家電製品や音楽機材に使用されている小さいボルトやナットを取り外す時に、小型のモンキーレンチがあると作業が捗ると考えて、ロブテックスの小さなモンキーレンチを購入しました。
モンキーレンチは大きなものしか持っていなかったので、細かい作業の時に使い勝手が悪く感じることが多々ありました。しかし実際に薄型軽量のモンキーレンチを使ってみると、想像以上に便利であるということが分かりました。

小さいモンキーレンチはひとつ持っていると便利
ロブテックス ハイブリッドモンキレンチ 150mm UM24
ロブテックスの「ハイブリッドモンキレンチ 150mm UM24」は、同シリーズの中でもっともサイズの小さいモンキーレンチです。
UM24 は最大口開きが 24mm です。この他に、UM30(30mm)、UM36(36mm)、UM46(46mm)がラインナップされています。
モンキーレンチは大きなものがいくつか工具箱に入っていたのですが、小さいサイズは持っておらず作業内容によっては不自由を感じることが稀にありました。こちらのモンキーレンチは薄型軽量であることが大きな特徴になっています。
購入時の価格は1,745円でした(参考)。この製品は長い間お気に入りに登録したまま購入を見送っていましたがようやく手に入れました。工具は毎日使うものではないので高価な製品の購入は躊躇してしまいます。なお、価格はガタレスの製品とあまり変わりませんでした。
使用時の注意事項がパッケージ裏面に記載されています。
モンキーレンチは図のようにアゴの向きと回転方向を合わせてセットします。モンキーレンチは下アゴ側に回すのが基本です。とはいえ、一般的な作業で壊れることはまずないのでどっちでも良いと言えばそうかもしれません。
適用ボルトねじ径の対辺寸法の一覧表があります。
製品は「MADE IN JAPAN」です。製造元が鳥取ロブスターツール、販売がロブテックスです。
ハイブリッドモンキレンチ UM24 のデザイン
日本製ということもあって出来はすごく良いと感じました。
UM24 は全長が150mm、アゴの厚みが9.5mm(先端は5mm)、グリップの厚みが4.5mmです。薄型軽量であることは間違いありません。
こちらは裏面です。
表にはメモリが付いています。
Amazon のレビューにはメモリ付の商品画像が上がっていたのですが、見本の画像の方にはメモリが付いていませんでした。メモリなしが届いたらどうしようかと思っていましたが、実際に届いた製品にはきちんとメモリが刻印されていました。
アゴの開閉もひじょうにスムーズです。ガタツキもほとんどありません。
同様の製品でガタレス仕様のものもありますが、結果としてこちらの製品で十分でした。
グリップは肉抜きされて軽量化が図られています。厚みも薄いです。
エビのロゴも付いています。
他のモンキーレンチとのサイズ比較
これまでは写真上の BTC のモンキーレンチを主に使っていましたが、細かい作業では小さいほうが使い勝手が良いです。
(サイズが違うので正しい比較ではありませんが)従来型のレンチは重量感があるのに大して、UM24 のように薄型で肉抜きをされている製品は軽くて持ちやすいです。ただし、力を込めないような作業では重宝しますが、固着したボルトを回すような作業では大きくて重い方が使いやすいです。
当然のことながら道具は状況に応じて使い分ける必要があります。そうするためには道具を事前に揃えておかなければなりません。
こう見ると厚みが全然違いますね。ゆくゆくは薄型製品の別サイズも揃えようかと考えています。
上の製品はグリップ部が分厚くてずっしりとした重みがあります。一方、下の UM24 はグリップが手のひらに収まるようなサイズ感です。
こういうモンキーレンチは家電製品や音楽機材のように部品が小さい製品の修理等で重宝します。今はエフェクター(音楽機材)のナットを回すのに使用しています。小さくて嵩張らないので車載工具として携行するのもありかもしれませんね。
モンキーレンチは大きいサイズでも代用できる場面は多いですが、作業内容に応じて適切な工具を選ぶことの重要性を改めて実感しました。


