先日、スノーピークのチタンシングルマグ450を購入しました。スノーピークのマグカップはかなり多くの人に愛用されています。このチタンシングルマグは職人によって一枚のチタンの板から形成されているようです。
チタン製のシングルウォールマグカップは、きわめて軽く直火にもかけられる利点があります。もちろん直火は自己の責任で行う必要があります。
スノーピーク「チタンシングルマグ450」の概要
サイズは四種類のラインナップがあります。600mlだけは旧モデルのようですが、アマゾンマーケットプレイスではまだ購入できるようです。
サイズの異なるマグ同士でスタッキングできるようです。また、スノーピークのマグにはシングルウォールのものとダブルウォールのものがあります。今回、私はいろいろ考えた末にチタンシングルマグ450を購入しました。
製品情報
品名 | チタンシングルマグ450 |
容量 | 450ml |
重量 | 68g |
サイズ | 直径86.2mm × 高さ91.5mm |
材質 | チタニウム |
板厚 | 0.4mm |
製造国 | 日本 |
発売元 | 株式会社スノーピーク |
(参考)
チタンシングルマグ450(スノーピーク公式サイト)
スノーピーク「チタンシングルマグ450」の外観とデザイン
正面にはスノーピークのロゴマークとともに「snow peak」の文字が入っています。メーカー名の下には小さな文字で「outdoor lifestyle creater」と「since1958」と記載されています。
中央には容量を示す「450」の文字と、材質の「TITANIUM」、そして製造国である「JAPAN」とあります。「TITANIUM」と「JAPAN」の文字にはグッとくるものがあります。何度見てもカッコイイ!
マグカップを上からのぞいてみると、内面もひじょうに美しい仕上がりになっていることがうかがえます。チタン製であることから変な金属臭がまったくありません。
お水を満タンまで入れると450mlとなります。マグカップとしては十分な水量を入れることができます。
マグカップの取っ手が格納されている状態です。カップを軽く振ってもまったく動きません。
取っ手の付け根の部分です。付け根部分もひじょうにしっかりした作りになっています。
取っ手は意図的に引き出さない限り動きません。マグカップを傾けても取っ手がぷらぷらしないところが良いと思います。
取っ手付け根の中央部分にはスノーピークのロゴが刻印されています。細部にわたって本当に丁寧な作りであることがうかがえます。
マグカップの底面はシンプルでありながらチタンの質感の良さが伝わってきます。ざらざらとした手触りも悪くありません。
底面から見た取っ手部分です。端の処理もパーフェクトです。
口の当たる部分にはカール処理が施されています。これにより口当たりが良くなり飲みやすくなっています。とはいえ、チタン特有のザラザラ感が馴染まないという方もいると思います。私は特に気になりませんでした。
マグカップを横から見た状態です。全体としてのデザイン性もきわめて高く、満足感を得ることができます。多くの人に選ばれているのには理由があるということですね。
チタンの特徴
チタンには他の金属と比して優れている点が数多くあるように思います。チタンの特性を下記にまとめてみました。
・とにかく軽い
・とても丈夫
・錆びにくい
・金属臭がほとんどしない
・金属の味がほとんどしない
・変色(美しい青になることがある)
チタンが軽くて丈夫な金属であることはよく知られています。しかしそれ以上に、金属臭の少なさと金属の味がしないという点が私にとって魅力的でした。それと、直火にかけるとチタンブルーに変色するということがすごくカッコイイと思っています。
悪い点
・熱伝導率が低い
・きわめて高価
・指紋や油汚れが目立つ
・変色(汚い色になることがある)
チタン製の食器やコッヘルはアルミ製のものやステンレス製のものに比べると倍以上の価格であることが少なくありません。なかなか手が出しにくいですが、食器類はめったに買い換えるものではないことからチタン製を選びました。チタンマグは驚くほど軽くて、質感もすこぶる良くて大満足です。
ただ、指紋がつきやすい点や口を当てた部分が変色しやすい点など気になるところもあります。チタンマグを店頭で購入するとき、チタンマグに指紋がたくさんついていることがあります。このような場合、購入を躊躇してしまいがちですが、指紋自体は簡単に落とすことができます。
