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フェルメール展大阪展の詳細と混雑状況について

フェルメール展のチケット 日常生活
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 こちらは2019年に開催されたフェルメール展の記事です。2022年7月16日から開催されている「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の記事は以下にあります。

修復後の「窓辺で手紙を読む女」が必見のフェルメール展
2022年7月16日から開催されている「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の大阪展に行ってきました。フェルメール「窓辺で手紙を読む女」の修復後の姿は必見です。

 2019年2月16日の土曜日から5月12日の日曜日まで大阪市立美術館にてフェルメール展が開催されています。フェルメール展の大阪展が開催される前には東京展も開催されています。

 フェルメール展の東京展は2018年10月5日の金曜日から2019年2月3日の日曜日まで上野の森美術館で開催されていました。

 東京展と大阪店では展示されている作品に違いがあります。東京展では日本におけるフェルメール展史上最多である9点を鑑賞することができました。ただし、途中で展示が終了になったものもいくつかあります。

 東京展では、フェルメール作品の中でも『ワイングラス』と『赤い帽子の娘』が日本初公開となりました。これらの作品は残念なことに東京展限定の展示です。また、東京展と大阪展の両方で展示の『取り持ち女』も初来日の作品です。

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必見のフェルメール展

フェルメール展の展示作品一覧

 フェルメールの作品は日本をはじめとして世界中で大変な人気を誇っています。そのフェルメールの作品が最多で9点も見られるとあって、会期前から多くのファンの注目を集めていました。2018年9月頃からフェルメール展を特集したおまけ付きムック本などが多数販売されていたことからも、日本人にとってフェルメールの作品がいかに人気であるかが窺えます。

 東京展では、大混雑が予想されたため、日時指定入場制を導入していました。これは事前に日時が指定された入場券を購入して、指定された日時に美術館に向かうというものです。海外ではゴッホ美術館やアンネ・フランクの家などの施設が予約必須となっています。しかし、予約方式は日本の一般的な美術展には採用されていません。よほどの大混雑が予想されたのでしょう。

フェルメール展のポスター

 一方、フェルメール展の大阪展では、『手紙を書く女』『恋文』『手紙を書く婦人と召使い』など6点が展示されています。西日本でこれだけの作品が一度に見られる機会は滅多にありません。特に『恋文』は人気の作品の一つである上に、大阪展のみの限定公開となっています。

 産経新聞によると大阪展で3月26日、来場者数が20万人を突破したそうです。20万人目の来場者親子には記念品が贈呈されたようです。[1] また、4月8日の月曜日に大阪市立美術館のフェルメール展に訪れてアンケートに答えると抽選で50人に「令和」発表時の号外がもらえるとのことです。[2]

 さて、去る3月30日の土曜日、私も天王寺にある大阪市立美術館にフェルメール展を見に行ってきました。

(参考)
[1]産経新聞(2019年3月26日)「フェルメール展20万人到達 大阪市立美術館」(2019年4月2日閲覧)
[2]産経新聞(2019年4月2日)「フェルメール展来場で新元号の号外プレゼント」(2019年4月2日閲覧)
*ニュースは時間が経つと閲覧できなくなる場合があります。

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フェルメール展の概要

フェルメール展のチケット大阪市立美術館の地図

当日券 一般1,800円、大学・高校生1,500円、中学生以下と障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)無料。再入場不可。
音声ガイド 600円(税込)
会期 2019年2月16日(土)~5月12日(日)
休館日 4月以降は会期中無休
開場時間 9:30~17:00(入場は閉館の30分前まで)
会場 大阪市立美術館 〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-82
総合監修 アーサー・K.ウィーロックJr.(元ワシントン・ナショナル・ギャラリー学芸員)

(引用:フェルメール展大阪展公式サイトより)

 展覧会は以下の六つの章から構成されています。

「第1章 オランダ人との出会い:肖像画」

「第2章 遠い昔の物語:神話画と宗教画」

「第3章 戸外の画家たち:風景画」

「第4章 命なきものの美:静物画」

「第5章 日々の生活:風俗画」

「第6章 光と影:フェルメール」

フェルメール展の館内マップ

 部屋ごとにテーマが明確に定められています。第1章から第6章へと順に各部屋を巡っていきます。

 私は個人的に肖像画や宗教画はあまり好きではありません。しかし、風景画や風俗画は大いに楽しむことができました。展覧会はメインの展示以外にもハッとさせられる作品と出会えるところにも魅力があると思っています。

