旅館の料理では鍋物や焼き物の際に、固形燃料が使用されていることが多いと思います。あの固形燃料と同じものが100円ショップで販売されています。しかも、すぐに使い切れる分だけ入っているのが嬉しいです。
固形燃料を上手く利用すれば、簡単なハイキングやソロキャンプのときに、荷物を軽くすることができるのではないでしょうか。
固形燃料は100均で買える!
キャンプ場や山の上で、ちょっとコーヒーを飲んだり、カップラーメンを食べたりするとき、エスビットのポケットストーブや折りたたみ式コンロとともに固形燃料を組み合わせて使用すると便利かもしれません。
最近では、メスティンと固形燃料を用いて自動炊飯を行うことが一部で流行っているようですね。
また、固形燃料はアウトドア以外にも災害時の備えとして有効と考えられます。炭火や焚き火と違ってライターやマッチですぐに火が付きます。ライターとお鍋さえあればなんとかお湯を沸かすことができます。いざというときに手軽に利用できるものがあれば助かるのではないでしょうか。
なお、ダイソーとセリアには固形燃料のほかに液体の燃料パックが販売されています。
セリア「固形燃料(25g/3個入)」
25gの固形燃料が三個入りのパッケージです。固形燃料が透明のカップに入っています。こちらの製品は100均のキャンドゥでも販売されているようです。しかも、コンロや燃料の製造に定評のあるニチネン製です。
製品概要
品名 | 第二類引火性固体 |
用途 | 鍋物・焼物・着火剤 |
燃焼時間 | 1個つき約18分 |
危険等級 | 危険等級Ⅲ |
化学名 | メタノールを主成分とする混合物 |
数量 | 25g × 3個 |
注意事項 | 火気厳禁 |
販売元 | 株式会社ニチネン |
開封後は密封して冷暗所に保管する必要があります。販売時の袋にジッパーは付いていません。別途、ジップロックのような密閉できる袋を用意して保管します。
また、小さなお子さんや認知症の方がいるご家庭では、固形燃料を人の手の届かないところに保管する必要があります。
こちらの固形燃料の燃焼時間は約18分です。パッケージの裏面には使用方法と使用上の注意事項が細かく記載されています。固形燃料は安全に注意して利用する必要があります。
固形燃料は鍋物や焼き物にも使用できますし、また、着火剤としても使用できます。成分はメタノールです。開封したら密封保管して、早いうちに使い切る必要があります。
なお、カップのサイズは、直径が約50mm、高さが約30mmです。セリアで販売されている30gの固形燃料と比べて高さがあります。ミニコンロやミニ焚き火台に入れて使用する場合には、サイズを予め確認しておく必要があります。
ちなみにエスビットのポケットストーブの中には入りません。ジェル状の液体燃料であればエスビットのポケットストーブに収納できそうです。
セリア「固形燃料(30g/3個入)」
30gの固形燃料が三個入りのパッケージです。固形燃料の側面と底面がアルミで包まれています。パッケージもアルミの包装になっています。
製品概要
品名 | 固形燃料<30g/3個入> |
用途 | 卓上コンロでの鍋物・焼き物・着火剤などに |
燃焼時間 | 1個つき約20~25分 |
危険等級 | 危険物第二類危険等級Ⅲ |
主成分 | メタノール |
数量 | 30g × 3個 |
外装 | アルミホイル |
注意事項 | 火気厳禁 |
製造国 | 日本 |
販売元 | 株式会社友栄 |
固形燃料は卓上コンロや一人用小鍋で使用できます。また、着火剤としても使用できます。成分はメタノールです。固形燃料全般に当てはまることですが、開封したら密閉して保管し、早めに使い切る必要があります。
30gの固形燃料は燃焼時間が約20~25分となっています。風の有無などの諸条件によって左右されます。
パッケージ裏面の使用方法と使用上の注意をよく読んだ上で利用する必要があります。
固形燃料はアルミカップに入れた状態で使用します。
固形燃料1個あたりのサイズは、直径が約45mm、高さが約20mmです。ぱっと見た感じでは透明カップに入っている25gの固形燃料のほうが大きく見えるかもしれません。
セリア「固形着火剤(20g/5個入)」(追記)
20gの固形着火剤が五個入りのパッケージです。透明フィルムに包まれた固形着火剤が入っています。フィルムを剥がさずに火をつけます。
製品概要
品名 | 固形着火剤 |
用途 | アウトドアやバーベキューの着火剤 |
燃焼時間 | 1個つき約10~15分 |
危険等級 | 危険物第二類危険等級Ⅲ |
主成分 | メタノール |
数量 | 20g × 5個 |
注意事項 | 火気厳禁 |
製造国 | 日本 |
販売元 | 株式会社友栄 |
この製品は着火剤として販売されています。上記の二つの製品とは用途が異なりますが、主成分がメタノールのため自己の責任において固形燃料としての使用もできるのではないでしょうか。
パッケージの裏面には注意事項が記載されています。燃料として使用する場合は、アルミホイルを皿状にして着火剤を入れると良いと思います。
固形着火剤の燃焼時間は約10~15分となっています。燃焼時間は、ほかの固形燃料と比べると少々短いです。けれども、コーヒーを飲むためにお湯を沸かすだけであれば小さいサイズの燃料で十分かもしれませんね。
おわりに
固形燃料は工夫次第でいろいろな利用が可能ではないでしょうか。これらの固形燃料は、ハイキング、お花見、ソロキャンプなどの幅広い場面で使えそうです。
固形燃料はダイソーとセリアともにバーベキューやアウトドアのコーナーに置かれています。
なお、ここで紹介している燃料は2019年4月(追記分は5月)に購入しました。今後、容量や個数あるいは内容が変更される可能性があります。