よく紹介されている方法がバイクや車のメンテナンスに使うパーツクリーナーで脱脂するというものです。この方法はマグカップに焼き入れをするときにも紹介されています。それでも問題ないと思いますが、たとえすぐにパーツクリーナーの成分が揮発したとしても、私は自分が口にするものにパーツクリーナーをかけるのに抵抗があります。わかる人にはお分かりいただけると思います。笑
そんなときは、まな板や食器を消毒するキッチン用のアルコールスプレーが使えます。アルコールスプレーをキッチンペーパーに吹き付けてから、マグカップの表面を一定方向に擦ると指紋や油汚れが落ちてあっという間に綺麗になります。
ダブルウォールとシングルウォール
ダブルウォールのマグはチタンの壁が二重になっており、間に空気が入っていることから保温性と保冷性に優れています。冷たいジュースを長く冷たいままで楽しんだり、温かいコーヒーを冷めないまま飲んだりしたい場合はダブルウォールが最適です。
シングルウォールのマグはダブルウォールに比べて保温性と保冷性に劣るものの、軽量で直火にかけることができます。
どちらの構造のマグにも長短があるため、使途を見きわめてから購入すると良いと思います。私は直火にかけてお湯を沸かしたかったため最初からシングルウォールしか選択肢にありませんでした。
なお、ダブルウォールとシングルウォールのマグは、マグの構造以外にマグに施されている文字のフォントが違います。個人的にシングルウォールのほうのフォントが好みです。
マグカップの容量別比較
マグの容量は四種類あります。ただし600mlは廃盤のようです。容量の違いによってマグのサイズも異なります。
容量別サイズ
サイズ(約) | 直径 | 高さ | 重量 |
シングルマグ220ml | 67.2mm | 79mm | 45g |
シングルマグ300ml | 76.2mm | 82mm | 50g |
シングルマグ450ml | 86.2mm | 91.5mm | 70g |
シングルマグ600ml | 95.2mm | 100mm | 80g |
(出典:Amazon.co.jp)
四種類の中からどれを選ぶべきかひじょうに迷います。多くの方が300mlと450mlで迷っておられるのではないでしょうか。普通のマグカップとして利用するならどちらでも問題ないと思います。ただ、アウトドアで直火にかけてお湯を沸かすということなら汎用性の高い450ml一択です。
私は300mlと悩んだ末に450mlにしました。300mlのマグがお手頃のようにも思えたのですが、直火にかけてカップラーメン用のお湯を沸かすことを考えると450mlの容量が適切と判断しました。結果として、450mlを購入して正解でした。
220mlのマグは明らかにサイズが小さいです。これを買われる方は、小さいマグが必要というように目的がはっきりされていると思います。エスプレッソを飲むのに最適なサイズともいえます。
なお、600mlに関しては店頭で一度も見かけたことがありませんので、サイズ感がまったくわかりません。
スノーピーク「チタンシングルマグ450」の実際の寸法
寸法はカタログスペックにあるとおりです。しかし、販売サイトには内径が記載されていません。そこで実際に内径を含めて寸法を確認してみました。
チタンシングルマグ450の内径は約80mmでした。ほかのアイテムとスタッキングする際の参考にしてください。なお、測定には一般的な定規を用いているため測定値は一つの目安とお考えください。
チタンシングルマグ450の外径はカタログスペックどおり約86mmでした。バックパックに無造作に放り込むと凹んでサイズが変わりそうです。丁寧にパッキングする必要がありそうです。
高さもカタログスペックどおり約91mmでした。
取っ手の縦方向は、最上部から最下部まで約68mmとなっています。
取っ手を伸ばしたとき、取っ手の付け根部分から取っ手の端までの長さは約42mm~43mmです。
スノーピーク「チタンシングルマグ450」のまとめ
チタンシングルマグ450は本当に買って良かったと思います。スノーピークの製品の質の高さを感じさせてくれます。多くの人々に支持されているのも頷けます。
チタンマグはキャンプや登山で使用するのに最適です。でも、自宅でコーヒーやお酒を楽しむのに使用するのもありだと思います。
チタンの質感の良さはなんともいえません。チタンマグの満足度はとても高いです。あとはチタンシングルマグに合う蓋を用意したいところです。