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展示されているフェルメールの作品

 この展覧会ではフェルメール作品とフェルメールと同時代に活躍した画家たちの作品をテーマごとに順に鑑賞することができます。

展示されているフェルーメル作品

 フェルメール作品は、『マルタとマリアの家のキリスト』『取り持ち女』『リュートを調弦する女』『手紙を書く女』『恋文』『手紙を書く婦人と召使い』の6点が展示されています。これらのフェルメール作品は会場の最後に展示されています。

 フェルメール以外にハブリエル・メツーやヤン・ステーンの作品が同時に展示されています。フェルメール以外の画家の作品にも目を惹かれます。特にハブリエル・メツーの「手紙を読む女」は興味深い作品であると感じました。

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フェルメール展の混雑状況

 フェルメール展公式Twitterから毎日の混雑状況を確認することができます。ざっと目を通してみると平日であれば当日券売り場の混雑もなく、スムースに入場と鑑賞ができるようです。公式Twitterによると「連日15時以降」がおすすめとのことです。

 私は3月30日の土曜日にフェルメール展を鑑賞に大阪市立美術館を訪れました。時間はお昼過ぎでした。この時点で大阪市立美術館は多くの人々で賑わっていました。

 チケット売り場はそれほど混雑しているという印象は受けませんでした。ただ、チケットは事前に前売り券を購入しており、列にまったく並ぶことなく入場しました。

 入場の際に係員からリュックを前にして持つようにとの案内がありました。大きな荷物はロッカーに預けた方が良いと思います。

 館内は絵の前に鑑賞者が密集している状態で、人が3列くらい重なっている状態でした。最前列で見るためには列に並んでじわじわと進むのを待つような感じです。私は大体の作品を前列で鑑賞中の方の肩越しに鑑賞して回りました。もちろんフェルメールだけは最前列で見たり遠くから見たりという形でじっくりと鑑賞しました。

 それと、館内のお手洗いは大混雑していました。特に女性用のトイレは廊下までずっと行列ができていました。天王寺駅周辺で事前に済ませておくことをおすすめします。

フェルメール展の会場

 鑑賞が終わってホールに戻ると、自分たちが来たときよりもたくさんの方が入場していました。昼食を終えて美術館に来た方たちかもしれません。

 私が訪れた3月30日の公式Twitterでは「ゆっくりご鑑賞いただけます」とあります。実際にはそれなりに混雑していたことを考えると、公式Twitterの情報はあまり参考にならないように思います。

(参考)
【館内情報】フェルメール展大阪(公式Twitter)
フェルメくん@フェルメール展 大阪(公式)(公式Twitter)

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フェルメール展は絶対に行くべき!

 フェルメール展の大阪展は、35点しかないとされるフェルメールの作品6点が一度にまとめて鑑賞できる機会です。西日本で開催された展覧会では過去最大となるようです。

 ニューヨークにあるフリック・コレクションやデン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館でさえ一度に3点しか見ることができないのです。行かない理由はありません! しかも、大阪展は会期終了まで無休です。

 フェルメール展では、フェルメールに関するグッズがたくさん販売されています。定番の図録、クリアファイル、トートバッグ、ポストカード、マグネット、ペーパーウェイトなどを含めて多くのグッズが販売されています。

 数あるグッズの中でもとりわけ目を惹くのが『牛乳を注ぐ女』の格好をしたミッフィーのぬいぐるみです。フェルメールとミッフィーにどんな関係があるのか疑問に感じる方もいるかもしれません。しかし、実は大いに関係があるのです。フェルメールはオランダのデルフトという街で生まれ育ちました。一方、ミッフィーもオランダ生まれです。二人(?)ともオランダ出身なのです。同郷のよしみというやつですね。余談ですが、オランダでは「ミッフィー(Miffy)」という名ではなく「ナインチェ(Nijntje)」という名で呼ばれています。日本では「うさこちゃん」ですね。

 大阪展の会期は5月12日までです。4月末から始まるゴールデンウィーク中は、混雑状況が読めないため、個人的には早目に足を運ぶのが良いと思います。平日であれば混雑も少ないのではないでしょうか。

 大阪市立美術館の前には「てんしば」というカフェなどがある広場があります。いつの間にかオシャレスポットに変わっています。散歩がてらに美術館に寄ってみるのもありだと思います。美術館に至る道程の中で視界に入る青々と茂る草花が癒しを与えてくれますよ。


(参考)
フェルメール展大阪展配付の作品一覧表
フェルメール展、大阪展(公式サイト)
フェルメール展のグッズのページ(公式サイト)
フェルメール展、東京展(公式サイト)
天王寺公園エントランスエリア「てんしば」(公式サイト)