ギターで弾き語りをする際に重宝するカポタスト(カポ)を追加しました。カポは難しいコードを優しく弾けるようにしたり、歌いにくい曲のキーを変えて歌いやすくしたりするときに使う便利なアイテムです。
これまでもカポタストで有名なカイザー(Kyser)とギターの有名メーカーであるフェンダー(Fender)がコラボしたカポタストを使用していましたが、使い勝手が良くてデザインも好みなのでほぼ同じ製品をもうひとつ手に入れました。
フェンダーとカイザーのコラボ カポタスト
Fender × Kyser Quick Change Electric Guitar Capo (Fiesta Red)
カイザーの「Fender × Kyser Quick Change Electric Guitar Capo」を購入しました。このカポタストはカイザーとフェンダーの3回目のコラボ商品です。
購入時の価格は3,700円です。定価は税抜 4,200円(税込 4,620円)のようです。カイザーの通常のカポが3,000円前後で販売されていることを考えるとやや割高感はありますが、コラボ商品ということを踏まえると妥当な価格といえます。
こちらのコラボのカポではフェンダーの伝統色がいくつも取り揃えられています。どのカラーも本当にフェンダーの伝統的なカラーが再現されています。どのカラーにするか迷った末に「フィエスタレッド(Fiesta Red)」を選びました。
カラーはフェンダー エレキギターの50 年代と 60 年代を象徴するような「BUTTERSCOTCH BLONDE(バタースコッチブロンド)」「DAPHNE BLUE(ダフネブルー)」「OLYMPIC WHITE(オリンピックホワイト)」「SURF GREEN(サーフグリーン)」「SHELL PINK(シェルピンク)」の通常カラー(?)5色と、「Fiesta Red(フィエスタレッド)」「PACIFIC PEACH(パシフィックピーチ)」「SHERWOOD GREEN(シャーウッドグリーン)」の追加カラー(?)3色の計8色があるようです。どれも本当に素敵で可愛いカラーです。
二つの象徴的なブランドのコラボレーション
フェンダー × カイザーのクイックチェンジ エレキギターカポを紹介します。クラシックなカイザーのトリガースタイルデザインが、エレキギターの黄金時代にインスパイアされたビンテージカラーで登場。特許取得済みの ColorMatch(色合せ)Process を用いて、カイザーはこれまでにない方法でフェンダーアーカイブの有名なカラーを忠実に再現します。
指板のテンションと正確なオクターブチューニングのために特別に設計されたラジアス(フェンダーギターの指板Rに対応)を備えており、フェンダーファンのみならずそれ以外の方にも最適です。
フェンダー伝統カラーの再現には相当な努力があるようです。
製品は「MADE IN USA」です。
フェンダー × カイザー クイックチェンジカポのデザイン
カイザーのカポタストは使い勝手の良さに定評があり、多くのギタリストから支持されています。このカポは評価が高くてレビューも良好です。
カポタストを装着したときにボディ側に「KYSER」のロゴが来ます。
カポタストをひっくり返すと「Fender」のロゴがあります。こちらがヘッド側になります。
フェンダーとのコラボ商品ということなので、できればボディ側にフェンダーロゴを付けておいて欲しかったです。そこだけが不満点です。
「フィエスタレッド(Fiesta Red)」は「赤色」というより「朱色」です。なんなら「神社の鳥居の色」といったほうがしっくりくるのではないでしょうか。オリンピックホワイトと最後まで迷ってフィエスタレッドにしました。
弦にあたるゴムの部分は緩やかなRが付いています。ラジアス径はパッケージに記載されていませんが、最近のフェンダーギターに多いラジアス径 9.5 インチを採用しているとの記述がキョーリツコーポレーションの製品サイトに記載されていました。
主にラジアス径 7.25 インチのエレキギターで使用していますが問題なく使えています。気になる方は適合するラジアス径のカポタストを選んでください。
フェンダーストラトキャスター60周年記念カポタストとの比較
新しく入手した「フェンダー × カイザー クイックチェンジカポ (フィエスタレッド)」と、これまで使用していた「フェンダー × カイザー ストラトキャスター60周年記念カポ(シルバー)」と比較してみると、デザインが微妙に違っていることが分かります。
シルバーの方には指が掛かる部分の裏表にギザギザの滑り止め加工があります。それと弦にあたるゴム部分のRがややフラットです。
ストラトキャスターは2024年で70周年ということなので古い方は約10年ほど前から使用していることになります。やはり使い慣れているものは良いですね。
フェンダー × カイザー クイックチェンジカポの使用感
ほぼ同じ製品を長らく使っているということもあって、使用に際しての違和感はまったくありません。このカポの使用に慣れれば片手で素早く移調することができます。
ラッカー塗装のギターに使う場合は付けっぱなし厳禁です。塗装が溶けたり剥がれたりする可能性が高いです。また、使用時はネックに触れる部分に当て布をしておくと安心です。
ラッカー塗装の新しいギター(2023~2024年製)にも使ってみましたが塗装がへこむようなことはありませんでした。自己の責任でお試しください。
これはカポタスト全般に当てはまると思うのですが、バネは硬めなので握力が極端に弱い方は開くのに少し苦労するかもしれません。
あとはバネの部分からキシキシという音が鳴りますが、シリコンスプレー等を極微量付けて拭き上げることで多少は改善されます。
このフェンダーコラボのカポタストは素敵なカラーが取り揃えられているのでフェンダー好きなら他の色も欲しくなってしまいますね。
たとえば、テレキャスターにバタースコッチブロンド、ストラトキャスターにオリンピックホワイト、ムスタングにダフネブルー、ジャガーにサーフグリーン、ジャズマスターにフィエスタレッドを取り付けるてみるというのはいかがでしょうか。