しばらく前のことですが、新しいギターを思い切って購入しました。Fender(フェンダー)の「American Vintage II 1966 Jazzmaster」です。
実はフェンダーの「American Vintage II」シリーズが2022年10月に発表されたときからずっと気になっていました。
カラーは「3-Color Sunburst(スリーカラーサンバースト)」や「Lake Placid Blue(レイクプラシッドブルー)」も素敵ですが、迷った末に深みのある赤色である「Dakota Red(ダコタレッド)」を選びました。
Fender American Vintage II 1966 Jazzmaster
ジャズマスターは最高にカッコイイ!!
フェンダー社の「American Vintage」シリーズは、1982年から2018年まで販売され、その後は「American Original」シリーズとして販売されていたものの、2021年で生産が終了となりました。
そして、2022年10月に「American Vintage II」シリーズとして待望の復活を遂げたのです。そのシリーズの中からジャズマスターを購入しました。「Jaguar(ジャガー)」もとても好きなのですが残念ながらラインナップにはありませんでした。
カラーは「Dakota Red(ダコタレッド)」です。個人的には「Candy apple red(キャンディアップルレッド)」や「Old Candy Apple Red(オールドキャンディアップルレッド)」のような赤が好きだったのですが、「Dakota Red」も深みと味のある赤で、しばらく使っているうちにどんどん愛着が湧いて好きになってきました。
余談ですが、2025年の1月22日から1月26日において米国のアナハイムで開催されていた「The NAMM Show 2025」にて、「Sherwood Green Meallic(シャーウッドグリーンメタリック)」という深みのある緑色が新カラーとして登場するとともに、このページで紹介している「Dakota Red」は生産完了カラーとなることが決ったようです。
新カラーは4月頃から販売されるようです。「Dakota Red」が欲しいという方は早めに手に入れられることをおすすめいたします。「Dakota Red」も既に生産完了カラーと表記されているページがあります。
Fender American Vintage II 1966 Jazzmaster のスペックは、公式の名称にもあるように1966年生産のジャズマスターを意識したものとなっています。
ヘッドストックはマッチングヘッド(カラーモデル)、ペグは Pure Vintage Single-Line “Fender Deluxe”チューニングマシンが採用されています。
デカールは塗装の上から貼付されています。そのため、チューナーの取付位置を工夫しないとロゴが削れてしまう恐れがあります。
出荷時の弦のゲージは 10 – 46 です。
ネックはCシェイプのメイプルネック、フレットは21本、指板は7.25インチラジアスのローズウッド指板が白いバインディングとパールのブロックインレイに彩られています。
バインディングネックは高級感と格好良さが倍増する装飾だと個人的に思っています。ブロックインレイも渋いですし、黒々としたローズウッド指板も最高です。
ボディはアルダーにニトロセルロース・ラッカー(トップラッカー)仕上げが採用されています。ラッカー塗装のギターは、ギタースタンドにそのまま立てかけておくとボディに色移りしたり塗装が溶けたりするので取扱いに気を使わなければならないところが難点です。
ピックアップは Pure Vintage ’66 Single-Coil Jazzmaster ピックアップを搭載。当然のことながらジャズマスターらしい音がします。他も弾かせてもらったことがありますし、Squier(スクワイヤー)の上位モデルを所持していますが、やはり廉価モデルとは全然違います。
しかし、ジャズマスターであるが故にブリッジ&サドル部分に問題を抱えています。個体差もあろうかと思いますが、ブリッジのあたりが共振してノイズが出てしまいます。このあたりはブリッジやサドルの交換等の工夫で改善することもできます。
ともかく、こういう弱点を含めて愛することができる人のみがジャズマスやジャガーを使い続けることができると思います。
(時間ができたら色々追記する予定です)