrival(Cambodia e-Arrival)(アプリのダウンロードサイト)(日本語対応)

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